こどもをもつがん患者でつながろう

c-hiho

東京都 / 乳がん / ステージ2

2020-02-19 13:49:05

抗がん剤スタート

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日記

2019/11/7(木) →抗がん剤治療①

今日は初めての抗がん剤治療。
中央線が人身事故で止まっていて、予約より前に行くつもりが遅刻確定。ホームで待つ。

病院に到着。診察室前で待つ。
先生、昨日も会ったけれども「体調はどうですか」と大きく聞いてきた。
ん~まぁ元気です。はい。と答えると
「では抗がん剤治療、はじめましょう。がんばりましょう。」と笑顔。
よろしくお願いします!と答えつつ、昨日の今日とはいえ問診これだけなの~。と思う。

で、化学治療室前で待つ。
「30~60分待ち」って買いてある。長い。TDLかよ。

待ち時間が長いので周りの人をなんとなく見る。
男女の老人と中年女性。ふと思いついて、中年女性に注目してみると
どうやらウィッグの人ばかりである。
意外と気がつかないものだな。そんなに他人の頭をよく見ないもんね。

しかし待つ。お腹空いた。

結局1時間ほど待って通される。
テレビが乗った棚と大きなリクライニングチェアがある2畳ほどのカーテンで仕切られた空間。
ここにはこの空間が50席ほどあるらしい。トイレは男1女1共用3。

ナースが準備してくれて、完了したら医師を呼びにいく。
どこか別のいろんな科に当番医がいて、呼ばれると来て刺していくらしい。
左ひじと手首の間の少し手首寄りに刺す。
針の太さは採血と一緒だというが、2cm長いせいかなんか痛い。
どうやら私は血管が細いらしい。細いと言われてもうれしく無い。痛い。

・生理食塩水
→パージェタ(1H)
→生理食塩水を入れつつアレルギーなど出ないか1H様子見。
 最後の15分で副作用を抑えるデカドロンを入れる。
→ハーセプチン(1.5H)

ハーセプチンに代わって10分。のどが詰まる感じの違和感。
眠たいようなダルいような。活字に集中できない。
点滴20分でちょっと頭がフワッとする。その後寝落ち。

上記をナースに言ってみると
「ハーセプチンに入ってる抗ヒスタミン剤のせいだろう」とのこと。

ハーセプチン終了。ちょっと鼓動が早いような感じ。
針を刺したところの周りがなんか痛い気がする。

ナースに言ってみたら、点滴と血液のpHが違うために血管が痛いと感じるらしい。
針の刺さっている少し上のあたりをさすると、確かに打ったあざのようにぼんやり痛い。

ナースがその様子を見て、
3つ目にはもっと痛くなるだろうから右に刺し直そうと言い、医師を呼びに言ってくれる。

3つ目のパクリタキセルを入れる前に最初とは別の医師が来てくれて
右ひじ内側のよく採血するようなところに刺す。
血管が太いところの方が痛く無いそうだ。とはいえやっぱりけっこう痛い。

この病院では「抗がん剤の針は医師が刺す」という院内ルールがあるそうだ。
でもこういう痛そうだからとか細かいこと気にして相談できるのはナースですよねーとナースにふると
「そう、だからそのうちナースがやるようになると思うのよ。」と言っていた。

→パクリタキセル(1H)

パクリタキセルはビール半杯くらいのアルコールが入っているから呑めないひとはクラクラするらしい。
最初はゆっくり落としはじめて、大丈夫なら入れ始めて10分くらいで速める。

ナースが先に会計に連絡すると2Fへ。そこから戻るとしびれ防止用に
アイスノンと保冷剤とナース手袋(S)×2をくれる。

パクリタキセルはどうしても、副作用のしびれが出てしまうそうで
オフィシャルの対策は無いのだけども
冷やしたり圧迫したりすると良いと言う人もいるらしく、「やってみる?」と聞いてくれたので
全部やると答えた。
ガンが治った後も後遺症でしびれが残っちゃう人もいるって先生も言ってたし。やれることはやろう。

パクリタキセルは健康で元気な細胞も攻撃しちゃうから、どうしても末端の神経がやられてしびれてしまう。
点滴中の一番たくさんの抗がん剤が体を巡っている時に
末端を冷やしたり圧迫したりして、細胞の活動をにぶくしておけば少し良いかもしれないということらしい。

ナース手袋は2枚がさねでもケータイのタッチパネルが使えること発見。

右手は太い血管に刺したから大丈夫だろうが、左手は刺したところが痛くなるかもって。
次回は採血と点滴、どこにさしたらいいんですかねと相談すると
「ひじの内側の太い血管で点滴するのが良いだろうから、採血は手の甲とかにしてもらって。」とのこと。

ナースは薬を取り替える時、ほんの一瞬なのにいちいち使い捨てのエプロンをするので聞いてみると
「結局のところ、抗がん剤っていうのは健康体にとっては毒。他人にとっても自分にとっても毒。
だからトイレ流す時とかも一応、蓋を閉めてから2度流すように気をつけて。」と説明してくれた。

ようやく長い点滴が終了。
終わって片付けながら、ナースは子供のこととか聞いてくれた。
「そういうところも含めて、毎週診ていくのだから話してね。」と言ってくれる。ちょっと泣く。

この病院は18:00に全て閉まる。閉まると救急外来での対応になりさらに時間がかかるというので急ぐ。
だからさっき変なタイミングで会計に行ってくれたのか。今、17:50。広い病院だからギリ!

18:00直前、精算機に急いで診察券を差し込んだら、なんとお会計が20万円強。
えーーーーー!
え?え?と機械の前でひとりキョロキョロするも聞ける人もおらず、とりあえずクレジットカードで清算。

総武線→中央線と新宿で乗り換え。混んでてトーゼン座れない。
慣れない満員電車に揺られながら、ケータイで抗がん剤治療の値段を調べてみる。
どこからどこまでのことだか良くわからない記述ばかりだが、30~100万?
とすると、今日のは本当に1日の値段?これから毎回かかるの?それとも3週間のセット価格?
はぁ誰かに聞いとくんだったなぁ。ってかそういうのって誰か事前に教えといて~。

最寄駅に到着。今夜は夫が半休をとって子供達と家にいてくれているので
ひとりでうどんでも食べて帰ろうと思ったが、子供の借りたDVDを返却するためにTSUTAYAへ。
そのまま近くのおしゃれカレー屋に入り、カレーとビール。
ちょっと迷ったけど、今後だんだん口内炎とか増えて辛いものが食べられなくなると言われたし
今日のうちならまだ食べられるよねと自分に言い訳。

カレーをペロリと食べて一息ついたら、足がちょっとしびれる気がする。これか。

会計をして帰路、歩いてみて気づく。細かくしびれている。これだ。

帰宅。
こんなに長く一人で出かけたのは1年半ぶりとかじゃないかな。
疲れたけど、なんか「やってやった感」があって、悪くない。
グダグダと不安に思ってるよりだいぶマシだ。

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