★研究・調査★『孤独感の低さとオンラインピア・サポートの利用頻度が関連』
【孤独感の低さとオンラインピア・サポートの利用頻度が関連】
キャンサーペアレンツ会員のみなさまにご協力いただきました、国立がん研究センター東病院の先生方との共同研究結果が「Journal of Pain and Symptom Management」に出版されました。
https://www.jpsmjournal.com/article/S0885-3924(20)30786-7/fulltext
また、国立がん研究センター東病院 緩和医療科 小杉和博先生の寄稿(『がん領域におけるオンラインピア・サポートの意義と今後の在り方』医学書院 週刊医学会新聞 2020年10月19日)にて、キャンサーペアレンツのことについて、共同研究結果についてご紹介いただいています。
https://www.igaku-shoin.co.jp/paperDetail.do?id=PA03392_03
同じ境遇の方とのつながりが孤独感を和らげる可能性が示唆されています。
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まず,設立のきっかけにもなった「孤独感」に関する調査を行った。孤独感はUCLA孤独感尺度を用いて評価し,上位50%を高孤独群と定義,関連する因子を多変量解析にて探索した。結果,オンラインピア・サポートの利用(週1回以上のログイン)と孤独感の低さが有意に関連していた。同年代の患者とつながりを持つことで,孤独感を和らげられた可能性が示唆されるが,横断研究の結果であり因果関係はわからないため,現在さらなる研究を計画中である。(本文より)
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キャンサーペアレンツ会員のみなさま、小杉先生、メディリードさま、ご協力・ご支援くださるみなさまのお力添えのもと、これからもより多くのつながりを生み出し、その力・声を発信できるよう取り組んでいきたいと思っています。
みなさま、いつもありがとうございます。
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「子どもを持つがん患者における、心理社会的苦痛と支援ニーズに関する横断研究」調査結果についてはこちらより
⇒ https://www.ncc.go.jp/jp/ncce/clinic/palliative_care/050/20200306.html