2019-09-30 06:07:23
がんサバイバーの教員でつながりたいです
日記
昨年度冬に、肺がんステージ4と診断されてから現在の学校に異動。週4日出張する通級指導担当から、出張のない担任のない重複学級付きになりました。以前に働いていた学校ですが、過去の経験があまり活かせない所属で、お荷物になっている感満載です。通院しやすいようにと配慮してくださっての人事だとは思いますが、責任あるところから外されます。自身は腺がんで分子標的薬が使えているので、今は骨転移による痛み以外は特に問題がなく生活できている思っているのですが。主治医にも今まで通り働けるよと言われているのですが。今はがんになったから、やめなくてはいけなくなったこと、あきらめなくてはいけなくなったことだらけで、このままでは病気で身体がやられる前に心がやられてしまいそうです。がんになったからこそできることがあるのではないか、それをみつけたら自分が存在していることに肯定的な意味を持たせることができるのではないかと思っています。
がんサバイバーの教職員でつながりたいと思っています。人数が集まれるようであれば、①おしゃべりできる場、ピアサポート、②来年度から小学校その後中学校等でも行われる「がん教育」についての研究、を行いたいと考えています。もちろん①だけの参加もOKです。
私は千葉県の県立学校の教員ですが、今後学校名と本名を出して活動していこうと考えています。学校名を出すことについては先日管理職に確認を取りました。千葉県立千葉聾学校(聴覚障害の児童生徒のための特別支援学校です)の村上理恵子と申します。がんサバイバーの先生方、つながれたら嬉しいです。よろしくお願いします。
ありがとう!をしている会員
ニコブ
りんさん(村上さん)、初めまして。「がんサバイバーの教員でつながりたいです」は、社会的にもとても意義ある活動で、強く強く応援します!
当方は、製薬会社の人事部門で治療と就労の両立支援施策立案、従業員向けハンドブック作成・周知、従業員(大人)へのがん教育推進を主担当者として進めてきました(自身のがん治療経験を活かしながら)。その過程で、強く思ったのは、両立支援制度や体制を整えることは必要条件であって十分条件ではないこと。両立というと治療と仕事を天秤にかけるようなイメージですが、あるべき姿は、治療と仕事の相乗効果。
そのためには、自分らしさを取り戻し、自分らしさを維持し、自分らしく生き切ることが大切。これには、ピアサポートが欠かせないと考えています。ピアサポートの代表が患者会ですが、同じ会社に勤める者同士(学校:企業と異なり教員数が少ないので学校内で構築するのは無理ですよね)、または同じ職種で就労している者同士でピアサポートコミュニティーを作るのがとっても大切だと思います。
企業でのピアサポートコミュニティーを作っているところは知る限り国内でも1,2社程度で、遅まきながら当方が勤める会社でもコミュニティーを立ち上げようと模索しているところです。
同じようにがんサバイバーの教員同士で繋がることは、様々な観点から考えると、さらにさらに重要だと思います。
当方の父は、私立中高一貫校で長年教員・校長を務めましたが、「教員はどこを向いて教育に従事すべきか?当然、児童・生徒を向かなければならず、そのためには、自分自身が向き合える状態にしておくことが大切」と申してました。
村上さんの勇気ある一歩がやがて大きなうねりとなって社会が変わることを祈念しますし、応援します!!
2019-10-01 11:54:08
ニコブ
がんになったからやめなければいけないこと、あきらめなければいけないことって、強い自覚症状が出て今日明日の生活にも苦労するような状況でない限り、まずないですよね。
残念ながら、日本では、我々大人世代ががん教育を受ける機会がなかったため、正しい知識を持つことができず、管理側としては、「安全配慮義務」ということで、様々な機会が失われていくのですよね。とても残念なことです。
また、多くの場合、出来ない理由を並べられることが多く、結局あきらめざるを得ない(負の方程式)のですが、本当は、どういう工夫をすれば/配慮をすればできるようになるか、という積み上げ方式(勝利の方程式)で考えると良いのですけどね。
これも今後のがん教育に盛り込んでいくべきことだと思います。
一歩ずつ進んでいきましょう!
2019-10-01 15:08:58