2020-02-19 13:47:22
乳がん確定
日記
2019/11/6(水) →ガン確定1日目①
長男を幼稚園バスに乗せた後、病院へ向かう。
インド出張から早朝戻りの夫が成田から合流してくれて一緒に診察室前で順番を待つ。
待たされている間はインドの土産話を聞く。私も、行ってみたいな。
夫にも病院の待ちの長さを十分理解してもらえた頃に診察室呼びいれられ、
針生検の結果である「組織診断報告書」をモニターに映して先生が説明してくれる。
そこには「carocinoma」の単語。「ガン」を意味している。
覚悟はしていたし、ネットで買った本に目を通していたので
先生が解説で使う言葉の意味は大体全部、理解できた。
とにかく私の胸には今、乳ガンがあって。リンパにも移っている。
ではこの私のガンが「どんなガンなのか」が重要になるけれど、要点は2つ。
①【HER2:スコア3+】というタンパク質を持つものだから、ピンポイントで良く効く抗がん剤ハーセプチンがある。
②【MIB-1index:80%】という値は、がん細胞がものすごく活発に増殖している状況で、
専門医である先生でも年に何回も見ないようなすごい数字。普通はせいぜい5~10%。
ただ、この良いニュースと悪いニュースはセットであって、
ものすごく増殖の早いタイプのガンだから、昔は進行が早く危ないタイプだったんだけど
今はハーセプチンが開発されたおかげで、限りなく根治に近い状態まで治療できる場合もあるそうだ。
自分の体の中のことで、なんだかおそろしい話だけども、
先生と話した結果、私は、「乳ガンという点では最悪では無い」と理解した。
今はまだ、針生検をした「乳ガン」の部分についてしかわからないから
今後の全身検査で転移が見つかったらまた少し話は変わってきてしまうのだけれど
とりあえず、現段階で何をすることができるのか、するべきなのかを判断したいと思った。
治療のモデルを早く確定したかった私は、先生の提案の中から
「抗がん剤で3ヶ月ほどガンを攻撃して、小さくなるかもしれないのを診ての外科手術」の方で
さっそくとっとと進めていきたいとその場で決めた。
「外科でガンをとってから、抗がん剤で治療」というものも考えられはするものの
乳房を温存したいという意向も特には無いながら、できるだけ身体の負担は抑えたかったのだ。
「さて、ではいつから始めましょうか。」と言われ、
翌週に予定している転移の検査とかの後の開始だろうと踏みつつ私は、最短で始めたいですと答えたところ
「じゃぁ、明日から。どうかな。」とランチの約束でもするような軽い感じで提案された。
さすがにちょっとビビったが、でも、胸の病院に行っとこうかなと思い立ってからここまで、
2週間弱のドトーの展開を思うと、この勢いに乗って行っちゃったほうがよさそうだと思えたので
はい、では明日から抗がん剤治療はじめます。頑張りますのでよろしくお願いします。と言えた。
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