こどもをもつがん患者でつながろう

c-hiho

東京都 / 乳がん / ステージ2

2020-02-19 15:20:21

ドレーン1本抜ける

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日記

2020/2/17(月)→手術4日目

今日はなんの予定もない。ヒマだ。

昨日は3Gを使い切ったので、今日はムダ動画は観ないぞと決めて、
とりあえず午前中はムダ漫画を読んで過ごす。

午前中には入院時に予約していた皮膚科の先生が
抗がん剤の副作用で浮き上がった爪を診に来てくれた。
でもま。これはしょうがないんだそうで、
痛くても保湿以外にできることはなく、ガマンするのみだそうです。

昼ごはんを食べ終わったころ、昨日とはまた違う男の先生が来てくれる。
そして脇から出ている2本のドレーンのうち一本はもう抜きましょうと。
このドレーンは、術後の体内に溜まってしまう血液や排出液を出すためのもので
2カ所に刺さっているから2本出ているんだけど、
両方ともだいぶ出てくるものに血が混ざらなくなり、量も減ってきていた。

なんにしても良くなってるならうれしいんだけども
「抜きましょうね」と言われても、具体的に何をするのかさっぱりわからないのでこわい。

それでも先生の言う通り、いつもゴロゴロしているそのベッドの上で
ちょっと横向きに座って傷を出すと、ドレーンを抑えてるテープを剥がし
固定のため皮膚にちょっと縫い付けてある糸を切って、
スルスルスルーっとドレーンを抜いた。別に痛くない。
えぇ~、そんなに長いの入ってたんですか~って言うと先生はアハハと笑い、
傷口をキュッと抑えたら、絆創膏を貼って、保護フィルムを貼って終了。

うわ。なんか傷口に続いて驚き。すごいな。医療って。

「もう一本の方はまだしばらくは抜けないかなぁ」と言って先生は去っていったが
ここに来て、手術して今日で4日目。
先生やナースの言う「もう少し」とか「しばらく」とかの基準がつかめない。
私が思うよりも短いスパンで感じているのは確かだろうと思う。

はぁ~、ヒマだな。と思いながらムダ漫画を読んでいると
手術の執刀医である主治医の先生が登場。

「調子はどうですか~。手術は成功しましたからね。」とニコニコしている。
これが術後はじめての対面なので、まずは手術のお礼を口にして
それから今は寝ていればまったく痛くない、歩くとやっぱり傷が痛いと話す。
先生は特に傷を診るでもなくニコニコと話を聞いてくれて「順調順調」と言った。
最後に私から、手術で取った部分の検査結果はいつ出るのかと聞くと
「ん~まだ先なんだよね。2週間以上はかかっちゃうんだな」と教えてくれた。

そっか~。なんか手術のインパクトにすっかり忘れていたけれど
その結果こそがこれからの生活を左右する、重要な要素なんだもんなぁ。

簡単に言えば、手術で切り取った部位を細かく検査してみて、
①そこにがん細胞が全くなければ、この後はホルモン療法のみ。
②まだ画像検査では写らなかったようなサイズのがん細胞が残っていれば、もう一度抗がん剤。
なのだ。

あぁ~。手術終わったぁ~と思っていたけど、病気は終わりではないんだった。
ヤだなぁ。

ってかなんか。漫画読んでるところに人が来るとどうしてもビクッとしてしまう。
文庫本を読んでるところに人が来ても別段感じないのに
なんだかお恥ずかしいような、照れ臭いような気持ちになるのは
子供の頃に「ま~た漫画ばっかり読んで!」みたいに言われてきたことの副作用だろうか。
私は子供たちには文庫本と漫画の間で差別とかしないように接しようと思った。

それにしてもムダ漫画を読むのにも飽きたのでパソコンを持ってラウンジへ。
自販機で買ったジュースを飲みながらブログの文章を書く。
でも、平日であっても面会時間のラウンジには人がいっぱいいて、
高齢な方々の団体の見舞い客なんかだと席を譲ったりして落ち着かない。
明日からは午前中にラウンジを使おうと思いながらベッドにもどってムダ漫画。
漫画だと、なかなか3Gは使い切らないんだな。

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