2020-02-22 16:53:04
退院決定
日記
2020/2/20(木)→手術7日目
午前中に来てくれた先生にも、退院っていつごろですかねぇ、と聞いてみる。
すると
「この順調に排出液が減っているドレーンが抜けたらその翌日とかに退院できますよ。
でももう本当に順調だからすぐぬけそうだけどね。」ですって。
ん~。具体的ではない。
その後、ナースとその話をしていると「何か都合悪いことあるんですか?」と聞いてくれて、
土曜に長男の学芸会があることを話すと「ん~。外出申請って手もありますよ」と教えてくれた。
お!光が見えてきた!と夫に連絡。
ついでにメッセージカードの件も説明書きや使って欲しい写真を送るが、
「はーい。この写真バーンと貼ればいいのね。よくわかんないけど書かせますー。」くらいのテンション。
これは、かわいいカードになる気がしない。
それぞれのカードを取りまとめているクラスのママに
経費は当日提出するが、カードはちょっと提出〆切を伸ばしてもらっても良いかと相談する。
ありがたいことに、皆さん大丈夫大丈夫と言ってくださって後日提出を了承してもらう。
はぁ。これでメッセージカードについてはもう心配しなくていい。
長男に一人だけパワーポイントで作ったようなカードを出させずに済んだ。
夫に、かわいいカードにならなそうなので〆切延長してもらったむね伝えると
「えー。かわいくできるよー。」だって。なんかムカつく。
あぁ、でも学芸会が見られないことには変わりなく。
長男が残念がるだろうなぁと思うと、かわいそうでかわいそうで。
午後になって、精神的にメソメソしていると先生が再び来てくれた。
どうやらナースから「外出申請したいらしい」と聞いて来てくれたようだ。
先生は「その後連休だし、土曜日くらいに退院かなぁと思ってたんだけど」と言うので
土曜は学芸会があって、10:00の退院時には誰も迎えに来られない。と話すと、
「じゃ、明日退院しましょう!」と元気に言った。
入院中何度も来てくれている若い女の先生だが、主治医は違う先生だし、
え、ってか今まだけっこう痛いし、ドレーン出てるけど?と思ったが
「うん。だからドレーンはもう今日、今、脱いちゃおう。もう大丈夫だもん。」って。
えーそうなの~。確かに今日になってもう排出液もほとんど出てなさそうだけど。
「じゃ、ちょっと用意してきますね!」と言って先生は出て行ったので
慌てて夫に「なんか急展開で明日退院になりそうなんだが会社休める?」とLINE。
LINE送信と同時に先生が戻って来て、ドレーンを抜き始めた。
前に一回やってる作業だからこわくもないけど、とにかく急展開でオロオロする私。
でもこれで、ひとしきり今回の手術の手当は終わるわけで、
この状態がこれからの私の基盤になるわけだからちゃんと見ておこうと思って
先生と一緒によく見る。
この胸の傷は、平らではなくところどころ変にへこんでいるけれど、もうこのままだそうだ。
脇が痛いからと思って脇を見たが、そこに傷はなく、あくまでも傷は胸で止まっている。
でも、この傷の無いここが痛いんですと言うと、
傷は脇まで達していないが脇の中のリンパをごっそりとっているので中が痛いのでしょうと。
傷の周りの胸・脇・上腕を触ると、実際に直接触っているのにどこか遠くから触られているように感じるのは
傷より広く中身をとり皮膚を引っ張って縫い合わせているので、ズレが生じているのだそうで、
麻痺と併せて徐々に改善されていくが、もしかしたら少し残る可能性もあるらしい。
じっくり見ると、確かになんだかすっかり変わってしまったけれど、
それでもやっぱり、私の体だ。
平気ではないけど、大丈夫だ。
ドレーンを抜いた跡もきちんと処理してもらったら
横で見ていたナースが「そしたら今日シャワー入ったらいいですよ!」と言ってくれてシャワー室予約。
急展開には驚いたけど、
先生は「うん。大丈夫。よくなってます。明日退院です。」と言ってくれた。
先生にお礼を言って見送った後は、夫に連絡。
会社も休めそうだから、実家の車を借りて迎えに来てくれることに。
いやぁ。退院できるとはいえ、まだ歩くスピード遅いし、右手上がりにくいし、電車はムリ。
はぁ~、しかし急だったな。結果的にリンパ郭清の患者としては早い退院だな。
一息ついてダラダラし、最後の入院夕飯を食べ始めたところで主治医の先生が登場。
「明日退院だって?おつかれさまでした!」とニコニコ。
お礼を言って、まだ痛い箇所や状態を話すと、うんうんと聞いて、
「確実に、これからよくなっていくはずですよ。」と言ってくれた。
特に診察してくれるわけではなかったが、やっぱりこの先生が退院していいって言ってくれて、ほっとした。
私の手術・入院が、終わろうとしている。
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