こどもをもつがん患者でつながろう

c-hiho

東京都 / 乳がん / ステージ2

2020-02-28 13:18:36

帰宅して気づくこと

CP会員以外も閲覧可能

日記

2020/2/21(金)→手術8日目・退院−2

夫が到着。荷物を持ってもらって会計へ。
パジャマじゃない私は病院内を歩いていても誰もよけてくれない。
今は右半身はぶつかったら痛いので、怯えて端っこをゆっくりと歩く。
混みこみの外来会計とは別の、空いてる入院会計。
高額医療適用認定証があっても、もろもろで20万円ほど支払う。はぁ。

支払いも完了し、これで、本当に退院だ。
この時点でもう11:30。お腹が空いたので病院最上階にあるレストランへ。
このレストランは超有名ホテルの系列レストランだそうでえらくお高い。
でもまぁいつも行ってみたいなぁと思っていたので、満を時しての退院ランチ。

味覚障害継続中ながら退院記念の高級ランチはなんだかおいしい気がした。

夫と共に車で帰宅。
イイ天気で、なんだかひさびさのドライブ気分。楽しい〜。
なんだかんだどうでもイイことをしゃべる。やっぱり国分寺ってけっこう西。

帰宅すると母がいて、まだ15:00くらいなのに夕飯作りをはじめていた。
術後の病人を乗せたドライブで疲労したのか夫はすぐに昼寝を始めて
私は母に入院中の子供たちの様子などを聞いた。
どうやら二人とも特に問題もなくとても良い子ですごしたようだ。想定内だがホッとした。

その後、順にフツーに帰宅する子供達を迎える。
長女も長男も大して喜びもせずフツーに帰宅。まぁそうよね。うちはそういうカンジよね、
でも、そういうことじゃない。フツーに帰宅してフツーに迎えるのが、本当に喜ばしい。

夕方には父も合流し、たまたま沿線に仕事で来ていた弟も合流してみんなで夕飯。
環境もメニューも、何もかもが昨日までとは全く違う夕飯。

父母と弟が帰り、そろそろ我が家も寝る準備。
順に入浴して、私は最後にひとりでシャワーを浴びることに。

脱衣所で、術後の自分の体をはじめて鏡で見た。
病室のベッドで先生と一緒に傷を見ていた時は
体という斜面にある傷を、目線的に上の角度から見ていたし、
退院前日にシャワーをあびたが、病院のシャワー室には鏡がなかった。

術後はじめて鏡で見る自分の体には、ひどくぶさいくでグロテスクで大きな傷ができていた。

覚悟していたデザインとは違った。
上の角度から見下ろして想像していたデザインよりはるかにぶさいく。
参考資料画像で見せてもらっていた誰かの傷よりはるかにグロテスク。
「え。」としか言えない。こんなん衝撃画像だ。こわい。

入浴後には、脇より少し背中の方にあるドレーンを抜いた穴部分に貼ってある大きな絆創膏を、
排出液がまだ少しずつ出る間は、入浴のたびに貼り替えなくてはならない。
当然ながら、手が上がらない方が患部なので自分では貼り替えられず夫を呼ぶ。

夫が絆創膏を持って来てくれた。
でも、髪の毛が抜けてしまったのも、太ったのも、なんならCTやらMRIやらでガンも内蔵すらも
すっかり見せてしまっている夫だけれど、それでも、この傷はなんだかまだ、見せられなかった。
シャツをまくり上げて患部だけを見せ、絆創膏を貼り替えてもらった。

貼り替えてもらいながら、なぜか涙が出た。
見せられないというより、まだ今は自分自身が受け入れられないんだろうなと思った。

こんなビックリぶさいくな外見、受け入れられるわけないよという気持ちと
でもこれがこれからの私なんだから受け入れるしかないんだよという気持ち。
泣いて喚いて人にケアしてほしいほどではないけれど。
理屈で理解する派だと思われる私でも、こんな気持ちに本当になるんだなと思った。

がんはとってもらった。そして私の体は変わった。
痛くてぶさいく。「よかった」とだけ心から思えるなんて、やっぱりそんなワケない。

http://c-hiho.jugem.jp


コメントの編集

gif/jpg/jpeg/pngファイルをアップロードしてください。

写真を取り消す

Copyright © 2016-2018 Cancer Parents. All Rights Reserved.