2021-08-28 20:20:15
病名は私ではなく、私の人生に起こった出来事の一つ
ひとりごと
夜勤でした。
若い30代の女性の患者さんとのやりとり。
患者は31歳、頭痛と吐き気が止まらず緊急外来を訪れ、MRの結果、脳腫瘍が見つかり入院した患者さん。
彼女は突然の告知にパニックで、上手く理性的に考えられないとつぶやいてきました。…この先のこと、治療、幼い子供のこと、お金…ありとあらゆる考えが起こってしまいどうしたら良いのかわからない…
その夜の対話の中で私はこう彼女に話してみました。
「病名はあなたではないし、あなたの人生に起こっている事、ガンである事でいろいろな症状が出てきて、それがあなたの人生の質に大きくマイナスの影響与えることにもなるでしょう。だからといって
あなたの人生がかけがえのないものであることに変わりはないのではないのでしょうか。
誰もあなたがガンである事であなたのこれまでの人生やあなたが持っている良い価値を否定できません。それにあなた自身が素晴らしいということは病名が変えることはできないでしょう……。と。
彼女曰く、それは真実ですね。
私は頑張れと言われるともっと惨めな気持ちになる、病気は自分でコントロール出来るものではないし、これ以上何を頑張ればいいのかと思うと憂鬱になる。(わかる わかる!!!私の心の叫び)
でもあなたが言うことは真実で、病名が私を決めるのではなく、私がどんな私になりたいのかなを決めるんですね!
どんな励ましよりも大きな励ましになりますといっていただき、あー看護師やって良かった!
と思う夜勤でした?
ありがとう!をしている会員
ひな・しょう
西口さんもそうおっしゃっていました。
2021-08-28 22:26:35
Larsen
こんにちは?
そうなんですか〜! なんだかほわってしました?
自分が告知を受けた時多くの方によく前向きに考えてなんてなんていわれましたが、どうやっても前向きに考えられなくて、他人ごとだからって簡単に言うけど…??なんてイライラしてました。
でもそんな時多くの言葉達に出会い、本を読んで、自分の大切な事をもっと大切にしていけば、(どんなカオスの状況でも)自らどんなふうに自分の人生の舵を切っていきたいかゆっくりと確かにわかるようになりました。
まだまだ嵐の日もあり、マストが折れそうな日もありますが、このコンパスがある限り進めて行けそうです?
2021-08-28 23:55:21