2021-10-21 23:16:42
性をめぐる問題
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日記
このところ若年層の患者さんの入院が続いています。30代から50代の方々。
さまざまな理由で入院されている。ケモにより白血球が減って抗生剤を受けてる方、痛みのコントロールのためや低ナトリウム症の方とさまざま患者さんたち。
がん専門看護師の教育のおかげで色んな角度から患者さんを見えるようになって、家族相談室なるものを立ち上げた。
みなさん色んな悩みを抱えています。治療や入院のこと、家族や将来のこと…
もちろん性に関する問題も出てくる。
なんだか話しづらい問題だな〜と苦手意識を持っていたけど、このところ切り口を変えて上手くいっている気になっています。
もちろん性に関する問題はありますか?なんて直接は聞かない。
35才の乳がんの患者さん。ケモをやっていると粘膜が傷つくので身体にクリームを塗るよーに、女性器にも気を使ってね。
もちろん潤いがなかったりするのもケモのせいだから、パートナーと話をしてね。
どんな風にコミニケーション取り合っている?
愛情を感じていますか?
なんて聞いています。
男性の方の場合には他の切り口で聞いています。
性の問題はタブーではなく、人間の本質的な欲求の問題として取り合うとなんだか奥が深いです。
誰だって愛し、〜愛されたいもんね?
ありがとう!をしている会員
Puru
生き物は皆、愛し合い命を紡いでいく存在だから、
性の問題に目を瞑ってはいけませんね。
若くして病を患ってしまったら尚更です。
2021-10-22 07:10:56
Larsen
若い人の方が直接に性の問題にぶちあたってしまいますよね。子供を産む可能性とかにも関わってくる問題なので。
私が会って話しした患者さんは性に関する問題と聞くと性の問題=SEXって考えている方々多かったですね。
性の問題って色んなニュアンスがあるのし、自己アイデンティティの大きな部分でもあるわけだから大切なことですよね。
一人男性の患者さんで 「いやー治療の副作用でsexなんか考えれませんよ。」なんて口上切った方いましたけど、話を聴いているうちに男性として自信を無くして、うちのパートナーは分かってくれているはずなんで……なんて自己完結している事がわかり、次の相談はパートナーも来てくれて、いいセッションができました。
SEXだけが愛情の交換だけでもないけど、それが彼らの生活中でも大きな部分を占めている事がわかり、どんな風にコミニケーションをとればお互いの愛情を確認できるかとか、どんな風に愛情を見せ合うか?とか…
構築的に話ができたし、お互いをもっとわかり合いたいと思えたと感想が聞けました。
どんなに愛しあったとしても伝えようと伝えなければ伝わらないな〜なんていっておりました?
2021-10-22 10:03:54
Puru
愛情の示し方は千差万別、人それぞれですね。
でも、言葉にして伝えてもらえると嬉しいですよね。
お互いをもっとわかり合いたいというご夫婦も、
相談にのっているLarsenさんも素敵だなぁと思います。
2021-10-22 13:51:01
Larsen
そうですよね。色々な愛情関係あるし、どんなふうに愛情を与えたり、受け取ったりは人それぞれですからね。正しいとか間違っているなんてのは他人の価値であって、本人同士が納得していればいいのです。
お褒めの言葉ありがとうございます♪♪
私も自分の経験を活かして患者さんの気持ちになるべく寄り添えるようにとしています。
2021-10-23 00:00:38
あほひ
私も悩みました。。
抗がん剤治療だったので、子どもがトイレを使う時は気をつけてねと聞いていたので、その期間は全然その気にもならず…でも、どこまでいいのか、だめなのか?も主治医にもなかなか聞けず、どこにも相談できず、そのような投稿もどこにもなくて不安でした。
で、体調が落ち着いてきた頃、身体も元気も出てきたのか、全く求められないことへの寂しさや、これから先も主人は、こんな我慢ばかりさせてしまう私でいいのかという心配もでてきて。。
主人はもとから性欲はそんなにない方なので、求めてこないことは通常だったようですが…さすがにまだ30代。。私が健康だったら…とか余計なことも考えちゃって、、
悶々とした期間でした。。
でも、ふとした時に、、以前の生活に戻り…
その時は気持ちが本当に嬉しかった。あー私でいいんだ。私愛されてるんだって。。
病人から普通の奥さんに戻れた気がしました。
主人ともダイレクトになかなかそんな話もできないので…不安だったあの頃は本当に辛かったです。
どこの病院でも、抗がん剤治療の脱毛などの副作用の話の流れで、自然に、この性の話や相談ができたら嬉しいなって思いました。。
この薬をしている時はやめておいてね。とか、、この治療が終わったら大丈夫だよとか。、
やはり…30代。。
子どもが欲しいご夫婦も多いはず。。
私達はすでに子どももいたので、欲しい!欲はなかったけれど、、もし、治療中に妊娠したらどうなるのか…とかも、、知りたい。
もしも授かれたのならば、、産みたいから。。
と、長々とすみません。。
このネタはどこにも相談できず、誰にも話せなかったので…やっと話せて嬉しくて。。
今後、この不安で悩む人が少しでも減りますように。。願ってます。。
2021-10-22 23:14:08
Larsen
おほひさんへ
色々悩んでおられたんですね。相談出来なくて辛かっただろうなと思います。多くの患者さんや家族の方は治療や副作用で頭がいっぱいいっぱいで、その上で仕事や家庭や家事といった日常生活をなるべく普通に暮らしたいと思っています。
ですから性の問題は日常生活の一部分なんですよね。
子供のトイレについてですが、ケモ治療(点滴と錠剤)を行なっている時は、最後の治療日を含めて5日間は化学物質が体内の汗腺や尿、便を通して出てきますので、トイレの蓋をして流すようにしたり、洋式でしたらウエットペーパーで拭いて次の人に化学物質が付かないようにする気を付ける必要があります。洗濯ものも別に洗ったりとかね。
治療中の妊娠については基本的には避妊をすすめています。
おほひさん、また何か悩んでられる事がありましたら私の知識の中で答えていけたらいいなと思います。
もっと多くの看護師もこの性の問題についてもっと真剣に取り組まなければいけないなーとよく思う事が多いです。
コメントありがとうございました♪
2021-10-23 00:32:38
Puru
おはようございます。
プロフィール写真のお話を読んで泣いてしまいました。
お母さん想いの良いお子さんに育てられて凄いです!
もうちょっとで50歳になるおじさんの涙腺は
良い話を聞くとすぐに決壊します?
2021-10-23 05:56:05