2022-01-14 18:33:50
がん患者の家族のアンビバレンスな気持ち
日記
ホスピスでの経験を積むためにホスピスに実習に来ています。
このホスピスでは看護師1人に対して2-3人の患者さんが割り当てられていて、仕事の枠組みも、看護に対する考え方も素晴らしく、ただ感心させられることばかりです。
患者さんも若い世代の方が多く家族を支えるケアにかなり重点が置かれていて、改めて患者を支えるということは家族という単位を支えるということでもあるんだなと思いました。
ホスピスでの看護を通して気づいたこと。
私は自分が私のパートナーの看護をしている時、こんなに彼が苦しむのなら早く彼を苦しみから解放してほしいなと思いました。
でも時々彼にもっともっと私や家族と共に生きて過ごして欲しいなとも思いました。
今思うとこんなアンビバレンスな感情を誰にも受け止めてもらってなかったな〜、誰もそういう気持ちに寄り添ってくれなかったな。と思います。
多くの患者の家族がこんなアンビバレンスな気持ちを共鳴してもらえず、自分の弱さや自己満足として自己葛藤されていると気付かされました。
看護師として、がん患者の家族の1員として多くの患者の家族の人たちに、揺れ動く気持ちは自然なことで、どんな感情を持ったとしても、それが愛情からくるものである限り患者さんには伝わっているよと伝えていきたいと思います。
誰だって死の訪れは特別な事で、経験を積めて上手くこなせるものではないから、看護師をもっと頼って気持ちを吐き出してほしいと思います。
そして患者さんや家族にとって、淋しい哀しい「死」という別れだけれども、お互いを傷つけるのではなく、思いやりに満ちた最後の交流ができることを願うばかりです。
ありがとう!をしている会員
Puru
Larsenさん、こんにちは。
私の場合ですけど、がんに罹患して最初の頃は気持ちがかなり落ち込みました。
検査入院した時、看護師さんと色々お話して自分の気持ちが楽になったのを覚えています☺️
うちの奥さんも看護師なので、時々気持ちを吐き出させてもらってます。
気持ちを打ち明けられる存在って、とても大事ですね。
そして、看護師さんってやっぱり頼りになるなぁって思います☺️
2022-01-14 18:44:03
Larsen
Ruruさんへ
医師はあくまでも治療を行うことが生業で、看護師は看護を行うのが目的なので、患者に対するアプローチがまったく違います。
看護師だけに関わらずホリスティックに人間を捉えれる医療者が増えてくれることを望むばかりです。
2022-01-14 23:17:08
あほひ
患者自身はもちろん不安がたくさんありますが、家族を持つ患者としては、やはり家族がいまどんな気持ちでいるのか、どんな不安でいるのか、残される身としてどんなものなのか…そこの不安をサポートしてもらえると、患者自身も安心できるよなぁ。といつも思います。
私の病院は、家族へのサポートは皆無なので、、でも我が家族は、どこかに相談するとかもなく、自己解決、、、できてるのかどうなのか。。
母として、妻として、、家族をサポートしてもらいたい気持ちでいっぱいです。
そんな世の中になるといいな。。
2022-01-14 22:29:15
Larsen
あほひさんへ
患者さんのの悩みと患者さんの家族の悩みは根本的に大きく違っている思います。
家族が安心できることは多くの患者さんにとって不安要因が減ることなので看護師としては患者さんの大事なサポートの1つです。
あほひさんは具体的にどんなサポートがしてほしいのですか?
多くの悩みは自己解決できているのか? どうかですが、やっぱり聞いてもらうことと受け入れてもらうことが大事なことではないかと思います。
どんなに愛し合っても100%分かり合える関係は作れないけど、だからこそ相手に興味を持てるし、支えたいと思うのではないのかな〜と思います。
2022-01-15 00:12:46