2023-02-18 21:17:46
死を語ることは間違いではなく、悪いことでもなく、現実を見つめるための大切なこと
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日記
ホスピスというとイメージ的に死を待つ場所や人生の最後を迎える場所という印象がある。
確かに多くの患者さんがホスピスから旅立っていく。
だからといって暗い雰囲気からは程遠い空気が漂っている。
私達医療者はオープンに死や苦しみや痛みについて話し合う姿勢を持っている。
私達は生を語ることに重さを置きすぎてはいないだろうか?だから死を語ることは難しくなってはいないだろうか?
命とは生と死によって創られているから、生を語る時に死について語ることを避けるのは難しい。
死について語ることはタブーではない。
悪いことでもない。
間違いでもない。
死を見つめる時、患者さんの生が光輝くように写し出されて、彼らの命が生き生きとそこにあることを感じられる。
私は生きているんだよ。私の命はあるんだよ。
と囁いている声が聴こえるように。
ありがとう!をしている会員
Puru
昨年、SNSで繋がった同年代の前立腺がんサバイバーさんが、
がんの進行を抑えられなくなり立て続けに3人も旅立たれました。
なので、今治療が上手くいっている私でも自分の死について考えることがあります。
また同時に自分が今生きている事の意味を考えたりもします。
生きている意味の答えなんて結局出せないんですけど、それでも、
自分の死を意識することで今この瞬間の人生をよりよく生きようと
思うことは出来るんじゃないかと。
死を意識したり語ることは私も悪い事ではないと思っています。
2023-02-18 22:23:25
Larsen
Puruさんへ
自分と同じ状況の人が亡くなられたら、次は自分の番じゃないかなと不安や悲しみに囚われるのは当然のことです。
生きている意味をどんなに探っても意味を見つけれないこともあるでしょうね。
フランクルの言葉を借りれば、生きる意味があるかと問うことは初めから間違っているのです。
人生こそが問いを出し私たちに問いを提起しているからです。
死は私達に現実を見つめさせてくれます。
人生は限りあるものだと、今の一瞬がこのひとときしかないことを。
人生が尊く価値のあるものだと。
2023-02-19 17:53:59