2026-07-18 18:24:35
回想
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ひとりごと
オペ日まで精神的に限界だった。がんにおかされるより、がんという事実に押しつぶされれる恐怖が身体を襲っていた。家族に子どもたちにこの歳でがんに罹患したことで苦労をかけると思い申し訳なかった。
ぐるぐる思考が始まると、かき消すように「ありらがとう あいしてる しあわせ」と念仏のように唱えていた。マイナスな脳内をプラスの音声でかきけした。主人からは不気味だから唱えるのをやめてほしいと言われた。
オペ前日、当日もそうだった。子どもの写真をベッドの柵に貼り付けてオペ後に見えるようにしていた。
オペ直前、オペに関わる方が一人づつご挨拶をしてくださった。ありがたかった。私にはオペに携わる仕事はできない。
では麻酔を入れますねと言われたが、少し待っていただいた。
左胸を掴み
「私のしんどさを受け止めてくれてありがとう。気づくのが遅くなってごめんな。今までありがとう」とつぶやいた。左胸に感謝と別れの時間をいただいた。
主治医は私のがんと左胸、リンパ節をきれいにオペをしてくれた。
オペ後、目が覚めドレーンを確認した。2つついていたことで脇の転移があったことを悟った。
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