2018-04-09 14:49:39
治療法について
日記
術後、数日が過ぎて医者からの突然の連絡で何が起きたのか理解できた。
大概自分の第六感は嫌なことに対しては100%当たるのが昔からのことなので覚悟はしていたものの、実際それを医者の口から言われることは200%死を告げられることと同じでことで目の前が真っ暗になったのは言うまでもない。
貴方は癌です。
実際この言葉、テレビの中や小説など、他人の話しでしかないと思っていたけれど、自分が当事者になると本当に辛い。
続く医者からの言葉、それはステージ1の喉頭癌だった。たとえステージ1だとしても、最悪喋ることができなくなるかもしれない!僕の中では死の宣告と変わりはしない。
癌、それは死のことば。僕の父親も肺癌で他界しているので、尚更だった。
ハワイに住みはじめてから数年、突如実家から連絡があり父親が危篤と知らされ慌てて日本に帰ったものの最後に再会ができた翌日には他界、癌はステージ4の肺癌だった。最後の父親の姿、自分から見ても逞しい健康体だったはずの父親が抗癌剤治療法で骨と皮だけになり、痛み止めのモルフィネで支離滅裂、もはや僕の知ってる人とは別人の姿になってしまっていた。
そんな再会と別れになってしまった過去の記憶がフラッシュバックして恐怖しか生まれない
どうしよう、死にたくない、子供が生まれたばかり、将来が、、、
奥さん、娘、兄弟や親、全ての人達のことを考え、
どうしよう、、、
不安しかない。
なんとか治せないか、でも知識がない、当然治療法を医者に任せる、もう頼れるのは医者しかない。
お願いします!助けて下さい!
泣きながら、もう必死だった。
今現在の癌の治療法、癌三大治療法として、
1 手術 「切る」
2 放射線治療法「焼く」
3抗癌剤治療法「盛る」
がほぼ100%適用される、日本だったら絶対の治療法であって、僕の住んでいるハワイもこの治療法が適用された。
医者からは放射線治療を一ヶ月半こなせば治るとのことだった。
もうやるしかない、治すのみ!ただただ、あがらう、生きること、負けないこと、娘の成長を見届けること。それだけだった。
ありがとう!をしている会員