2018-05-27 03:58:08
FOLFOX+パニツムマブ(三回目)_退院
日記
今度こそ退院してきました。
やっぱりお家が一番といいたいところですが、常に家族といるのは疲れると言えば疲れる。病院の相部屋でさえ静かだったなあなんて贅沢も笑。
がんの疼痛とか抗がん剤の副作用。きついこともあったけど、一番つらかったのは、突然の病気→同居で起こった嫁姑問題。
数年前に「嫌われる勇気」という本が売れて、アドラー心理学が流行しましたね。アドラー先生いわく、「人間の抱える全ての悩みは、対人関係の悩みである」
本当にそうだなと思います。つい知らんぷりしたくなりますが、ガンだから免除はなしとアンパンマンに教わったばかりなので、不穏な空気に足を踏み入れてみます。
野生の動物なら、Fight or Flight(闘争か逃走か)で悩みなんてないのでしょうね。
故小林麻央さんのブログKOKOROにも「がんの陰に隠れないで」という、素晴らしい記事があったような…。
とりあえず入院グッズを片付けることからはじめよう。試験前の現実逃避に部屋掃除をはじめる学生のようだ笑。
と、たまたま読んでいた東野圭吾さんの「新参者」をパラパラ読み進めると至言が!備忘のため引用させて頂きます。
「嫁と姑の問題だけは、亭主の力ではどうにもならん。そんなに甘いものじゃない。おまえに出来ることは、それぞれの言い分を聞くことだ。とにかく黙って聞くんだ。絶対に反論するなよ。火に油を注ぐようなものだからな。聞き終えたら、なるほどだ、もっともだ、という顔をして、折を見て自分から伝えておくと答えるんだ。で、大事なことだが、もちろん本当に伝えたりしてはいけない。いずれ、一体どうなってるんだと責められるだろうが、そこは耐えろ。連中の怒りの矛先を、おまえに向けさせること。それだけが、おまえに出来る解決策だ」
本当に伝えたりするところだったー!笑
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