こどもをもつがん患者でつながろう

Nino

千葉県 / 大腸がん / ステージ4

2018-09-09 10:31:29

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日記

2018年7月17日: がん研初診日。確か、午後の診察だった。担当のS先生は紹介状・添付画像・私の説明を一通り端末に打ち込むや否や、その日のうちに受けられる検査をドンドン(確か4種類くらい、CTと血液検査と…後は忘れた)入れていく。何となく流されるママにCT撮って、血を取って、なんか検査して…検査結果の出る2時間後に再び先生の面談を受ける。
私が余りに平然としていたせいなのか、割とサラッと「進行がん」である事が告げられる。ステージ4。何だ一番悪いんじゃん。検査結果から読み取れる病状が整然と説明される。先生に「で、入院ですが…」と言われても、呑気な私は仕事の引継ぎもあるし1週間後くらいかなぁなんて考えていたところに、「明日からどうですか?」という静かな言葉が刺さる。あ、呑気にしてる場合じゃないのか!と漸く気づく始末でした。結局3日後に入院と相成りました。
このやり取りの最中に最も重要なポイントも告げられる、つまり、「私のガンは完治することは決してない」ということ。すでにリンパへの転移も相当程度進行しており、外科的処置としてストーマ造設術は行うが、ガン病変部を切除することはしない(できない)。がんに対しては化学的療法のみで対処する、今後ガンとは長い付き合いになる…などなど。私はこれまでのメンタルトレーニングの蓄積のお陰でこれらの話を当事者として至って冷静に受け止める事が出来たのだが、付添として隣に座って聞いていた妻は一体どんな心持ちだったか…心中を思うと、本当に申し訳ない気持ちで一杯になります。


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