2019-02-18 08:47:20
『後悔しない死の迎え方』『さよなら ママがおばけになっちゃった!』
日記
おはようございます?
最近読んだ本を紹介したくなりました?
1つめは
『後悔しない死の迎え方 著/後閑愛実』
著者は1000人以上の患者さんを看取ってきた看護師さんです。
夫が育った上尾市のご出身で群馬の看護学校を卒業なさっていると知り、なんの面識もございませんが読んでみたくなったのでした?
看取りエピソードの7割?8割?くらいはお年寄りのお話です。
そりゃそうだよねぇと、自分には当てはまらないなと思いながら読み進んだのでしたが、最後のほうにはがん患者さんや若い方のお話も書かれていました。引き込まれました。
講演会を聞いているかのような文体で、字も大きめなので、一気に読めました。
エピソード中心ですが、参考になる知識もちりばめられています。
なにをもって延命治療というか、とか、家で穏やかな看取りを望むなら動転して救急車を呼ばないように、とか。
いちばん最後のページには、人間が食べられなくなり始めてから旅立つまでの段階が、かわいいイラストで描かれています。
もちろん、みんながみんなこの通りではないということにも触れられていますが、これは旅立つ側も看取る側も元気なうちに冷静に知っておいたら、いざそのときに落ち着いて充実した時間を過ごせるのではないかと思いました。
ちょぃとおまけのような効果もありました。
机に置きっぱなしだったこの本に気づいた小4の娘が、「ママ!死ぬ気なの?!」と?
「そらぁ親は子より先に死ぬさ。しかもママはがんだからよその親より早く死ぬでしょ。でもまぁすぐには死なないから安心して」と応じたところ、「ふ~ん」と言ってパラパラめくっていました。
そこで、ちょっとキビシイかなとも思いましたが、イラストがかわいいので旅立ちの過程をいっしょに見ました。
「喋れなくなっても、もしかしたらご臨終のあとも、最後の最後まで耳は聞こえてるんだって。ママの悪口言ったら化けてでるぞー」「マジで?気をつけるよ!」などと笑い合いながら。
夫にもこの本をすすめ、いつでも家族が手にとれるよう放り出してあります。
まだ元気な今だからこそ、軽口たたくレベルで旅立ちの話を日常的にできたら。
死ぬことはたぶん寂しいにちがいないけれど、それでも当たり前のこととして家族で分かち合えたら、寂しさに押しつぶされずにみんなで踏んばれるんじゃないか、と思ったりしています。
そして、そんな踏んばりの礎は知識なんじゃないか、とも思います。
知っている、ということは心の落ち着きを生みます。
そういった意味からいえば、この本、ちょっとギョっとするタイトルも含め、買ってよかったなぁと思いました?
もう1つは絵本
『さよなら ママがおばけになっちゃった! 著/のぶみ』
「ママがおばけになっちゃった!」の続編です。
「ママがおばけになっちゃった!」は、ママが事故で死んでしまったところから始まりますが、この続編はママのお葬式から始まります。
ストレートで、笑えて、泣けて……
わたしたち親子におあつらえ向きです!
主人公と同じ4歳になったばかりのユヅ。
でもユヅにはまだこの本を見せていません。
とってもおもしろいけれどとってもリアルで、これは、今こそ読むべきか、お葬式の前日?当日?翌日?に読むべきか、ずっとあとで答え合わせ的に読むべきか……迷い中です??
今から時間をかけて刷り込めば、いざそのとき、ほんとにママおばけに会えたような夢を見てくれるんじゃないか?と思いを巡らせたりもしています?
ありがとう!をしている会員
かわし
ご紹介ありがとうございます。
“後悔しない死の迎え方”、とても気になりました。
ちょっと買って読んでみますねー
2019-02-18 23:52:53
ちゃっこ
かわしさーん!ありがとうございます?
老衰の方とか続いたとこでやめちゃわないで、その先まで読んでみてくださーぃ?
2019-02-19 08:06:47