こどもをもつがん患者でつながろう

2019-07-17 20:29:03

再発・転移の不安に時折襲われる、僕とあなたへのメッセージ

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日記

ブログ記事『再発・転移の不安に時折襲われる、僕とあなたへのメッセージ』を書きました。よろしければご一読ください。

https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12495100785.html

(以下、本文転載)
こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。

梅雨明けまでもう少し。でも、暑いのも大変だし…。悩ましい天気ですよね。

さて、ここのところ、「チャレンジ」や「継続」の大切さを書いたりしていますが、実は僕自身、あまり新しいチャレンジに踏み出せてはいません。

なんでなのかなーと自分でも考えてみましたが、やはりそこには再発・転移の不安が影響しているようです。



僕のように若くしてがんなどの病気に罹患した方は、恐らく同年齢人口割合としては1%未満でしょう。

飛行機事故とまではいきませんが、かなり低い可能性で、不運を引き当ててしまいました。

それはどういうことか。

「こんな不運に遭遇したのだから、これから先は良いことが待っているはず」と思いたい半面、「また不運な自分のことだから、同じような確率の低い不運が待ち受けているんじゃないか……。また周囲に迷惑を掛けてしまったらどうしよう……」という漠然とした不安がどうしてもつきまとってくるんですよね。

これは、精神医学的に言うところの、PTSD(別名:心的外傷後ストレス障害)に近い症状のような気がします。

PTSDとは次のような症状です。

「PTSD(Post Traumatic Stress Disorder)とは、強烈な心的外傷体験をきっかけに、実際の体験から時間が経過した後になっても、フラッシュバックや悪夢による侵入的再体験、イベントに関連する刺激の回避、否定的な思考や気分、怒りっぽさや不眠などの症状が持続する状態を指します。

(中略)

PTSDは、大きな心理的ストレスを実際に経験すること、あるいはそういった場面に遭遇することなどを通して発症します。原因となりうる出来事としては、以下のようなものが挙げられます。

・大きな自然災害(地震や津波など)に遭遇する
・戦争地域へとおもむき、生命の危機に瀕ひんするような状況に陥る
・重大な交通事故や航空事故などに巻き込まれる
・強姦などの性的犯罪を受ける
・学校生活で身体的暴行によるいじめを経験する
・幼少期に身体的虐待または性的虐待を受ける
・親友や家族などが、事故などの突発的な原因により目の前で死亡する など

実際にPTSDを発症するかどうかは、経験・遭遇するイベントそのものから判断することはできません。同じような出来事を経験しても、心理的なストレスとして感じる程度は人それぞれであり、PTSDを発症する方としない方がいます。このことには、生まれ持った性格的な要因が影響しているのではないかと考えられています。(以下略)」

【引用:メディカルノートHPhttps://medicalnote.jp/diseases/PTSD?utm_campaign=PTSD_%E6%A6%82%E8%A6%81&utm_medium=ydd&utm_source=yahoo#%E6%A6%82%E8%A6%81



ちょっと引用が長くなりましたが、自分自身の現状と照らし合わせて、やはり多かれ少なかれ、こうした症状が顔を覗かせてくることがあるのは事実です。

幸い僕の場合は、仕事をフルタイムでこなすことをはじめ日常生活はほぼ問題なく送れていますし、ご飯もしっかり食べられているし、睡眠も平均7時間きちんと取れています。

「この生活をまた取り上げられたら嫌だな」
「周囲や家族に迷惑を掛けたくないな」
「せっかく始めた講演活動もいずれまたできなくなるのかも……」

時折襲ってくるこうした不安や落ち込みも、それら日常生活を脅かすほどのレベルや頻度ではありません。

かつ、僕は、さまざまなチャレンジの機会を社内外でいただき(本ブログの連載も含めて)、そこに没頭することで、さらに不安が入り込めないような環境を意識的に作ってきました。

でも、やっぱり、隙を狙っては、小さな不安が侵入してくるんですよね。

せっかく休日に子どもたちと遊んでいても、不意に不安にかられて、そちらに意識がいってしまったり。

まあ、再発・転移にかかわらず、生きること自体にだって不安や悩みは付きものなわけですから仕方ないですけどね。



でも、最近は、自分に侵入してくる不安を追い出そうとせず、受け入れるのも一つの手ではないかと思うようになりました。

不安が頭をもたげても、それを否定しないで、一旦は受け入れる。気分は少し落ち込むけど、それも受け入れる。

そして、その状況も含めて自分自身なのだと認めてみる。

そうすることで、むしろ不安の侵入を過度に恐れる必要がなくなるような感覚もあります。

「共存する」というイメージでしょうかね。

がん治療しているときは、がんと共存するということを意識していましたし、そのことを本(青臭さのすすめ)に書いたりもしましたが、やはり一旦回復し、日常生活に戻ると、今の環境を手放したくなくなるんでしょうね、きっと。



ここ数ヶ月は、一輪車が転ばないよう(不安が侵入してこないよう)、必死にペダルを漕いで(何かに没頭しようとして)いました。でも、ふと行動が途切れると一輪車はグラグラとふらつくので、それを力ずくで安定させようとすると、ろくに休息も取れません。

今は少し思考を変え、一輪車が止まり(不安が侵入し)、一度サドルから降りても(不安をしっかりと受け入れても)、まあいいのかなと考えています。

そして、この不安と上手に共存できるようになることができれば、ひと回り強くなれるような気もしています。

この記事が、再発・転移などの不安に時折襲われるあなたにとって、何かの参考になれば幸いです。

(了)

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