花木裕介
自己紹介
はじめまして、一般社団法人がんチャレンジャー代表理事を務めております花木裕介と申します。
9歳と6歳の子を持つ父親です。
妻とともに治療をはじめさまざま不安を抱える中、本サイトに登録させていただきました。
一方で、治療に向けたモチベーションを維持するため、自らの日々の体験を通じた情報発信も始めました。
何か皆様のお役に立てれば幸いです。
https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke
どうぞよろしくお願いいたします。
※挑戦記インタビュープロジェクトを運営しております。登場してもいいよ、という方、お待ちしています。
https://ameblo.jp/cancer-parents
※「CP友の会サポーター」です。
応援している会員は133人です
応援している会員
年齢
45
性別
男性
住まい
千葉県
病種(大区分)
口・のど
病種(小区分)
中咽頭がん
病種(備考)
ステージ
ステージ4
告知年月日
2017年11月20日
通院・入院先の病院
非公開
現在の状況
経過観察中
治療歴
放射線
抗がん剤
職業
その他
配偶者
有り
こども
男性 / 14歳
男性 / 11歳
※「投稿の内容がつらい」「別の話題に触れたい」と感じたときは「非表示」を選択できます。
・「非表示」を選択するとお互いのタイムラインに表示されなくなります。
・「非表示」にしたことは相手には通知されません。
・いつでも解除できます。
会員さん同士の「つながり」をあなたの「生きるちから」にするために、心身の調子に合わせて、無理せずあなたのペースを大切にしてください。
花木裕介さんを非表示にしますか?
非表示にすると、お互いのタイムラインからは表示されなくなります。また、相手はあなたのプロフィールや投稿を見ることができなくなります。相手には非表示にしたことは通知されません。いつでも解除することができます。
投稿
今日の気分
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サッカーやスポーツに興味をお持ちの方へ
こんにちは、花木です。 今日は一点ご報告をさせてください。 この度、サッカーに関する書籍を出版することとなりました。 普段は、がん罹患経験者やその周囲の方への情報提供が中心ですが、今回は、スポーツ(サッカー)を題材に、がん罹患経験者やその周囲の方に限らず、幅広く手にとっていただける内容になっています。 11月より出版社主導の先行販売がスタートしました(本の完成は12月中旬予定)。 https://ctr.nishikasaibooks.jp/pre-order/lp/ タイトルは、以下のような形を予定しており、Jリーグ一歩手前までいった実力者の方々へのインタビュー集です。 『Catch the Rainbow Jリーグを目指した選手達の挫折と再生の記録』 一人でも多くの方に、彼らのサッカー人生や葛藤、そして再生に向けた人としての強さを知っていただきたいと思っており、可能な範囲で良いので、お知り合いの方々にも紹介していただけたら嬉しいです。 もちろん今後も、がん罹患経験者やその周囲の方々への情報提供も変わらず行ってまいります。 引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。
作成日 : 2024-11-04 18:19:37
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「がんチャレンジャー・サポート・プログラム(GSP)」開催のご案内【全3回】
ご無沙汰しています、花木です。 2022年にトライアル実施させていただきましたが、この度、『がんチャレンジャー・サポート・プログラム(GSP)』を正式に実施する運びとなりました。 がんという病気に挑戦する方や、 がんに罹患しながらも人生の挑戦を諦めない方、ぜひご参加を検討いただければ幸いです。 ■日時■ 第1回:2024年7月5日(金) 20時~22時 第2回:2024年7月19日(金)20時~22時 第3回:2024年8月2日(金) 20時~22時 ※参加者の方には、やむを得ない事情を除き、全3回ご参加いただきます。 ■会場■ ZOOMによるオンライン開催 ■内容(予定)■ 第1回:現状に向き合う/この先に少し目を向ける 第2回:気持ちを外に出してみる/考え方を少し変えてみる 第3回:一歩踏み出せないときのヒント/り患前に戻すのではなく、新たな自分を創る ※全3回とも講義とディスカッションを通じてプログラムを進めていく予定です。 ■対象■ がん罹患経験者の方で、今後何か新しい挑戦を考えていたり、「がん罹患後」の新たな自分を創りたいと考えたりしている方 ■参加費■ 無料(最大10名を想定) ■締め切り■ 2024年6月30日(日) ※想定以上に多くのお申し込みをいただいた場合、抽選とさせていただきますので、予めご容赦くださいませ。 ■講師■ 花木裕介(一般社団法人がんチャレンジャー代表理事/産業カウンセラー/両立支援コーディネーター) 【お申し込み方法】 以下URLよりお問い合わせフォームに入り、「GSP参加希望」と明記し、お申し込みください。 https://www.gan-challenger.org/contact/
作成日 : 2024-06-15 19:14:19
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「サバイバートラック」アンケート結果をご報告します。
先月ご協力のお願いをさせていただいたアンケートの結果がまとまりましたので、ご報告となります。 この度、がん罹患経験者の皆様のご協力により、「サバイバートラック」に関するアンケート(がん罹患経験者対象)を実施しました(調査期間:2024年4月1日(月)~5月19日(日))。 昨今、国(厚生労働省)の後押しもあり、企業・団体において、「治療と仕事の両立」についての制度普及などが進んできていますが、治療しながら仕事を継続できる環境が整いつつある一方、「がん治療からの復帰後や治療と両立している最中に、自分の意思とは無関係に職務内容や勤務時間が変わったり(減ったり)、その結果社内における出世コースから外れていったりする」事象があることが分かってきました。 こうした事象を弊法人では、「サバイバートラック」(育休後に同様の出来事が起きるマミートラックを参考にした造語)と名付け、これまでも啓蒙を行ってきました。 今回は、以下の目的から、アンケート調査を実施いたしました。 ・(がん罹患時に)組織において就業していたがん罹患経験者において、サバイバートラック体験がどの程度の割合で存在しているのかを把握する。 ・サバイバートラックの実態や体験者ならでは苦労や葛藤などを集約することで、今後、企業・団体側ががん罹患経験者となった従業員にいかに対応していくべきかのヒントを収集し、広く周知する。 211名のがん罹患経験者の方々のリアルな想いを凝縮した詳細結果(PDFファイル)は、以下よりご自由にダウンロードいただけますので、ぜひご一読いただけたら幸いです。 https://www.gan-challenger.org/research/ この度は本当に有り難うございました!
作成日 : 2024-05-29 21:20:44
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「サバイバートラック」に関するアンケートのお願い
皆様、本年度もどうぞよろしくお願いいたします。 さて、がん罹患時に組織において就業していたがん罹患経験者の皆様にご協力のお願いです。 私ども「一般社団法人がんチャレンジャー」では、がん罹患経験者の方々が、より良い「治療と仕事の両立」を実現できるよう日々活動しています。 その中で、「がん治療からの復帰後や治療と両立している最中に、自分の意思とは無関係に職務内容や勤務時間が変わったり、その結果社内における出世コースから外れていったりする」ことがあるということが分かってきました。 こうした事象を「サバイバートラック」(育休後に同様の出来事が起きるマミートラックを参考にした弊法人の造語*)と名付け、この度、実態をより深く調査させていただくことにいたしました。 当事者はもちろんのこと、企業や団体、医療機関などで両立支援に関わる方々にとっても、罹患経験者をより深く知る上での有益な情報になるはずです。 どうか以下の質問へのご協力をお願いできれば幸いです。 趣旨ご理解の上、何卒ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます! https://forms.gle/adqW8vT2Ron5Xhrz9
作成日 : 2024-04-01 19:20:05
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小説『キャンサーロスト』無料提供開始します
いつもご支援有り難うございます。 おかげさまで一般社団法人がんチャレンジャー設立(2019年11月1日)から丸4年を迎えることができそうです。 平日勤務とのダブルワーク、かつ、ほぼ私のワンオペということもあり、4年間で取り組めたことはごくごくわずかですが、それでもほそぼそながら継続させていただけたことに、心より感謝申し上げます。 そんな感謝の思いを込め、この度、小説版『キャンサーロスト』の無料ダウンロード(申し込み不要)を開始いたしました。 昨年、期間限定でダウンロード企画を行いましたが、今後は無期限で以下よりダウンロードいただけますので、よろしければご一読いただけたら幸いです(短編小説なのでそれほど時間はかからないかと思われます)。 https://www.gan-challenger.org/cancerlost/ 一人でも多くの罹患経験者が生きやすい社会づくりに貢献していきたく、5年目のがんチャレンジャーもどうぞよろしくお願い申し上げます。
作成日 : 2023-10-30 08:27:30
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サポーターズクラブメンバー募集
こんにちは。今日は皆様にご支援のご相談がございます。 8月初旬に新書『キャンサーロスト』を刊行し、普及に努めてまいりましたが、なにゆえ零細団体のため、なかなか普及の難しさを感じております。 そこでこの度、「キャンサーロスト」(がん罹患によって失ったものや機会)という概念や事実を世の中に伝えていくことで、我々がん罹患経験者が今より少しでも生きやすい社会を目指す、ということに共感・応援してくださる方を募りたいと思っています。 まずは2023年いっぱいの3ヶ月分トライアルで、facebookグループを作って、限定情報のご提供や普及に向けたご相談などをさせていただければと考えています(もちろんご協力は可能な範囲で結構です)。 また、参加者の方だけのクローズドな会などもご用意し、情報交換の場などもご提供させていただく予定です。 会の特性上、基本的に、ご本人がキャンサーロストをご経験された方、もしくは普段罹患経験者の方を支援されている方に限らせていただきます。 ご興味をお持ちの方は、以下facebookページをフォローの上、メッセージボタンより、「サポーターズクラブ参加希望」と記載の上、ご連絡ください。 完全ボランティアのため、その点は心苦しいのですが、ぜひ皆様のお力添えをいただきたく、よろしくお願い申し上げます。 一般社団法人がんチャレンジャー 代表理事 花木裕介 https://www.facebook.com/ganchallenger
作成日 : 2023-09-23 12:46:45
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新シリーズ始めました。
先日より、You Tubeにて、体験別キャンサーロストというシリーズを始めました。 がん罹患をきっかけに生まれるさまざまな喪失体験を、内容別に5分程度で紹介してまいります。 よろしければ初回だけでもご視聴くださいませ。 https://youtu.be/__i7bwCDYL8?si=Xh9XYDWCm2W2Ng5i
作成日 : 2023-09-21 12:53:23
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AYA世代のキャンサーロスト
皆様、土曜日のお休みのところすみません。 昨年、ZOOM対談させていただいた鈴木美穂さん(マギーズ東京 共同代表理事)との追加動画を、本日アップしました。 鈴木さんがAYA世代(24歳)で罹患した際に抱えていたさまざまな喪失体験を、赤裸々に語っていただいています。 長期休職して病院で治療をしているとき、「世の中から一人取り残されたような、置いていかれるような気持ちだった」という鈴木さんの気持ち、私自身の休職時の想いとまさに同じだなとお聞きしながら感じました。 こちら未公開シーンをまとめた動画になっておりますので、ぜひこの機会にご覧くださいませ。 https://m.youtube.com/watch?v=AaeDSZ5FvFQ
作成日 : 2023-09-09 13:28:29
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AYA世代のキャンサーロスト
皆様、土曜日のお休みのところすみません。 昨年、ZOOM対談させていただいた鈴木美穂さん(マギーズ東京 共同代表理事)との追加動画を、本日アップしました。 鈴木さんがAYA世代(24歳)で罹患した際に抱えていたさまざまな喪失体験を、赤裸々に語っていただいています。 長期休職して病院で治療をしているとき、「世の中から一人取り残されたような、置いていかれるような気持ちだった」という鈴木さんの気持ち、私自身の休職時の想いとまさに同じだなとお聞きしながら感じました。 こちら未公開シーンをまとめた動画になっておりますので、ぜひこの機会にご覧くださいませ。 https://m.youtube.com/watch?v=AaeDSZ5FvFQ
作成日 : 2023-09-09 13:28:27
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がん罹患後をどう生きるか?
この度、真野俊樹先生と「がん罹患後をどう生きるか 〜企業や社会の視点から考える〜」というテーマで対談をさせていただきました。 がん罹患経験者に限らず、多様な人材をいかに企業や社会が活用していくかというマクロ的な視点による考察の数々に、私自身大変勉強になりました。 よろしければぜひ覗いてみていただけたら幸いです。 https://youtu.be/AQ31PR5ZkzE?si=iX3oBe276QrniGrn
作成日 : 2023-09-04 20:51:55
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ご協力有り難うございました。
こんにちは、花木裕介です。 昨年は、「キャンサーロストに関するアンケート」に多くの方にご協力いただきまして、誠に有り難うございました。 その内容も含め、この度、おかげさまで書籍を刊行させていただけることになりましたので、お礼を兼ねてご報告させていただきます。 何名かのCP会員の方のインタビュー記事も掲載させていただいておりますので、キャンサーロスト(がん罹患による喪失体験)を抱えている方も、そうでない方も、よろしかったら手にとってみていただけたら幸いです。 暑さ厳しき折、皆様くれぐれもご自愛くださいませ。 https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%AD%E3%82%B9%E3%83%88-%E3%80%8C%E3%81%8C%E3%82%93%E7%BD%B9%E6%82%A3%E5%BE%8C%E3%80%8D%E3%82%92%E3%81%A9%E3%81%86%E7%94%9F%E3%81%8D%E3%82%8B%E3%81%8B-%E8%8A%B1%E6%9C%A8-%E8%A3%95%E4%BB%8B/dp/4098254565
作成日 : 2023-08-07 12:40:26
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「サバイバートラック」
こんにちは。 今日はちょっと新たな造語を思いつきましたので、書いてみます。 「マミートラック」という言葉があるのをご存知でしょうか。 これは、母親になった女性が産休・育休などから復職した際に、自分の意思とは関係なく職務内容や勤務時間が変わったり、その結果出世コースから外れていったりする事柄をさす言葉です。 この言葉を聞き、「だとしたら『サバイバートラック』というものもあるのではないか」とふとひらめきました。 がん治療から復帰後、自分の意思とは無関係に職務内容や勤務時間が変わったり、その結果社内における出世コースから外れていったりする……。 まさに、私自身がそれに近い状況だったのです。 「マミートラック」は、復職後の女性が、幼子の対応のため、急に休んだり、帰ったりするリスクから、次のような状況が特徴として挙げられることが多いようです。 ・急遽子どもに何けあっても現場が困らないように、軽作業や単調作業が割り当てられる ・上記につき、なかなか昇進・昇格のチャンスが掴みづらくなる ・結果、意欲のある社員のモチベーションが維持しにくくなる これを「サバイバートラック」に当てはめるとこんな感じでしょうか。 ・急遽体調不良になっても現場が困らないように、軽作業や単調作業が割り当てられる ・上記につき、なかなか昇進・昇格のチャンスが掴みづらくなる ・結果、意欲のある社員のモチベーションが維持しにくくなる 恐ろしいほど似ていますね……。 もちろん、長く両立していく上で、こうした環境を自ら望んでいる方であれば問題はないのですが、やはり本人の意思に関係なく、「マミートラック」に乗せられてしまうのは辛いことですし、それは「サバイバートラック」も同様ではないでしょうか。 一方で、「サバイバートラック」が、「マミートラック」と大きく異なるのは、がん罹患者は、まだ社内に決して多くないため、会社も本人も対策が取りづらいということ。加えて、個々によって症状や後遺症なども様々だということ。 私の場合、300名程度の中規模の企業に勤めており、前例がほとんどありませんてした。ですから人事部としても都度個別対応せざるを得ないという事情がありました。 しかも、勤務先は、私の身体に対して、最大限の配慮をしてくれた上での結果なので、本来の「マミートラック」とは意味合いが異なるかもしれません。 それでもやはり、働く以上は、キャリアアップを目指していきたいと思っていたので、それが難しい状況はなかなかモチベーションの維持が難しかったですよね。 「働くお母さん」とは異なり、会社の中に同じ境遇の人もおらず、そういう意味での孤独感もありましたし。 幸い、社外活動については法人設立や副業などを許可していただけたので、それが今の私のモチベーションにもなっています。ただ、私のように恵まれた勤務先に勤める方ばかりではないでしょう。 だからこそ、意図せぬ「サバイバートラック」が日本企業からなくなる日が来ることを願い、そのためにこの造語を広めてみたいと思っています。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12792631130.html
作成日 : 2023-03-08 08:21:53
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小説のPDFファイルを無料でご提供中です!
ご無沙汰しています、花木です。 さて、昨年11月にドラフト版のご提供をさせていただきましたが、この度、完成版として改めて、私が執筆した小説『キャンサーロスト』のPDFファイルを、無料にてご提供させていただけることになりました。 ご希望の方は、以下をご覧の上、お気軽にお申し込みくださいませ。 がん罹患経験者の喪失体験が世の中でより理解され、関わる際の配慮につながるよう、一人でも多くの方のお申し込みをお待ちしております。 【企画概要】 小説『キャンサーロスト』PDFファイルを無料プレゼント 【小説あらすじ】 約10年前、26歳でリンパ節転移のある乳がんを発症した美咲は、左胸の乳房を全摘。さらに抗がん剤治療の影響から、生理が止まってしまう。 当時付き合っていた孝太郎は、そんな美咲に寄り添いつつも、どうしても子どもがいる家庭を諦めきれず、美咲のもとを去ってしまった。 その後、美咲は人間不信に陥ってしまい、うつ状態へ。 家庭を持つ友人たちとも疎遠になっていき、せっかく休職させてもらっていた仕事も辞めてしまう。 今は、父母の住む実家に戻り、転職支援会社で働いている。とはいえ、子どもも産めず、恋人もいない美咲はそんな自分をなかなか肯定できない。 同時期、美咲は、同じ会社の雄太と親密になる。しかし、真実を打ち明ければ雄太は離れてしまうかもしれない。葛藤する美咲。 そんなある日、見覚えのある電話番号からの電話を取ると、それは孝太郎からだった。 その後、美咲、雄太、孝太郎の関係が目まぐるしく動き始める……。 【申し込み締め切り】 2023年2月28日(火) ※締め切り後、順次メールにて送付させていただきます。 【申し込み方法】 以下申し込みフォームに、「小説PDF希望」と記載の上、氏名、メールアドレスと合わせてお申し込みください。 ▼申し込みフォーム https://www.gan-challenger.org/contact/ 【参考:ドラフト版をご覧いただいた方から感想をいただきました!】 小説『キャンサーロスト』拝読させて頂きました。 最初の方は読むのが辛くて、私も不妊症で、6年間不妊治療しました。 二度と子供が授からないかも知れない事、乳房が片方だけになってしまう事、仕事ができなくなる事本当に女性にとって辛いことばかり。 現実にそれを受け止め生活しておられる方はたくさんいらっしゃいますよね。 最後は美咲と雄太が結ばれてハッピーエンドで良かったと思います。 2人に1人が、がんになる時代、パートナーや恋人が、罹患した場合は辛い選択を迫られますね。 とても素晴らしい小説だと思いました。読ませて頂き有難うございました。多くの方に読んで頂きたいと思いました。 (Nさん)
作成日 : 2023-02-16 13:26:02
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只今執筆中の小説ドラフト(PDF)を無料プレゼントいたします。
こんばんは。がんチャレンジャーの花木裕介です。 私はサラリーマン勤務の傍ら、「一般社団法人がんチャレンジャー」の代表を務めていますが、おかげさまで、弊法人は、11月1日をもって、4年目を迎えることができました。 ひとえに、皆様のご支援の賜物と思っており、この場をお借りして心より感謝申し上げます。 そんな思いを形にできないかと考えた結果、現在私の方で執筆中の小説『キャンサーロスト』(仮題)のドラフトPDFファイルを、希望者の方に無料にてプレゼントさせていただこうと思います。 弊法人では、がん罹患を機に失ったものや機会のことを「キャンサーロスト」と呼び、その喪失感や生きづらさについて一人でも多くの方々に理解していただけるよう活動しており、小説執筆はその活動の一環となります。 まだ完成版ではなく、今後の展開も検討中ではありますが、そのような状態であることをご理解の上、お申し込みいただければ幸いです。 締め切りは、2022年11月15日(火)とさせていただき、送付は締め切り後を予定しています。 一人でも多くの方のお申し込みをお待ちしております。 【企画概要】 只今執筆中の小説ドラフト(PDF)を無料プレゼントいたします。 【小説タイトル(仮題)】 『キャンサーロスト』 【小説あらすじ】 約10年前、26歳でリンパ節転移のある乳がんを発症した美咲は、左胸の乳房を全摘。さらに抗がん剤治療の影響から、生理が止まってしまう。 当時付き合っていた孝太郎は、そんな美咲に寄り添いつつも、どうしても子どもがいる家庭を諦めきれず、美咲のもとを去ってしまった。 その後、美咲は人間不信に陥ってしまい、うつ状態へ。 家庭を持つ友人たちとも疎遠になっていき、せっかく休職させてもらっていた仕事も辞めてしまう。 今は、父母の住む実家に戻り、転職支援会社で働いている。とはいえ、子どもも産めず、恋人もいない美咲はそんな自分をなかなか肯定できない。 同時期、美咲は、同じ会社の雄太と親密になる。しかし、真実を打ち明ければ雄太は離れてしまうかもしれない。葛藤する美咲。 そんなある日、見覚えのある電話番号からの電話を取ると、それは孝太郎からだった……。 その後、美咲、雄太、孝太郎の関係が目まぐるしく動き始める。 揺れる美咲の心。最後に美咲がくだす決断とは……。 【申し込み締め切り】 2022年11月15日(火) ※締め切り後、順次メールにて送付させていただきます。 【申し込み方法】 以下申し込みフォームに、「小説ドラフト希望」と記載の上、氏名、メールアドレスと合わせてお申し込みください。 ▼申し込みフォーム https://www.gan-challenger.org/contact/
作成日 : 2022-11-08 19:17:11
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只今執筆中の小説ドラフト(PDF)を無料プレゼントいたします。
こんばんは。がんチャレンジャーの花木裕介です。 私はサラリーマン勤務の傍ら、「一般社団法人がんチャレンジャー」の代表を務めていますが、おかげさまで、弊法人は、11月1日をもって、4年目を迎えることができました。 ひとえに、皆様のご支援の賜物と思っており、この場をお借りして心より感謝申し上げます。 そんな思いを形にできないかと考えた結果、現在私の方で執筆中の小説『キャンサーロスト』(仮題)のドラフトPDFファイルを、希望者の方に無料にてプレゼントさせていただこうと思います。 弊法人では、がん罹患を機に失ったものや機会のことを「キャンサーロスト」と呼び、その喪失感や生きづらさについて一人でも多くの方々に理解していただけるよう活動しており、小説執筆はその活動の一環となります。 まだ完成版ではなく、今後の展開も検討中ではありますが、そのような状態であることをご理解の上、お申し込みいただければ幸いです。 締め切りは、2022年11月15日(火)とさせていただき、送付は締め切り後を予定しています。 一人でも多くの方のお申し込みをお待ちしております。 【企画概要】 只今執筆中の小説ドラフト(PDF)を無料プレゼントいたします。 【小説タイトル(仮題)】 『キャンサーロスト』 【小説あらすじ】 約10年前、26歳でリンパ節転移のある乳がんを発症した美咲は、左胸の乳房を全摘。さらに抗がん剤治療の影響から、生理が止まってしまう。 当時付き合っていた孝太郎は、そんな美咲に寄り添いつつも、どうしても子どもがいる家庭を諦めきれず、美咲のもとを去ってしまった。 その後、美咲は人間不信に陥ってしまい、うつ状態へ。 家庭を持つ友人たちとも疎遠になっていき、せっかく休職させてもらっていた仕事も辞めてしまう。 今は、父母の住む実家に戻り、転職支援会社で働いている。とはいえ、子どもも産めず、恋人もいない美咲はそんな自分をなかなか肯定できない。 同時期、美咲は、同じ会社の雄太と親密になる。しかし、真実を打ち明ければ雄太は離れてしまうかもしれない。葛藤する美咲。 そんなある日、見覚えのある電話番号からの電話を取ると、それは孝太郎からだった……。 その後、美咲、雄太、孝太郎の関係が目まぐるしく動き始める。 揺れる美咲の心。最後に美咲がくだす決断とは……。 【申し込み締め切り】 2022年11月15日(火) ※締め切り後、順次メールにて送付させていただきます。 【申し込み方法】 以下申し込みフォームに、「小説ドラフト希望」と記載の上、氏名、メールアドレスと合わせてお申し込みください。 ▼申し込みフォーム https://www.gan-challenger.org/contact/
作成日 : 2022-11-08 19:17:09
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清水研先生(がん研究会 有明病院 腫瘍精神科部長)にお話を伺いました。
こんにちは、3連休をいかがお過ごしでしょうか。 さて、私どもが運営している法人で、新コーナー「専門家に聞く、キャンサーロスト」をスタートいたします。 初回のゲストは、さまざまなご著書をお持ちでいらっしゃる清水研先生(がん研究会 有明病院 腫瘍精神科部長)より、これまで4,000名以上のがん罹患経験者に寄り添ってこられた経験から、キャンサーロストと向き合うヒントをお話しいただきました。 キャンサーロストに苦しむがん罹患経験者の方はもちろん、がん罹患経験者にかかわる方にもぜひご視聴いただきたい内容です。 https://www.youtube.com/watch?v=fxtbPSjD_XQ よろしければ!
作成日 : 2022-10-09 17:32:35
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「キャンサーロスト」に関する悩みを抱えた方向けのカウンセリング、ただいま無料受付中
がんチャレンジャーの花木です。いつも皆様の応援、有り難うございます。 さて弊法人では、がん罹患によって失ったものや機会のことを「キャンサーロスト」と名付け、その喪失感の深さや辛さについて、これまで伝えてまいりました。 また、インタビューやアンケートの結果、多くの罹患経験者の方々が、キャンサーロストを経験し、喪失感を長年抱え続けていることも分かってきました。 そこで、この度は、一人でも多くのがん罹患経験者の方が、キャンサーロストを抱えながらも一歩踏み出すためのお手伝いを微力ながらさせていただければと思い、無料のカウンセリング企画を実施いたします。 通常1回50分5,000円のところ、今回は、10月31日までの期間限定で無料(お一人様一回限り)にてお申し込みいただけます。 平日21時〜21時50分の時間限定となりますが、よろしければぜひこの機会をご活用くださいませ。 【企画概要】 ■企画名:「キャンサーロスト」に関する悩みを抱えた方向けのカウンセリング、ただいま無料受付中 ■企画内容:がん罹患によって失ったものや機会について悩みを抱え続けている方々が、カウンセリングの機会を通じて、少しでも生きやすくなるよう後押しする。 ■実施期間:〜10月31日(月)までの平日 ■対象者:キャンサーロストに関する悩みをお持ちのがん罹患経験者の方(治療中の方でも治療後の方でも受け付けます) ■実施方法:ZOOMによる対面方式(カメラはオフでも結構です) ■費用:無料(お一人様一回限り) ■担当カウンセラー:花木裕介(一般社団法人がんチャレンジャー/産業カウンセラー/両立支援コーディネーター) ■申し込み方法:以下、問い合わせフォームより、必要事項と希望日(3日程度お書きください)を記載の上、お申し込みください。 https://www.gan-challenger.org/counseling/ 皆様からのお申し込み、お待ちしております!
作成日 : 2022-09-17 11:27:36
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キャンサーロストとマギーズ東京
こんにちは、花木裕介です。 昨日、マギーズ東京代表の鈴木美穂さんにキャンサーロストについて語っていただいたYou Tubeをアップしました。 https://youtu.be/2HVJrJGXDF4 鈴木さんご自身も多くのロストを経験され、また同じような経験をされている方に、ぜひマギーズ東京を知って、役立ててほしいというメッセージをいただきました。 よろしければ、ご覧くださいませ。
作成日 : 2022-06-09 13:53:03
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【明日締め切り】キャンサーロストに関するアンケートにご協力お願いします!
先月よりお願いしていた「キャンサーロストに関するアンケート」の締め切りが明日に迫り、引き続き皆様にご協力をお願いできればと思っています。 3分程度の簡単なアンケートですので、よろしければ以下フォームだけでもご覧いただけたら嬉しいです。 https://forms.gle/oAuLsh1gmHc1JZDi9
作成日 : 2022-05-14 13:13:14
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(3分お時間いただけませんか?)アンケート回答のお願い
一般社団法人がんチャレンジャーとして皆様にお願いがあります。 本日は、がん罹患経験者の皆様に、アンケート(所要時間:3分程度/個人情報の記載:不要)のご依頼をさせていただきます。 私自身、4年前に中咽頭がんの治療を行い、今は経過観察をしながら、フルタイム勤務の傍ら、一般社団法人の活動をしています。 罹患前は、フルタイム勤務の職場で管理職になるという目標を持っていましたが、罹患後、その目標は遠のいていきました。 それならばと、一般社団法人を立ち上げ、活動してはいるものの、がん罹患によって失ったもの(キャンサーロスト)はそう簡単に割り切れるものではないことを肌で感じています。 そして、もしかしたら、多くの罹患経験者の方も、私と同じような葛藤を抱えていらっしゃるのではないか…と思ったことが、この企画の原点です。 今回は、がん罹患経験者の方々より、「キャンサーロスト」体験をアンケートさせていただき、内容を集約していくことで、同じような体験をされている多くの罹患経験者の方に読んでいただけるような書籍やコンテンツを作っていけないかと思っています。 出産、結婚、進学、就職、転職、出世、夢、目標、今まで築き上げてきた家族との暮らし……。 これらの機会を失ったことは、辛く、悲しい経験かと思いますし、それらの記憶をまた思い出すことは、苦しい作業かもしれません。 しかし、皆様の持つストーリーは、きっと同じような経験をした方々の力になると思います。 また、罹患経験者にかかわる方にとっても、きっとかかわる際の有益な情報になるはずです。 もしご協力いただける方がいらっしゃいましたら、以下アンケートフォームより、ご協力くださいませ。(シェアなども大歓迎です) https://forms.gle/oAuLsh1gmHc1JZDi9 どうか多くの方々のご協力をいただきたく、よろしくお願い申し上げます。 一般社団法人がんチャレンジャー 代表理事 花木裕介
作成日 : 2022-04-13 17:41:29
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『がんチャレンジャー・サポート・プログラム(GSP)【仮称】』トライアルモニター参加者募集
今日は、一つ一般社団法人がんチャレンジャーの告知をさせてください。 一般社団法人がんチャレンジャーは、『がんという病気に挑戦する方や、がんに罹患しながらも人生の挑戦を諦めない方を後押しするため、「人が人に寄り添う社会づくり」に貢献していく』というミッションを掲げて活動をしています。 設立から2年間は、主に、がん罹患経験者にかかわる方を対象に、かかわり方や寄り添い方のヒントをご提供する活動をしてきました。 おかげさまで、その活動が一定の広がりを見せてきたため、現在は次のフェーズとして、がん罹患経験者を対象に、『がんチャレンジャー・サポート・プログラム(GSP)【仮称】』を開発中です。 こちらは、がんという病気に挑戦する方や、がんに罹患しながらも人生の挑戦を諦めない方を直接的に後押しするプログラムで、今回はそのトライアルモニターを募集します。 モニターのため費用はかかりませんので、よろしければ、ご検討の上お申し込みくださいませ。 ■実施日時: 2022年1月14日(金)より、原則、隔週金曜日 ※計6回開催予定(祝日の場合は開催日を調整する予定です) ※時間帯は、20時〜22時を予定 ■参加方法 ZOOM(要顔出し、名前はニックネームでも可) ■ファシリテーター: 花木裕介(一般社団法人がんチャレンジャー 代表理事/産業カウンセラー) ■対象: ・がん罹患経験者(治療中、治療後は問いません) ・がんという病気に対して、または、人生そのものにチャレンジしたいと考えている方 ・チャレンジしたいが、なかなか一歩が踏み出せない方 ・全6回、ワークやディスカッションに参加いただける方(やむを得ない事情によりお休みされる場合を除く) ■構成(案): ★第1回 現状に向き合う ・キャンサーロストに向き合う ・今あるものを棚卸しする ★第2回 この先に少し目を向ける ・かつて「やりたかったこと」を今こそ取り戻す ・明確な目標はあえて持たない ・小さな一歩を踏み出してみる ★第3回 気持ちを外に出してみる ・周囲にサポートを求める ・あえて口に出す、文章にする ★第4回 考え方を少し変えてみる ・出来事のとらえ方を変えてみる ・制約を力に変えてみる ・チャレンジによって耐性を鍛える ★第5回 一歩踏み出せないときのヒント ・り患前にやっていたことの再挑戦も、大きなチャレンジ ・内面におけるチャレンジもある ★第6回 り患前に戻すのではなく、新たな自分を創る ・再発・転移を恐れるだけでなく、再発・転移があっても後悔しないよう日々を生きる ・あなたの経験はきっと誰かの役に立つ ・今後活用できる情報提供 ※各回、講義とワーク&ディスカッションで進めていく予定です。 ※適宜、ゲストスピーカーの参加も予定しています。 ■費用: トライアルモニターのため、参加費用はかかりません。(通信費、資料印刷費を除く) ■定員: 6名 ※申込者多数の場合は、選考とさせていただきます。 ※万一、主催者が、プログラムの趣旨に反すると判断した場合は、途中でも参加をお断りする場合があります。 ■申し込み締め切り: 2021年12月22日(水) ■申し込み方法: 以下、問い合わせフォームに、「氏名」「ニックネーム(プログラム時に使用)」「がん種」「現在の状況(お仕事や症状など)」「参加動機」を記載の上、「GSPトライアル参加希望」とお書き添えのうえお申し込みください。 https://www.gan-challenger.org/contact/
作成日 : 2021-12-07 18:04:55
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【ご協力のお願い】チャンネル登録にご協力いただけませんか。
こんにちは、がんチャレンジャーの花木です。 皆様にはいつも応援やご支援をいただき、感謝しています。 今日もまた厚かましくも(笑)お願いとなります。 ただいま、一般社団法人がんチャレンジャーの方で制作を続けているYou Tube番組「寄り添い方チャンネル」へのチャンネル登録のご協力をお願いできないでしょうか。 https://youtube.com/channel/UCL_t5Zx5JO8apy9EzR2zJEw 現在、265名まできましたが、まだまだ知名度が低く、なかなか本来届けるべき、「がん罹患者にかかわる方々」に情報が行き届いていません。 そこで、少しでもチャンネル登録者数を増やしていくことで、信頼感を高められないかと考えています。 コンテンツ自体は、多くのCP会員の方にもご登場いただき、「嬉しかったかかわり」や、「辛かったかかわり」などをお聴きすることで、とても有意義なコンテンツに仕上がっていると自負しています(少々時間が長いのが課題ではありますが)。 500名くらいまで届くといいなーと思っており、皆様のご協力をお願いできたら嬉しいです。 もちろん、ご期待にそえるよう、引き続きコンテンツを増やし続けたいと思っていますので、どうぞよろしくお願い申し上げます!
作成日 : 2021-10-27 14:22:51
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来週水曜20時より、ライブ配信やります。
実は来月で立ち上げた法人が2周年を迎えます。 もちろん、単体ではなく、サラリーマンしながらなのでなんとか続けられているわけですが、せっかくなので、この2年間で私なりに学んだことを発表してみようかと思い立ちました。 立ち上げの際には、CP創設者の西口さんにもアドバイスをいただいていたので、そのあたりのエピソードもご紹介できればと思っています。 ちなみに、どちらかというと、苦労や葛藤、失敗談のほうが多いかもしれません(笑) 来週水曜27日20時から1時間ほど予定しています。よろしければぜひ。 https://youtu.be/UR-5SbE29-o
作成日 : 2021-10-20 22:52:18
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新たな日程を追加しました!
『がん罹患経験者にかかわる方のための「傾聴」実践研修 参加者募集』 9月より、添付の通り組織様、団体様にご提供していくことになりました「〜『寄り添い』の第一歩〜 がん罹患経験者にかかわる方のための『傾聴』実践研修」ですが、多くの方より、 「個人としても学びたい」 「参加させてほしい」 というご希望をいただきましたので、不定期ではありますが、個人様向けも実施させていただくことにいたしました。 弊法人の活動は、原則、個人様からは費用等をいただいておりません。 一方、本研修においては、組織様、団体様から費用をいただくことから、不公平感を解消するべく、「参加費無料、ただし、研修受講後、弊法人に対して1円以上の寄付」という形を参加条件とさせていただきます。 よろしければ、ご検討の上ご参加くださいませ。 一人でも多くの方と、寄り添いの一歩となる傾聴を学べることを楽しみにしています。 ■研修日時: ●【がん罹患者のご家族対象】 2021年10月1日(金)20時〜22時 ●【企業等の人事・総務ご担当者対象】 2021年10月15日(金)20時〜22時 ●【ピアサポーター(これから目指す方も含む)対象】 2021年10月29日(金)20時〜22時 ■参加方法: ZOOM ■内容: ・事例検討(講師のリアルな事例による) ・傾聴の有用性を知る、体感する ・グループによるロールプレイ など ■司会進行: 花木裕介(一般社団法人がんチャレンジャー 代表理事/産業カウンセラー) ■費用: 無料、ただし、研修受講後、弊法人指定口座に1円以上の寄付をお願いいたします。 ■定員: 各10名程度 ※参加確定の方には、ZOOMのIDなど必要情報をお送りいたします。 ■締め切り: 【がん罹患者のご家族対象】 2021年10月1日(金)開催分 →2021年9月25日(土)締め切り 【企業等の人事・総務ご担当者対象】 2021年10月15日(金)開催分 →2021年10月8日(金)締め切り 【ピアサポーター(これから目指す方も含む)対象】 2021年10月29日(金)開催分 →2021年10月22日(金)締め切り ■申し込み方法: 以下ページの最下部にある問い合わせフォームに、「氏名」「参加動機」を記載の上、「○月○日個人向け研修参加希望」とお書き添えのうえお申し込みください。 https://www.gan-challenger.org/training-seminar/
作成日 : 2021-09-21 20:53:26
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『〜医療従事者様向け〜 がん罹患経験者にかかわる方のための「傾聴」実践研修 参加者募集』
一点、一般社団法人がんチャレンジャーからご案内をさせてください。 9月より、組織様、団体様にご提供していくことになりました「〜『寄り添い』の第一歩〜 がん罹患経験者にかかわる方のための『傾聴』実践研修」ですが、多くの方より、 「個人としても学びたい」 「参加させてほしい」 というご希望をいただきましたので、不定期ではありますが、個人様向けも実施させていただくことにいたしました。 ※今回は、個人様の中でも、医療従事者の方や医療機関で勤務されていらっしゃる方が対象となります。 弊法人の活動は、原則、個人様からは費用等をいただいておりません。 一方、本研修においては、組織様、団体様から費用をいただくことから、不公平感を解消するべく、「参加費無料、ただし、研修受講後、弊法人に対して1円以上の寄付」という形を参加条件とさせていただきます。 よろしければ、ご検討の上ご参加くださいませ。 一人でも多くの方と、寄り添いの一歩となる傾聴を学べることを楽しみにしています。 ■研修日時: 2021年9月24日(金)20時〜22時 ■参加方法: ZOOM ■内容: ・事例検討(講師のリアルな事例による) ・傾聴の有用性を知る、体感する ・グループによるロールプレイ など ■対象: ・医療従事者の方 ・医療機関で勤務されていらっしゃる方、または今後勤務予定の方 など ■司会進行: 花木裕介(一般社団法人がんチャレンジャー 代表理事/産業カウンセラー) ■費用: 無料、ただし、研修受講後、弊法人指定口座に1円以上の寄付をお願いいたします。 ■定員: 10名程度 ※参加確定の方には、ZOOMのIDなど必要情報をお送りいたします。 ■締め切り: 2021年9月17日(金) ■申し込み方法: 以下ページの最下部にある問い合わせフォームに、「氏名」「参加動機」を記載の上、「9月24日個人向け研修参加希望」とお書き添えのうえお申し込みください。 https://www.gan-challenger.org/training-seminar/
作成日 : 2021-09-13 20:23:24
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「寄り添い方ハンドブック」お申し込み手続き無し無料DLいただけます。
こんにちは、花木です。 先月のJCF(ジャパンキャンサーフォーラム)にて、キャンサーペアレンツの部屋にご参加いただいた方、有り難うございました。 「私にとって寄り添ってもらえたと思った瞬間」をテーマにディスカッションをさせていただきましたが、ゲストの皆様のお話に、私もいち登壇者として大変学びをいただきました。 さて、一般社団法人がんチャレンジャーでは、昨年から、お申し込みいただいた方に無料でご提供していた「寄り添い方ハンドブック」を、期間限定で、お申し込み手続き無しで自由にPDFファイルをダウンロードいただけるよう、企画を実施しています。 我々がん罹患経験者にかかわる方向けに発行した冊子ではありますが、罹患経験者の方からも、 「自分の気持ちを理解してもらえるよう、周囲の方にも読んでもらいます」 「ピアサポート活動に役立ちます」 といったお声を多数いただいています。 一人でも多くの方に読んでいただきたいと思っていますので、ぜひ普及のご支援をよろしくお願いいたします! https://www.gan-challenger.org/handbook/
作成日 : 2021-09-04 12:04:56
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かかわる側主体のかかわりと、罹患者主体のかかわりの違いとは??
4〜5月は、寄り添い方に関するアンケートにご協力いただき、有り難うございました。 おかげさまで、その後、皆様のお声を広く社会に伝えることができています。 また、同じく「寄り添い」をテーマに、先日はジャパンキャンサーフォーラムにて、CPのセッションにてお話しさせていただきました。参加いただいた方には、厚く御礼を申し上げます。 さて、私が代表を務める一般社団法人がんチャレンジャーでは、「〜『寄り添い』の第一歩〜 がん罹患者にかかわる方のための『傾聴』実践研修」を企業様や団体様にご提供開始しました。 今日は、その研修の中で活用している動画をご紹介します。 実演は、弊法人のパートナーでもある株式会社Eachway代表取締役の原田将嗣さんにご協力いただきました。 「かかわる側主体のかかわり」と、「罹患者主体のかかわり」は、いったいどのような違いがあるのでしょうか。 よろしければぜひご参考くださいませ。 https://youtu.be/baPGsyD0yUA
作成日 : 2021-08-28 12:14:42
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挑戦記インタビュー、最新記事アップしました!
挑戦記インタビュープロジェクトの花木です。 久々の最新記事をアップしましたので、ご紹介させてください。 今回は「まさママ」さんこと、伊勢上雅世さんに登場いだきました。 がんに罹患してからというもの、ついつい焦ってしまう自分がいますが、伊勢上さんはじっくりと時間をかけて、でも一つひとつやりたいことを着実に実現されており、お話を伺っていてとても学びになりました。 皆さんにも、ぜひ読んでいただきたいです。 No.18「歩みは遅くとも、一歩ずつ」挑戦内容:罹患者が支え合える場づくり https://ameblo.jp/cancer-parents/entry-12682006504.html
作成日 : 2021-06-22 22:04:38
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とっしーさんにゲスト登場いただきました。
「寄り添い方体験談」vol.22は、CP会員(ハンドルネーム・とっしー さん)の志賀俊彦さん(茨城がん体験談スピーカーバンク代表/会社員)にお越しいただきました。 昨年度から正式に始まった学校でのがん教育。その数年以上前から講師を務めている志賀さんより、リアルながん教育や子どもたちとのかかわりなどをお聞きしてみました。 志賀さん、有り難うございましたー。 https://youtu.be/RXkMafj4wpE
作成日 : 2021-06-12 18:55:21
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腫瘍精神科を知っていますか?
「寄り添い方体験談」vol.20は、厚坊浩史さん(公益財団法人がん研究会 有明病院腫瘍精神科/公認心理師)に、お話を伺いました。 腫瘍精神科のことはご存知の方も多いかと思いますが、実際に現場にいらっしゃる厚坊先生に、どのようなご相談をいただくことが多いのか、またご本人の他にご家族からのご相談も可能なのかなど、さまざまご質問をしてみました。 がん治療は体のケアだけにとどまらないかと思いますので、よろしければぜひご視聴くださいませ。 https://youtu.be/q0lOtkHHChs
作成日 : 2021-05-30 21:53:11
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「寄り添い」という言葉に違和感を抱えている方へ
現在、皆様にご協力をお願いしている寄り添い方アンケートを参考に、このようなテーマでYou Tube動画を作ってみました。 やはりこの言葉には賛否両論がありますが、それがなぜなのか考えてみました。 よろしければご視聴くださいませ。 https://youtu.be/aumvxnPKVgs
作成日 : 2021-05-22 13:25:22
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つらいかかわり
いつも(寄り添い方体験談の)ゲストの皆さんに、「つらかったかかわり」をお聞きしているのに、「そういえば自分は動画で披露していないな」と思い立ち、急遽作ってみました。 良かったらご覧くださいませ。 https://youtu.be/WoUi8YDJxno
作成日 : 2021-05-12 17:58:23
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今日5月8日、寄り添い方体験談の最新回をアップしました。
今日はキャンサーペアレンツを立ち上げた西口洋平さんの命日ですね。 千葉の空は、青く澄み渡っていて、西口さんが上から見守っているような気にさせてくれます。 そのような日だからこそ、キャンサーペアレンツ会員として出会った松本みゆきさん(ニックネーム:手のりインドぞうさん)の体験談をアップしました。 看護師として、管理職として、お仕事をされている松本さん。 周囲が良かれと思って、仕事をセーブするような声掛けをしてくれたことが、逆に心苦しかったそうです。 私も、復職当時、同じような葛藤がありました。「職場にいる以上、できることは全力でやりたいのに」と。 ぜひご覧いただけたらと思います。 https://youtu.be/bkAscuc1I7Q
作成日 : 2021-05-08 15:00:28
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CP会員「つっちー」さんの体験談です。
ただいま、寄り添い方に関するアンケートのお願いをさせていただいていますが(おかげさまで80名以上の方に協力いただいています!)、そのきっかけは、現在16回目を迎えている「寄り添い方体験談」です。 今回は、CP会員でもいらっしゃるつっちーさんこと土橋武彦さんにお話をいただきました。 今も治療しながら勤務を続ける土橋さんですが、見た目があまり変わらないこともあり、周囲の憶測に悩んだこともあったそうです。 そんな体験談をぜひ皆様にもご覧いただけたらと思います。 https://youtu.be/VD0CXY7EAL0 また、アンケートの内容を通じて、新たな体験談も増やしていきたいと思っていますので、ぜひこちらの方もご協力よろしくお願いします。 https://forms.gle/gVK4X96CJHggJPr98
作成日 : 2021-05-01 10:23:41
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キャンサーペアレンツ理事の高橋智子さんにご出演いただきました!
私が運営する一般社団法人がんチャレンジャーのYou Tube番組「寄り添い方体験談」にて、本日より、キャンサーペアレンツ理事である高橋智子さんの回をアップしています。 高橋さんがキャンサーペアレンツの理事になられたきっかけから、皆様とどのような想いで関わられているかについてまで、深くお話をいただきました。 ぜひ会員の皆様には一度ご覧いただきたいです。 https://youtu.be/KzMwdW4zeLA また、来週以降、この「寄り添い方体験談」を一層普及させていくべく、キャンサーペアレンツさんを通じてアンケートのお願いをさせていただく予定です。 一人でも多くの健常者の方に、がん罹患者へのかかわリ方を深く考えていただく場を作っていきたく、ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。
作成日 : 2021-04-17 10:59:42
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挑戦記インタビュー、最新記事アップしました。
挑戦記インタビュープロジェクトの花木です。 久々の最新記事をアップしましたので、ご紹介させてください。 つっちーさんこと、土橋武彦さんに登場いだきました。 今もなお治療を続けながら、それでも行動力を失わないその姿に、私自身も「日常をもっと大切に生きよう」と思わせていただきました。 皆さんにも、ぜひ読んでいただきたいです。 No.17「お互いに楽しんだり、喜んだりしたいから」挑戦内容:伝えたいことは、今すぐ伝える https://ameblo.jp/cancer-parents/entry-12667270849.html
作成日 : 2021-04-08 08:31:56
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寄り添い方体験談をご覧くださいませ。
ご著書『緩和ケア医が、がんになって』で知られる大橋洋平先生に、この度、「寄り添い方体験談」のゲストとしてお話していただきました。 ジストの罹患者として、そして、緩和ケア医として、相手と関わるうえでのヒントをたくさんいただいています。 ぜひご覧くださいませ。 次回は、キャンサーペアレンツ理事の高橋智子さんにゲストでお越しいただきます! https://youtu.be/NJ4H_zhaLaA
作成日 : 2021-04-07 20:11:04
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寄り添い方ハンドブック絶賛無料配布中です
5月にもご案内した「がん罹患者にかかわる方必携『寄り添い方』ハンドブック」の無料配布を継続中です。 罹患者ご自身の方からも、 「自分の感じていたことを代弁してくれている」 「家族に渡しました」 など、反響をいただいていますので、よろしければご活用くださいませ。 ▼詳細・お申し込みは以下より https://www.gan-challenger.org/handbook/
作成日 : 2020-12-17 08:39:13
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挑戦記インタビュー(第16回)、最新記事アップしました。
挑戦記インタビュープロジェクトの花木です。 「OLT」さんこと、阿蘇敏之さんにZOOMにてインタビューさせていただきました! 約4年前にがん再発の治療を終え、その後、がん経験者の集まるイベントに参加するようになったという阿蘇さん。 今では自らもイベントを主催されていらっしゃる阿蘇さんの挑戦を、ぜひご覧ください。 https://ameblo.jp/cancer-parents/entry-12640195445.html また、「インタビュー受けてみたい」「この会員さんに出てもらいたい」といった自薦他薦ありましたら、私の方までご一報くださいませ。 挑戦記インタビュープロジェクト一同
作成日 : 2020-11-26 10:26:53
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挑戦記インタビュー(第15回)、最新記事アップしました。
挑戦記インタビュープロジェクトの花木です。 「わんころりん」さんこと、桜林 芙美さんにZOOMにてインタビューさせていただきました! がん罹患を機に、お母様が講師をされていたフラダンスを始めたという桜林さん。 そんな桜林さんの挑戦を、ぜひご覧ください。 https://ameblo.jp/cancer-parents/entry-12639935176.html また、「インタビュー受けてみたい」「この会員さんに出てもらいたい」といった自薦他薦ありましたら、私の方までご一報くださいませ。 挑戦記インタビュープロジェクト一同
作成日 : 2020-11-25 13:56:59
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11月3日webセミナーにてボランティアいただける方を探しています。
ご無沙汰しています、挑戦記インタビュープロジェクトの花木です。 いつもインタビューブログをご覧いただき、有り難うございます。 今日は別件で皆様にご相談となります。 直近で申し訳ありませんが、私もメンバーとして参画しているグリーンルーペ主催で、11月3日(火)に以下のwebセミナー(13時〜15時半予定)を開催いたします。 その中で、後半、グループトークを行う際、一般参加の方に混じってがん体験者の方にもグループに入っていただきたいと考えています。 参加申し込みが100名を超えており、グループトークに半分が残るとしても10グループ以上が予想されます。 しかし、現時点でがんサバイバーの方の人数が十分足りていません。 よろしければボランティアでご支援をいただけないでしょうか。 「がんのことをまだ知らない若い方々に、少しでもがんのことを知っていただく」。そんなお手伝いをしていただけたら幸いです。 もし可能な方は、以下参加フォーム入力の上、私の方にもつながり申請によりその旨ご一報いただけたら嬉しいです(参加フォームは一般の方と同じ内容のため、サバイバーの方と識別するためにご一報お願いしております) 明日午前中くらいまで受け付けたいと思っており、どうぞよろしくお願いいたします! ■セミナー概要 【開催】11月3日(祝) ☆zoomを使用したwebセミナー 【司会】岸田徹・轟浩美 【参加】無料 どなたでもご参加いただけます 【一緒に知ろう】13時から14時20分 ≪講演≫ *AYAがんの医療と支援のあり方を考える研究会理事長 名古屋医療センター 堀部敬三 教授 *学術集会会長 国立国際医療研究センター病院 清水千佳子医師 *聖マリアンナ医科大学産婦人科学 鈴木 直教授 【ともに考えよう】 講演後、5分ほど休憩し、グループに分かれて、講演を聴いてどう思ったか等をお互いに出し合っていきます。終了は15時半ごろの予定です。 【参加方法】以下の申し込みフォームよりお申し込みください https://forms.gle/cLibr4KqvZZCLQ5z7 ☆参加URLは申し込みフォームの最後に記載してあります ※ご不明な点は、 info.gl@greenloupe.orgにお問い合わせください ※いただいた個人情報は本イベントについての連絡以外には使用しません。 以上
作成日 : 2020-11-01 09:47:38
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挑戦記インタビュー、最新記事アップしました。
挑戦記インタビュープロジェクトの花木です。 「手のりインドぞう」さんこと、松本みゆきさんにZOOMにてインタビューさせていただきました! キャンサーペアレンツのオフ会参加をきっかけに、地元鳥取で罹患者が集える場をつくろうと思ったという松本さん。 そんな松本さんの挑戦を、ぜひご覧ください。 https://ameblo.jp/cancer-parents/entry-12625327420.html また、「インタビュー受けてみたい」「この会員さんに出てもらいたい」といった自薦他薦ありましたら、私の方までご一報くださいませ。 挑戦記インタビュープロジェクト一同
作成日 : 2020-09-17 09:08:53
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挑戦記インタビュー13回目をアップしました!
挑戦記インタビュープロジェクトの花木です。 おかげさまで、ひろさんこと西脇博美さんに、インタビューをさせていただきました。 https://ameblo.jp/cancer-parents/entry-12618591876.html CP友の会を立ち上げられ、一人でも多くの方の日記投稿などに寄り添っていけたら…というお気持ちをお持ちのひろさんを、これからも応援しています!
作成日 : 2020-08-18 10:30:29
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「寄り添い方」オンラインサロン開催します
私のがん治療期間は約2年前でしたが、当時から復職した今も、健常者の方とのコミュニケーションにはなかなか苦労させられています。 「どうして病気になった上に、そんな言い方されないといけないんだろう」 「良かれと思って言ってくれているんだろうけど、受け入れられない……」 「むしろ、こちらが悪いのかな」 なんてことをよく考えていました。でも、健常者の方に話を聞くと、「がん罹患者にどう接して良いか分からない」という悩みも多く抱えていることが分かってきました。 そんな双方のズレを少しでも解消できないかと思い、ただいま、「がん罹患者にかかわる方必携 『寄り添い方』ハンドブック」というのを作成し、無料配布しています。 おかげさまで、かかわる方のみならず、サバイバーの方からも、「自分の気持ちを代弁してくれているようで嬉しい」と言っていただけます。 そんな寄り添い方について、皆さんと一緒に考える機会(無料オンラインサロン)もご用意していますので良かったらご検討くださいませ。 https://www.gan-challenger.org/online-community/ 冊子のご希望だけでも大歓迎です。 https://www.gan-challenger.org/handbook/
作成日 : 2020-07-30 09:01:20
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挑戦記インタビュー、最新記事アップしました。
同じCP会員のpumiyさんにインタビューさせていただき、新たな記事をアップすることができました。pumiyさん、本当に有り難うございました。 https://ameblo.jp/cancer-parents/entry-12607957576.html プロジェクトスタートから1年半近く経ちましたが、ZOOMによるオンラインインタビューができるようになってから、記事作成のスピードが格段に早くなりました。 また、全国の方に登場いただけるようにもなりましたので、登場いただける方(自薦他薦問いません)いらっしゃいましたら、お気軽にお声掛けくださいませ。 挑戦記インタビュープロジェクト メンバー一同
作成日 : 2020-07-04 13:49:10
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「『寄り添い方』ハンドブック」無料配布開始しました。
ブログ記事『「『寄り添い方』ハンドブック」無料配布開始しました。』書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12598832969.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 このブログでも何度か紹介させていただいていた冊子「『寄り添い方』ハンドブック」が、おかげさまで無事完成しました。 それに伴い、今日から、完成品無料配布企画を実施します。 本来であれば、社員の両立支援などにご関心のあるすべての事業者や看護師等への教育意識の高い医療機関等にお配りさせていただきたいところですが、あいにく部数に限りがあるため、ご連絡いただいた先着100社に最大10部まで無料配布(送料も弊法人負担)とさせていただきます。 主に管理職や人事・総務担当、産業保健スタッフ、医療従事者の方々にお届けしていくことで、組織の中にがん罹患者にかかわる際のノウハウを浸透させていく担当者を支援していくことが本企画の趣旨です。また、身近に罹患者がいらっしゃる個人様には、PDFデータで同様の情報を提供いたします。 ご興味をお持ちいただいた方は、以下より詳細確認の上、お申し込みくださいませ。 https://www.gan-challenger.org/handbook/ 企画開始から完成まで、およそ一年かけてなんとか出来上がりました。 皆様からのお申し込み、お待ちしています! (了)
作成日 : 2020-05-26 08:19:45
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「トランジション・マネジメント」とがん罹患者のキャリア再構築との関係性
ブログ記事『「トランジション・マネジメント」とがん罹患者のキャリア再構築との関係性』書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12595492797.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 コロナウィルスの影響により、がん治療〜そして復職からコツコツと積み重ねてきたがんサバイバー講師としての活動ができなくなりました。 約1年半、自分の中では、キャリアの再構築の一環として取り組んできたつもりですが、今、まさに再々構築を迫られています。 とはいえ、嘆いていても仕方がないので、まずはこの1年半を振り返ってみようと思い、それにあたって、参考になる書籍がありましたので、皆さんにもご紹介します。 『グローバルリーダーのための「トランジション・マネジメント」』(馬場久美子著・ダイヤモンド社) 著者の馬場さんは、私が前々職でコーチングの会社にいたときの同志で、がん治療中にキャンサーペアレンツを紹介してくれた恩人でもあります。 キャンサーペアレンツ代表の西口さんと以前同じ職場にいらっしゃったご縁から、独立された今、キャンサーペアレンツの事業支援もしていらっしゃいます。 そんな馬場さんと、先日ZOOMミーティングで、本書の内容のことも含めていろいろとお話しさせていただきました。 ◆ 本書は、海外駐在員の方が、異文化環境に適応していく過程であるトランジション、すなわち「移行」を、いかにうまく進めていくかを解説した、グローバルリーダーのための一冊です。 しかし、私が読み進めていく上で、これは私たちがん罹患者にも当てはまるところがたくさんあると感じました。 特に、グローバルリーダーが、現地に着任し、さまざまな経験を積んだ後に帰任してくるとき(書籍の中では「逆カルチャーショック期」と示しています)、これがまさに、がん罹患者が治療を終え復職してくるときに近い状況なのではないかと思ったのです。 例えば私の場合、9ヶ月のがん治療の後復職しました。復職後は、「自分の経験を活かしたい」というモチベーションを抱きつつも、休職期間中に勤務先の状況は大きく変化しており、そのキャッチアップと自らの居場所づくりに苦心しました。特に、自分のパフォーマンス自体も大きく低下していたため、同じ勤務先ながらまったく別の人材になってしまったようなショックを受けました。 このような時期のことについて、本書では、逆カルチャーショック期の箇所で以下のように触れており、自分の1年半に重ね合わせて読みました。 私が特に印象的だった箇所をご紹介しますね。 ◆◆◆ ・実際には自分の予想や期待が次々に外れていきます。その過程で、多くの帰任者は、だんだんと所属している組織や仕事内容に対して、「こんなはずではない」と批判的な意味付けをし始める傾向があります。予期せぬカルチャーショックに対する自然な防衛反応として、現状を批判せずにはいられない、ということだと思われます。 ・そのカルチャーショックの内実は、次のようなものです。 「ここでは、自分は必要とされていないのではないか」 「自分は競争から取り残されてしまったのではないか」 「自分の経験をもっと活かせる場所が他にあるのではないか」 このような考えが帰任者の脳裏に浮かぶようになります。この予期せぬカルチャーショックは、帰任者にとっての、大きな落とし穴であると言えます。 駐在員は「帰任」するわけですが、実際には私たちは、元の時間や場所に「帰る」ということはないのです。 ・前出の桐原さんは、こんな風に表現されていました。 「キャリアというのは、『川の流れ』のようなものなのだと思います。川は、常に流れているので、たとえ同じ川の同じ場所に飛び込んだとしても、タイミングが違えば、そこはすでに違う川です。『まったく同じところに戻る』ということは決してありません(以下略)」 ・人は誰しもさまざまなマイノリティ性を持っています。海外からの帰任者も、そのうちのひとつです。そして、どのようなマイノリティ性にも、必ずALLY(協力者)は存在するであろうと私は考えました。海外からの帰任者にとってのALLYも、あなたの周囲に必ずいるでしょう。私は帰任者の方には、ぜひALLYを意識的に探してみていただきたいと思っています。 ・逆カルチャーショックのプロセスで、葛藤を乗り越え、あなたにとっての新たな「物語」を描き直すことは、「自分との対話」と「他者との対話」を通してしか成しえません。そして、そのプロセス次第では、見えてくる「物語」はたったひとつではないことを覚えていてください。 ◇伝えられていない周囲からの期待 ◇経験を活かせるチャンス ◇全く新しいミッションの可能性 ◇まだ手つかずの成長課題 ◇ここから始まる新しいキャリアステージ そこには、あなたがどれだけ広い視野を持って、どれだけ多くの人と対話を創り出していけるか、というチャレンジがあります。いくつもの対話を通じて、新たな「物語」を見いだせた時、初めて私たちの異文化環境での経験や視野が、組織にとってもあなたにとっても、次のステージへつながっていくのです。 『グローバルリーダーのための「トランジション・マネジメント」』(馬場久美子著・ダイヤモンド社) ◆◆◆ いかがでしょうか。 自分自身に照らし合わせてみると、「そういえば、治療前に比べて、多くの協力者とより多くの対話をしていたなー」と気づかされます。 もともと私は内向的な性格なので「自分との対話」はよくしていましたが、恐らく自分の経験を活かして新たなキャリアを構築していくために、と意識的に他者との対話も求めていたのではないかなと。 今、まさに復職やキャリアの再構築をしている方に、ぜひ読んでいただきたいですね。 最後に、私が勇気をもらった一文を、本書から借りてご紹介します。 「私は、トランジション期にしか存在しえない葛藤や混乱こそが、トランジション期の成功のサインと言えるのではないかと思います」 (了)
作成日 : 2020-05-08 10:13:59
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寄り添い方ハンドブック無料提供事前受付について
ブログ記事『クラウドファンディング終了報告と、寄り添い方ハンドブック無料提供事前受付について』書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12593719505.html (以下、本文転載) おかげさまで、無料冊子『がん罹患者にかかわる方必携 寄り添い方ハンドブック』の作成費用を募っていたクラウドファンディングが昨日無事終了し、34名(法人含む)の方より、38万円のご支援をいただくことができました。 ご紹介いただいた方も含め、厚く御礼申し上げます。 すでに表紙も含め、内容はほぼ完成しており、5月中の印刷&発送を目指しています。 この度は、無事資金調達できたことへの感謝として、希望者の方へ冊子の無料提供の事前受付をいたします。 個人の方(3冊まで)、法人の方(10冊まで)に、無料(送料も負担します)にてご提供します。 私のがん罹患経験も踏まえ、直接対面のみならず、オンラインでの会話やSNSにも役立つコミュニケーション方法をまとめました。 ご希望の方は、以下よりお届け先と希望部数をご教示ください。 https://www.gan-challenger.org/contact/ 皆様のお申込みをお待ちしています!
作成日 : 2020-05-01 09:51:26
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「挑戦記インタビュープロジェクト」、第11回目をアップしました。
「あっつん」さんにZOOMインタビューにお付き合いいただき、実現しました。 https://ameblo.jp/cancer-parents/entry-12593366204.html 「仲間と協働し、カトラリー(食卓用のフォーク、スプーンなどの総称)を開発する」という挑戦についてお話を伺い、まとめてみましたので、ぜひ読んでみてください。 また、今後、「自分も出てみたい」という方は、お気軽に私の方までお声掛けくださいね。お待ちしています。 挑戦記インタビュープロジェクト一同
作成日 : 2020-04-30 15:51:43
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がんで不安なあなたに読んでほしい。
ブログ記事『がんで不安なあなたに読んでほしい。』書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12590723340.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 私の尊敬する精神腫瘍医の清水研先生(がん研有明病院腫瘍精神科部長)が、新たな著書を出版されました。 『がんで不安なあなたに読んでほしい。』(清水研著、ビジネス社刊) https://www.amazon.co.jp/%E3%81%8C%E3%82%93%E3%81%A7%E4%B8%8D%E5%AE%89%E3%81%AA%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AB%E8%AA%AD%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%BB%E3%81%97%E3%81%84%E3%80%82-%E6%B8%85%E6%B0%B4-%E7%A0%94/dp/4828421793 これまで4000人以上のがん患者さん、ご家族と対話してきた清水先生が、がん罹患者の心身の悩みに、Q&A方式で答えていく内容で、どこからでも手軽に読める一冊になっています。 例えばこんな質問に対する、先生のアドバイスが収録されています。 ◆ ・5年生存率は50%と言われて、どうしても気分が落ち込む ・子宮摘出を、夫にどう伝えたらよいのかわからない ・セカンドオピニオンを受けたいが、主治医に言い出しにくい ・がんの宣告を受け、「何がいけなかったのか」と自分を責めてしまう ・職場に迷惑をかける。いっそ退職してしまおうかと思う ・主治医に信頼感を抱くことができない ・いったんは治療を終えたが、再発が怖い ・患者会に参加してみたい。どうやって探せばよいのか ◆ こうした38の質問に、先生が親身に寄り添い、紙上カウンセリングをしてくれています。 私も罹患経験者の一人として、多くの気づきをいただくとともに、微力ながら誌面づくりの協力もさせていただいており、自信を持ってオススメいたします。 ぜひ手にとって見てください。 『がんで不安なあなたに読んでほしい。』(清水研著、ビジネス社刊) https://www.amazon.co.jp/%E3%81%8C%E3%82%93%E3%81%A7%E4%B8%8D%E5%AE%89%E3%81%AA%E3%81%82%E3%81%AA%E3%81%9F%E3%81%AB%E8%AA%AD%E3%82%93%E3%81%A7%E3%81%BB%E3%81%97%E3%81%84%E3%80%82-%E6%B8%85%E6%B0%B4-%E7%A0%94/dp/4828421793 ※清水先生と私との出会いについては、2018年12月にブログを書いています。こちらもよろしければご覧ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12424361348.html
作成日 : 2020-04-19 09:21:21
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挑戦記インタビュー第10弾をリリースしました。
「挑戦記インタビュープロジェクト」を立ち上げ、早1年。ようやく10回目まで仕上げることができました。 「かんちょい」さんにご協力いただき、挑戦記インタビューの第10弾が実現しました。 https://ameblo.jp/cancer-parents/entry-12583182934.html 「実名・顔出しによるメディア出演」という挑戦についてお話を伺い、まとめてみましたので、ぜひ読んでみてください。 また、今後、「自分も出てみたい」という方は、お気軽に私の方までお声掛けくださいね。お待ちしています。 挑戦記インタビュープロジェクト一同
作成日 : 2020-03-20 18:04:24
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挑戦記インタビュー第9弾をリリースしました。
「ゆり」さんにご協力いただき、挑戦記インタビューの第9弾が実現しました。 ご自身の経験を活かし、「がんに負けない組織・人を増やしていきたい!」とチャレンジを始めた「ゆり」さんの記事をぜひご一読ください。 https://ameblo.jp/cancer-parents/entry-12582076282.html また、今後、「自分も出てみたい」という方は、お気軽に私の方までお声掛けくださいね。お待ちしています。 挑戦記インタビュープロジェクト一同
作成日 : 2020-03-16 18:10:49
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寄り添い方ガイドを途中までお読みいただけます。
ブログ記事『寄り添い方ガイドを途中までお読みいただけます。」を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12582155162.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 先週から始めたクラウドファンディングですが、おかげさまで一週間で目標額の64%までご支援をいただいております。 コロナウイルス感染拡大などで大変なこのような時期に、温かいご支援をいただき、本当に有り難く思っています。 一方で、「検討したいが、どのような内容なのか、もう少し教えてもらえないか」といったお声をいくつかいただきましたので、制作途中の冊子原稿データの一部をダウンロードできるようにしてみました。(全6章のうち2章までお読みいただけます) まだ表紙もできておらず、校正も途中のものですが、よろしければご覧いただき、ご支援の検討をいただけたら幸いです。 引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。 https://www.gan-challenger.org/crowdfunding/
作成日 : 2020-03-14 20:28:31
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挑戦記インタビュープロジェクト第8弾ができました!
「k00ji_cancer_parents」さんにご協力いただき、挑戦記インタビューの第8弾が実現しました。 ご自身独自のコミュニティ構築を目指されている「k00ji_cancer_parents」さんの記事をぜひご一読ください。 https://ameblo.jp/cancer-parents/entry-12580604520.html また、今後、「自分も出てみたい」という方は、お気軽に私の方までお声掛けくださいね。 挑戦記インタビュープロジェクト一同
作成日 : 2020-03-08 19:40:34
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こんな時期だからこそ、一歩踏み出してみます。
以前もご案内させていただいたとおり、今日からクラウドファンディングを始めました。 このような自粛ムードが流れる時期ですから、延期もずっと考えていましたが、逆にこのような時期だからこそ、クラウドという環境を活かして、一歩前に進んでみようと思いました。 自分ががんに罹患し、その後のコミュニケーションにおいてさまざまな経験をしましたので、「その経験を冊子にして、がん罹患者にかかわる方にとっての寄り添い方のヒントにしていただきたい」というのが、本プロジェクトを立ち上げたきっかけです。 罹患者にとって、自分に寄り添おうとしてくれる人の存在は、治療や人生に立ち向かう勇気を与えてくれます。 そんな環境が一人でも多くの方に訪れることを願い、コツコツと取り組んでまいります。 景気の先行きが不透明な今、このプロジェクトは、厳しい展開が予想されますし、場合によっては未達成になってしまうことも覚悟しています。 皆様より、少しずつでいいので、ご支援の想いをシェアなどでいただけたら嬉しいです。 どうぞよろしくお願い申し上げます。 https://readyfor.jp/projects/gan-challenger
作成日 : 2020-03-05 19:35:21
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3月5日(木)より、クラウドファンディングはじめます。
こんな時期ではありますが、いや、こんな時期だからこそ、やはりクラウドファンディングを始めることにしました。 直接的に人が集まることはむずかしくても、人を想う気持ちを集めることはできるはず。 「がん罹患者にかかわる方に、寄り添い方のヒントをまとめたガイドブックを作成したい」とその一心で、約4ヶ月間、準備をしてきました。 現在がん罹患者にかかわっている方も、現在はそうではない方にも、ぜひ読んでほしい。 3月5日(木)から、以下のような内容でスタートする予定です。 皆様のお知り合いで、もし興味をお持ちいただけそうな方がいらっしゃったら、ご紹介いただけると幸いです。 こんな時期に本当にすみません。そして、こんな時期だからこそあえてアクション起こしてみます。 https://readyfor.jp/projects/gan-challenger/preview?preview_token=193cdab60372e3635787e8638a00f37114a3b0d0
作成日 : 2020-03-01 10:09:03
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挑戦記インタビュー新記事アップしました!
みゆ7852さんにご協力をいただき、新たな挑戦記インタビューの記事をアップすることができました。 記事からは、小さな一歩を踏み出すことの大切さが伝わってきます。 みゆ7852さん、ありがとうございました! 皆様、ぜひご一読くださいませ。 No.7「出会う、つながる、学びが力に」挑戦内容:やりたいと思ったら、一歩踏み出す https://ameblo.jp/cancer-parents/entry-12577625648.html 【ご案内】 今後もコツコツと記事更新を続けてまいります。 もしインタビュー受けてもいいよ、機構してもいいよ、という方がいらっしゃいましたら、お気軽にお声掛けくださいませ。ご推薦も大歓迎です。 挑戦記インタビュープロジェクト一同
作成日 : 2020-02-26 08:10:57
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ラジオNIKKEIに出させていただきました。
先日、ラジオNIKKEIさんの「大人のラヂオ」内キャンサーペアレンツのコーナーにゲスト出演させていただきましたが、そのノーカット版を、ディレクターの宮崎様にアップいただきましたので、ご紹介させてください。 実際の放送では使われなかった、キャンサーペアレンツで皆さんが付けているニックネーム記入欄に私があえて本名を書いた理由なども放送されています。 MCの西口さんに上手に引き出していただき、ついつい話しすぎてしまいました笑 よろしければ。 http://podcasting.radionikkei.jp/podcasting/otona/otona-200208.mp3
作成日 : 2020-02-24 13:55:33
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クラウドファンディング、再び始めます!
ブログ記事『クラウドファンディング、再び始めます!』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12576832682.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 昨年に続き、今年もまたクラウドファンディングを実施することにしました。 ▼昨年、プロジェクト成功をお伝えした記事です。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12446132227.html 立ち上げた法人の最初の事業として、無料冊子の制作を水面下で進めていたのですが、その制作費の確保になかなか至らないことから、今回幅広く支援を募ることにしました。 開始は3月の予定です。 新型コロナウィルスの影響もあり、向かい風を感じてはいるものの、なんとか気持ちを強く持って取り組んでまいります。 皆様からも温かいご支援をいただけたらうれしいです。 (了)
作成日 : 2020-02-22 22:00:28
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『そして歩き出す』を読んで感じたこと。
ブログ記事「『そして歩き出す』を読んで感じたこと。」を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12566395784.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 本日、なんとか41歳の誕生日を迎えることができました。メッセージをくださった皆様、ありがとうございました。 今日は奇しくもそんな私と同じ誕生日である著者が書いたおすすめ書籍のご紹介です。 先日、Jリーグ・アルビレックス新潟所属の早川史哉選手(1994年1月12日生まれ)の書籍『そして歩き出す』を読みました。 早川選手は、2016年、大学卒業後のルーキーイヤーにレギュラーポジションを掴みながらも、体調不良による精密検査の結果、急性白血病の診断が下され、それから治療、リハビリに専念。 2019年10月に公式戦に復帰するまでの約1300日にも及ぶ日々のことを書籍で綴っています。 年代別の日本代表にも選ばれ、今や海外のクラブでも注目を集める南野拓実選手や中島翔哉選手とも親交の深い早川選手にとって、プロ選手として伸びしろも大きい20代前半を棒に振ったことは、とてつもない悔しさがあったと思います。 特に、治療が終わり、せっかくトレーニングができるようになっても、少し走っただけで息が上がってしまったり、ジュニアユース(中学生)やユース(高校生)との練習にもついていけなかったり、といった下りは、プロ選手として活躍していた彼にとっては引退宣告にも近い感覚があったのではないかと想像します。 個人的には、治療後のこうした葛藤の場面が、今の自分に重なるところがあり、とても共感しました。 治療が終わり、日常に戻れた喜びや周囲への感謝の一方で、なかなか治療前の状態には戻れない悔しさや自身の序列が下がっていくもどかしさ、ふとしたときに襲ってくる再発の恐怖。 こうした二極化した思いが同居しながらも一歩一歩着実に進んでいこうとする早川選手の人生に対する真摯な気持ちが伝わってくる一冊でした。 ちなみに、私が特に印象に残ったのは、以下の内容です。 …… ・正直、虚しさを覚えた。すぐ近くに慣れ親しんだ場所があるのに、そこに立ち入ることができない。トップチームとの練習が重なったときは、ロッカーでは仲のいい選手と話をするが、いざ外に出たらみんなとは別の場所に行く。その姿を練習見学に来たサポーターたちにも見られてしまう。虚しさはどんどん増していった。 ・ロッカールームの居心地も正直良くはなかった。僕が離脱をしてからおよそ2年以上の歳月が経っており、その間に加入した選手も多くいて、どこかよそよそしいというか、自分自身の存在がロッカーにおいて、より「異質」になっていた。 ・僕が目指す場所が山の頂上とするならば、最初は目標とする山を明確に決めて、その山頂を目指してスタートした。最初はただ山頂を見つめながら歩き始めたが、3から4合目まで来て、「ああ、ようやく近づいてきたかな」と思ってパッと山頂を見たら、山頂までのよりリアルな距離を突きつけられた。 ・プロフェッショナルというのは、極端なことを言えば、何かを成し遂げるために命を削るというか、よりストイックに自分に厳しさをもって追求していかないといけない。自分の体を労わることと逆のことをしないといけない。 命を削らないように生きてきたのに、それと逆のことをする。自分の人生に突如発生したその矛盾が、プロサッカー選手として壁に当たれば当たるほど大きくなった。 ・軽いもののはずなのに、重いものになっていく。恐怖を感じた僕は、チームドクターのいる新潟医療センターにお願いをして、血液検査をしてもらった。 幸い、検査の結果を見ても問題なく、ただの風邪だったことが判明。正直ホッとしたが、「風邪すらも血液検査の結果を見ないと安心できないのか……」と暗い影が心に残った。 ・周りの目からはつねに病気の影が僕についていて、僕もまたすぐ横を見たら病気の影が存在する。 それは命という火を燃やし続けるが、燃え尽きさせてはいけない。プロサッカー選手として上に行くためには、情熱を灯し続けながら、命を削っていかないといけない部分がある。でも、燃え尽きたら本当に終わりを迎えてしまう。 この矛盾は、つねに抱え続けることになる。 ・僕は決して勝者じゃない。敗者でもない。純粋に生きることに全力を尽くしている一人の人間だ。僕の生きかたが正解じゃない。人それぞれが生きるために全力を尽くしている。それが真実だ。 ・僕は僕の道を生きる。強い自分と弱い自分の2つを抱えながら。今という瞬間を、そして未来に向かって歩き続ける。 【出典:『そして歩き出す』(早川史哉著、徳間書店)https://amzn.to/2QGdpyM】 …… プロスポーツ選手でありながら、私のような一般の罹患者が抱えるような悩みや不安とも闘っているのだということを知り、その弱みを晒す勇気や打ち克とうとする姿勢にとても励まされました。 良かったらぜひ手にとってみてください。 (了)
作成日 : 2020-01-14 17:57:03
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2019年を振り返って ~不安と行動の狭間で~
ブログ記事『2019年を振り返って ~不安と行動の狭間で~』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12562816794.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 まもなく2019年も終わろうとしています。 皆様、どんな一年だったでしょうか。 私のほうは苦あり楽ありという感じでしたが、いずれにしてもこうして今のところ再発・転移なく年を越せるということはありがたいなと感じています。 さて、今日は自分なりに今年を振り返ってみたいと思います。 まず、最近のブログ記事でも何度か書いているのですが、やはり治療が終わり、復職して1年以上が経過しても、小さな不安や心配が消えることはありませんでした。 それどころか、時が経てば経ったで、新たな不安や心配が出てきました。 今後のキャリアやお金のこと、再発・転移に限らず健康全般のことなど、姿を変えては頭の中にはびこっています。 一方で、公私ともにさまざまな活動ができた一年でもありました。 「書籍出版」 「クラウドファンディング目標達成」 「兼業開始」 「メルマガスタート」 「研修登壇40本以上」 「ブログ記事70本超執筆」 そして、「一般社団法人設立」と、自分なりにはまあまあ行動ができたのではないかと思っています。 病気になってからは、中長期的な目標設定はあえてしないようにしているのですが(再発などして計画が崩れるとショックなので)、結果としてこうした活動ができているようになっているとは、年初には想像しておらず、自分でも驚いています。 そしてここからが今日の本題なのですが、冒頭に掲げた不安や心配とこうした行動の数々を振り返ってみて、もしかしたらその間にはwin-winな関係性があるのではないかと最近思うようになってきたんですね。 これまでは、不安や心配は行動の足かせになっていると思っていました。 こうした悶々とした気持ちがなかったら、自分はもっと行動量が増やせるのに…と。 でも、そう思ったところで、不安や心配はなかなか頭から消えないですし、消そうとするとかえって存在感を示してきます。 そもそもは私が安全に生きるために警鐘を鳴らしてくれているのが不安や心配なわけですから、罹患前よりも存在感が大きくなるのは当然ですしね。 そこで、発想を変えてみました。 もしかしたら不安や心配があるからこそ、それを克服したり、またいざそういうことが起こってしまったときに後悔しないように、自分がやりたいことをやれるときにやっておこうというエネルギーが沸いてくるのではないかと。 実際、病気になってからは、今まで以上に、一日一日やってくることが当たり前ではなく、有り難いものと感じられるようになりましたし、だからこそ「この一日を無駄にしたくない」と思って生きるようにしています。 不安も心配もなく、「人生ずっとこのまま問題なく続いていく」と考えるのなら、新たな行動を起こす必要性もなくなりますし、むしろ新たな行動自体がリスクになるので、チャレンジなんてできなくなるかもしれない。 そう考えてみると、不安や心配は私にとってなくてはならないものなのかもしれません(正直、あまり気持ちの良いものではないですし、過剰に気にして心身の不調に陥ってはいけませんが…)。 そして、私が関わらせていただいている多くの「がんチャレンジャー」(がんという病気に挑戦したり、また罹患してなお人生そのものに挑戦したりしている人)の方々も、同じような心境なのではないかなと思ったりするわけです。 ◆ 今年も本当に多くの方の支えのおかげでなんとかここまでやってくることができました。 来年も、体をできる限り大切にしながら、不安や心配を良い意味で味方につけ、新たなチャレンジを続けていきたいと思っています。 皆様、来年もどうぞよろしくお願いいたします。 良いお年をお迎えくださいませ。 (了)
作成日 : 2019-12-31 08:07:38
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笠井信輔アナの治療開始とブログ開設に寄せて
ブログ記事『笠井信輔アナの治療開始とブログ開設に寄せて』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12562003396.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 悪性リンパ腫を発表した笠井信輔アナがブログを始めたとニュースで知りました。 フリー転身という新たな門出もつかの間、抗がん剤治療が始まったことをブログに綴っています。 比較的明るいタッチで書かれているものの、「予後の悪いタイプ」とのことで、心中はそれほど穏やかではないのではないかと推測します。 それでも治療開始前からブログを始められた笠井氏に、2年前治療に臨むにあたってブログを開設した自分を重ね合わせてみました。 ◆ 当時の私は、がん宣告されたものの、示された治療さえやりきれば治る見込みはある、と告げられ、その辛い治療をやり切るために、途中で挫折しないよう、ブログを始め、続けることを決めました。 周囲に伝えれば途中で逃げ出すことはできなくなるし、みんなとつながり、励ましてもらうことだってできる。 いつか同じ病気にかかる人の役に立つことだってできるかもしれない。 誹謗中傷などもあるかもしれないけど、それよりもとにかく何かにすがりたい気持ちでした。 読者に心配をかけまいと、ついついポジティブなことを書いてしまいがちでしたが、一方で、ポジティブなことを書くことで、ネガティブなことから少し意識を遠ざけることもできました。 ただボーッとしていても、浮かんでくるのは悪い想像ばかりでしたからね。 そういう意味では、書くこと、発信することで、うまく心のバランスが取れていたように思います。 ◆ これから笠井アナは、苦しい抗がん剤の副作用に悩まされることになると思いますが、ブログの継続を通じて、きっと病気を乗り越えてくれると信じています。 「ブログを残すということは、もしかしてご自身もダメだと思っているんじゃ……」と考える方もいらっしゃるかもしれませんが、私はそうではないと思います。 生き残るために書いているんだと思います。自分に打ち克つために書いているんだと思います。なぜなら、私もそうでしたから。 笠井アナ、応援しています! https://ameblo.jp/shinsuke-kasai
作成日 : 2019-12-24 23:00:06
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不安の波に飲まれそうになったら……
ブログ記事『不安の波に飲まれそうになったら……』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12557739116.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 久々に投稿します。 11月の帯状疱疹による一週間の休暇以降、公私ともに少し活動量を減らしていました。 特に勤務先の方からは、「出張による登壇業務の負荷が高すぎたのではないか…」と結構心配をいただきました。 でも、回復し復職してから、なんとなくですが、逆にメンタル不調に陥る回数が増えました。 体力的には全然楽させてもらっているんですけどね。 ただ、それに反比例して気持ちが落ち込んでしまうんですよね。 ◆ 先日、とあるセミナーにパネラーとして参加させていただいたとき、司会の方から、「花木さんは出版したり、法人を立ち上げたりと、なんでそんなに行動的でいられるんですか?」と質問を受けました。 私は少し考えてから、こう答えました。 「自分ではそれほど行動的とは思っていません。ただ、がんに罹患してからはそれまで以上に不安を抱えることが増えました。再発・転移をはじめとした体の不安、お金やキャリアの不安など、何もしなかったらそういった不安の波に飲みこまれそうになります。 例えると、一輪車や自転車に乗っているようなものです。漕ぎ続けないと止まってしまい、足が地面に着いてしまう。上手に休憩ができればいいんですけど、やっぱり足が着いてしまうと(ふとしたときに不安を感じてしまうと)辛いんですよね。だから、私は行動をし続けているんだと思います」 皆さんの周りにも、活動的なサバイバーの方がいらっしゃるかもしれません。 その方々の多くは、同じような感覚を抱かれているかもしれません。 やっぱり、一度大病をしてしまうと怖いんですよね。この先もまた、自分にだけ不幸が訪れるんじゃないかとか、ごく稀にしか起こらないことが自分には起きてしまうんじゃないかとか。 だから皆さんにお願いです。 皆さんの周りのサバイバーが、少し無理(チャレンジ)をしていたとしても、それはそういった背景もあるのではないかと察して、温かい目で見ていただきたいのです。 もちろん、無理をしすぎているようであれば、それはそっと教えていただきたいですが、少なくとも、少しくらいの無理(チャレンジ)は、むしろ「生きていること」を実感できて嬉しいくらいです。 ちなみに今週の私は、 月曜…公私ともに登壇(午前中研修登壇、アフターファイブで表参道に行き、パネルディスカッション参加) 火曜…残業 水曜〜木曜…本業で、九州に研修登壇のため出張 そして今日金曜日は、本業の後、とあるプライベートパーティーに参加してきました。 これでも、まだまだ不安が入り込む余地があり、まだまだ行動量が足りないなーと感じています笑。 そろそろ、立ち上げた社団法人の方も事業を始めようと思っていますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。 何か私の経験がお役に立てるようでしたら、いつでもお声掛けください!! ▼お問い合わせは以下より https://www.gan-challenger.org/contact (了)
作成日 : 2019-12-13 22:35:45
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「もしも一年後、この世にいないとしたら。」を読んで考えたこと
ブログ記事『「もしも一年後、この世にいないとしたら。」を読んで考えたこと』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12552088612.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 今日は一冊、本をご紹介します。 昨年のご挨拶(※)以来、親交を温めさせていただいている、国立がん研究センター中央病院の精神腫瘍科長・清水研先生の新著を拝読しました。 ※【参考】精神腫瘍科・清水研先生を訪ねて。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12424361348.html タイトル名は、『もしも一年後、この世にいないとしたら。』 私もがん宣告前後は、「もしかしたら一年後には自分は生きていないのかもな…」なんてことを考えていたので、とても興味深く読みました。 がんのような大病は、体の健康だけでなく、心の健康も大きく害してしまうリスクがありますが、清水先生の本には、そんな罹患者が新たな希望や光(気づき)を得るヒントが散りばめられています。 そして、罹患者のみならず、今を生きるすべての人が今を精一杯生きるための示唆も……。 私が特に惹かれた部分をご紹介しますね。 ◆◆◆ ■精神腫瘍医は「がん」という病気が人にどのようなことをもたらすのかをきちんと理解しており、その経験をもとにがん患者およびそのご家族にきめ細かなケアを行います。 ■人が悩みと向き合う力(レジリエンス)を育むために、私は何をしたらもっとも効果的なのか。それは先ほど述べたとおり、その人が自分の悩みをより深く理解するために対話をすることと、大切なものを失ったことに対してきちんと悲しむための場を提供することです。 ■ですので、病気になって今まさに悩んでおられる方々には、「悲しみを経て成長しなければならない」とは決して思わないようにしていただきたいと思います。無理に前向きになろうとすることは、傷ついている自分をさらに鞭打つようなもので、決してご本人のためにならないと思います。 ■1つ目の課題と2つ目の課題は同時に進行しますが、徐々に悲しみや怒りが弱まっていき、新しい人生を考えるという方向にシフトしていかれます。切り替わるのではなく、少しずつ、グラデーションのように移っていく感じです。 ■他人からの親切をたくさんうけ、「人間ってあたたかいんだな、と思うようになった」というお話はカウンセリングの現場ではよく伺います。 そして、他人にたくさん親切にしてもらったり、勇気づけられたり、支えてもらったりした経験が、自分も誰かの役に立ちたい、という気持ちにつながっていくようです。 ■今は健康だけど、その状況はいつか様変わりしてしまうだろう。少なくとも「今与えられている健康は永遠に続くものではない」と思うと、それまでの前提であった「明日も明後日も来月も1年後も当たり前のように人生は続く」という考えは崩れ、今日一日を過ごせることがありがたいことに思えてきたわけです。 ■そんなころ、テレビ番組を見ていた時に「人生は一回限りの旅である」というフレーズがぐっと私の中に入って来ました。何気ない言葉のようですが、思いつめていた私には、目から鱗が落ちるような感覚でした。 ■一年後自分が病床に伏していると仮定したら、一年後の自分が今の自分を振り返る際に、今の生き方を後悔しませんか? 【出典:『もしも一年後、この世にいないとしたら。』(清水研著・文響社)】 https://amzn.to/2qiXWuk ◆◆◆ がん罹患によって、私の人生も少し人とは違ったものになってしまいましたが、「旅にトラブルはつきもの。せっかくならトラブルも含めて、人生を味わおう」とこの本は囁いてくれている気がします。 清水先生、これからも多くの罹患者との対話を通じて、光を示してください! 陰ながら、応援しています。 (了)
作成日 : 2019-12-03 19:27:45
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帯状疱疹にかかってしまい、会社を休んでいます……
ブログ記事『帯状疱疹にかかってしまい、会社を休んでいます……』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12544925789.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 帯状疱疹にかかってしまい、ただいま会社を休んでいます。 先週から少し顔に発疹ができ始め、痛みも出始めたことで皮膚科に行ってみると、先生は開口一番、「帯状疱疹で間違いないですね」とのこと。 目の付近ということもあり、早めに抗ウィルス薬を飲み始めたことで、なんとか今のところ最小限の被害で食い止めています。 復職から1年が過ぎ、ようやくペースが戻ってきたと思ったら、また休み……。 原因は、ストレスや過労などからくる免疫力の低下とのことですが、がん治療後の罹患者は、比較的免疫力低下が続くということはままあるようで、いつまで経ってもなかなか本調子とはいかないようです。 なるべく睡眠は取るようにしていましたし、仕事も以前に比べてセーブしていたつもりなんですけどね。 ただ、そうは言っても生活や社会人人生は続くわけで、社会復帰した以上は、「体さえ元気ならそれで良い」とは言えないわけですよ。 子どもたちを育て上げなければいけないですし、お客様の期待にも応えなきゃいけないですし、生活も成り立たせなくてはいけない。 そのためにも、自分の罹患経験をマイナスではなくプラスにできるようキャリアを再構築している最中だったのに……とちょっと投げやりにもなりたくなります。 ◆ 以前、とある専門家に、治療前よりも収入が減ってしまったことに対して、何かできることはないかと相談したことがあります。 すでに使える制度は使い切ってしまっていた僕に対して返ってきた言葉は、「それだったらもうあとはしょうがないですよね。だって、病気になっちゃったんだから」というものでした。 多分悪気はないと思いますし、不可抗力なんだから、と私を慰めようとしてくれていたのかもしれない。 でも、家族を養う身としては、「しょうがない」では片付けられないんですよ。たとえハンデがあっても、体が動かなくても、なんとかするしかないわけです。なんとかしなきゃと思うものなんです。 だって、家族や子どもたちは何も悪くないわけですから。せめて人並みの暮らしをさせたいじゃないですか。 きっと罹患者の中には、同じような悩みを抱えている方も多くいらっしゃると思います。 そんな皆さんに少しでも道標になるよう、僕は引き続きこのブログやその他活動を通じて、自分の取り組みや心境を開示していきたいと思っています。 僕たちの未来を、「しょうがない」で終わらせないために。 ※とりあえず今は病人なので、大人しくしていますね…… (了)
作成日 : 2019-11-13 16:51:07
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「がんノート」出演しました。
ブログ記事『「がんノート」出演しました。』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12544237588.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 先日、「がんノート」という、がんサバイバーが毎回登場する番組に出演させていただきました。 代表の岸田さんとは、「キャンサーペアレンツ」での活動を通してお知り合いになり、今回声をかけていただきました。 自分の罹患経験や、現在に至るまでの悩みや不安などを、開示範囲ギリギリまでしゃべってきました。 苦しい治療を乗り越えるヒントが欲しい方や、今後のお金やキャリア、家族との関わり方などについて悩んでいる方に、自分の経験が参考になればいいなーと思っています。 ニット帽をかぶっている理由(最初の方)や、新たなチャレンジ(最後の方)についても喋っていますので、よろしければご覧くださいませ。 がんノートの皆様、ゲストの皆様、貴重な機会をありがとうございました! https://m.youtube.com/channel/UC0Es3A5XiPqhf4EN2pbEgDg?reload=9 (了)
作成日 : 2019-11-11 13:18:11
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『楽しくなければ仕事じゃない』を読んで、学んだこと。
ブログ記事「『楽しくなければ仕事じゃない』を読んで、学んだこと。」を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12540920863.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 今年2月、かつて僕がお世話になった出版社ディスカヴァー・トゥエンティワンの干場弓子社長との出会いを振り返ってみたのですが、覚えていますか? ▼ブログ記事「辛い治療を耐え抜く力をくれた、10年前の出会い。」 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12441390616.html この度、その干場社長が書籍を出版されました。 これまで編集の立場から数千冊の本の出版に携わってこられ、「恐らくご自身ではあえて書かないんだろうなー」と思っていたので、僕も驚きました。 早速amazonで購入し拝読すると、10年前に教えてもらった数々の仕事を楽しむための考えがページをめくるごとに展開されており、気づくと自分自身の10年間とも重ね合わせていました。 ここで、僕が学ばせてもらっていたことの一部を書籍の引用を通じてご紹介しますね。 ◆ ●チャンスはいつも、あなたが思っていることの外にある。いつもやっていること、いつも会っている人の外にある。 やってみなければ、今と同じ、もしくは今の延長上の想定内の状態が続くが、やってみると、想定外のことが起こる。非連続なことが起こる。それが楽しい。それが次のステップをつくる。だから、とりあえず、自分の身を投げ出してみる。 ●社会人の勉強の目的は、アウトプットにあるはずだ。ではどうするか?といえば、ケチケチしないで、今あるものを全部出し切っちゃうこと。すると、自然に新しい知恵、技術、情報が、入ってくる。 ●何であれ、一直線にほしいものにたどり着けるなんてことはめったにない。たいてい回り道をするものだ。その回り道こそが人生じゃないか? 一見、無駄に感じられる出会いが、のちに素晴らしい縁となったりする。一見、無駄な勉強が、あとで役に立ったりする。引き出しは多いほどいいのだ。 ●理由が必要なのは、やるときではなくて、やらないとき。だから、自分が「理由」を考え出したら、気をつけたほうがいい。そして、まずは、理由の中に深入りしないで、身体でも動かしてみることだ。 次に、理由ではなくて、方法を考える。もっとうまくいく方法。 ●思ったからといって必ず実現するとは限らないが、思わないことには、万が一にも実現しない。 ●ひとりでうんうん孤独にがんばるより、人の手を借りてでも何でも、結果を出せ!というわけだ。 ●仕事は与えられるものではなくて、ましてや、やらされるものではなく、創り出すものだ。今の仕事にあきたらなければ、自分で創り出せばいい。 ●もし、「過去」が全部黒い色に彩られていたとしても、だいじょうぶ。オセロのように、一発で、白に変えることができるから。「現在」によって。 ●でも、たとえば、大切に育てていた犬が、天寿を全うする前に死んでしまって悲しい思いをしているからといって、その幸せだった日々までを否定するとしたら、それはひどい。今がどんなに辛くても、これまでの日々に感謝したい。途中よければ、すべてよし。そう思いたい。今、悲しんでいる人に、そう言いたい。 【出典:『楽しくなければ仕事じゃない』(干場弓子著・東洋経済新報社)】 ※他にも、干場社長がかつて公務員を目指したことがあったことや、小学校の通知表で「やや消極的」と書かれたことなど、現在のイメージとのギャップ(!?)も楽しく読ませていただきました。 ◆ 僕自身は40歳になった今でもしがない一般社員ですが、病気に罹患し、多くのものを失い、悲観することがあってもなお、曲がりなりにも世の中に向かってチャレンジを続けていられるのは、10年ほど前のどうしようもなく内気で行動力のなかった自分が変わるきっかけをもらったからだと思っています。 そんなきっかけを与えてくださった干場社長への感謝の想いとともに、このブログを書いてみました。 最後に、干場社長が信条のひとつにしているというこの言葉を自分へのエールを込めて残したいと思います。 「後悔しないこと。後悔しないと決断できる決断をすること。」 (了)
作成日 : 2019-10-31 13:33:54
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夢を追いかけるべきか、現実を生きるべきか。
ブログ記事「夢を追いかけるべきか、現実を生きるべきか。」を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12537931179.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 ラグビージャパン、ベスト8で敗退してしまいましたね……。 でも、僕たちはその戦いぶりに、大きな勇気をもらい、夢を見させてもらいました。 選手の皆さんには、本当にお疲れ様と言いたいです。 ◆ さて今、ジャパンの躍進により、ラグビーに注目が集まっていますが、日本のラグビー選手の多くは企業チームに所属しています。(中にはプロ契約の選手もいるようですが) サッカーや野球といったプロスポーツと比べ、トップアスリートとしてはそれほど多くない給料をもらいながらトレーニングをしているようです。 ある意味、企業に守られているともいえますが、仕事においても、専従サラリーマンほどには働けないでしょうから、引退後のキャリアなどを考えれば、なかなかリスクは大きいのではないかと推測します。 とある選手が、「僕たちはすべてを犠牲にしてワールドカップに挑んでいる」と言っていましたが、本当にその通りなんだと思います。 そんな環境で夢を追いかけている。 なぜこんな話をしているかというと、実は僕自身、夢を追いかけていた頃のことを思い出したからです。 ◆ 僕は、27歳のときに新卒で入ったマスコミ関連の会社から心機一転、ライター職として新たなキャリアを歩み始めました。 新卒時に、希望していた出版業界にことごとく落ち続けたのですが、その夢にほそぼそとながら近づこうと思ったわけですね。 その後も、出版業界の道は遠く、だけど諦めきれずに編集職にこだわり続けました。 30代に入り、家族もでき、さすがにわがままを言える年齢ではなくなってからは、「自分が出版する側に回ろう」と決め、本業の傍ら執筆を始め、数年かけて商業出版を実現しました。 自著が書店に並んだとき、夢の一部が叶った喜びで心が震えました。 しかし、そのとき、僕はすでに36歳になっていました。 当時、勤務先では主任職。達成感を抱きつつも、ふと我に返り周りを見てみると、同級生がどんどん管理職などに昇進しており、急に焦りを感じ始めたことを思い出します。 自分の夢を叶えた次は、家族のために地位と安定を手に入れたいと思い、僕もキャリアアップに向けて管理職を目指しましたが、それまで編集職にこだわっていた僕にとって、それはなかなか高いハードルでした。(新聞記者など一部の高給取りを除き、編集職は比較的給与水準が低いことで知られています) そして、その最中に今度はがんになってしまいました。 いやー、世の中そんなに甘くはありませんね。 復職した今も、一旦病気に侵された体と9ヶ月の休職というハンデは、簡単には克服できていません。 同級生どころか、年下にもどんどん追い抜かれていくわけですよ。 まあ、悔しいといえば悔しい。 だとしたら、僕は夢を追いかけなければ良かったのでしょうか。 もっと現実に目を向け、コツコツと会社員として歩んでいたほうが良かったのでしょうか。 でも、やはり自分の夢に向かっていたときのワクワク感は、今も財産ですし、その経験は今の自分にとって掛け替えのないものだったりするわけです。 そして、今も新しい目標が見つかると、それに邁進しようと、また突き進んでしまう自分がいるんですね。 つくづく自分は、「青臭いなー」と思いますが、そんな人間がいてもいいのかなと、ジャパンのメンバーを見ていて思うようにもなってきました。 お金がなければ生活はできない。でも、夢や目標がないと、生きているハリがない。 これまでのように、いつ何が自分に起きてもいいように、自分の信じた道を歩んでいこうと思っています。 ジャパンの皆さん、これからも応援しています! (了)
作成日 : 2019-10-22 11:43:53
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それでも、人生は続いていく。
ブログ記事「それでも、人生は続いていく。」を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12533195310.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 最近、セミナーなどで登壇する際、以前は治療前後の話が中心だったのが、徐々に復職後の話をする割合が高まってきました。 当然ですよね。治療後も人生は続いているわけなので。 良いことばかりではないですが、悩みや不安も含めて、できるだけ等身大の自分を語るようにしています。 ・時が経っても、再発転移の不安はなかなか消えないこと。 ・やりたいことができてきている一方、諦めなければならないことも多々あること。 ・教育費に不安を抱えていること。 などなど、改めて「がんは、長い戦いなんだなー」と思い知らされます。 そんなとき、励みにしているのが、手前味噌ながら、今年2月に刊行した自著『青臭さのすすめ』です。 最後の章に書いたこんなフレーズが、我ながら気に入っています。 ◆◆◆ 最近は夜更けに空を見上げることが増えた。以前に比べて、星たちが一層まばゆく感じられるようになった。 それはきっと父さんが闘病中に「絶望」という闇を経験したから。そして、闇の中にポツンポツンとある希望こそが、人生の真の喜びであると実感できるようになったからではないだろうか。 君たちのこれから行く先も、もしかしたら期待しているようなバラ色の人生ではなく、暗くて長いトンネルをただひたすら進んでいくような人生かもしれない。 時に絶望感が押し寄せてくるかもしれない。 それでも、希望だけは失わないでほしい 。 出口から見えてくるひとすじの光を追い求めて挑戦を続けてほしい。 父さんはそんな君たちの歩みを、いつも心の底から応援しているよ。 【出典:『青臭さのすすめ』(はるかぜ書房)】 ◆◆◆ 昔、何かのテレビドラマで、 「幸せの中にポツポツと不幸せがあるのと、不幸せの中にポツポツと幸せがあるのはどちらが良いか」 という問いかけがありましたが、今の僕もまさにそんな心境です。 小さな幸せを大切に、これからも病気や自分自身、家族と向き合っていきたいと思っています。 (了)
作成日 : 2019-10-06 20:37:40
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明日何があってもいいように、今日が人生最後の日かのように生きる
ブログ記事「明日何があってもいいように、今日が人生最後の日かのように生きる」を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12526645882.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 週末は家族4人でお台場に行き、久々に休みらしい休みを過ごしました。(最近は長男のサッカーが続き、4人でどこか行くことも少なくなっており……) また、先日、4回目の経過観察の結果を聞きに行き、おかげさまで今回も再発・転移がないということで、ホッと胸をなでおろしています。 やはり検査前後はドキドキしますね。 「今回こそはひっかかってしまうんじゃないか……」と気が気ではありません。 そして、そんなことが、まだあと4年間は少なくとも続きますし、無事5年を経過した後だって、体の不安は決して無くなることはないでしょう。 なぜなら、僕たちは生きている限り、(たとえがんに罹患しようとしまいと)死というゴールに向かっているからです。 特にがん宣告直後は、この「死」というものが想像以上に早く自分のところにやってくるのかもしれないと感じ、恐怖に怯えました。 「子どもたちとお酒を酌み交わす夢も叶えられないかも……」なんてことを日々考えていましたね。 一方で、治療のプロセスを通じて、「死」に関する科学的な認知を切り開いた、精神科医・エリザベス・キューブラー・ロスがまとめた5段階を、自分自身も途中まで追っていたことに気づかされます。 以下にその5段階を示しますね。 ■第1段階 「否認」 患者は大きな衝撃を受け、自分が死ぬということはないはずだと否認する段階。「仮にそうだとしても、特効薬が発明されて自分は助かるのではないか」といった部分的否認の形をとる場合もある。 ■第2段階 「怒り」 なぜ自分がこんな目に遭うのか、死ななければならないのかという怒りを周囲に向ける段階。 ■第3段階 「取引」 延命への取引である。「悪いところはすべて改めるので何とか命だけは助けてほしい」あるいは「もう数ヶ月生かしてくれればどんなことでもする」などと死なずにすむように取引を試みる。神(絶対的なもの)にすがろうとする状態。 ■第4段階 「抑うつ」 取引が無駄と認識し、運命に対し無力さを感じ、失望し、ひどい抑うつに襲われなにもできなくなる段階。すべてに絶望を感じ、間歇的に「部分的悲嘆」のプロセスへと移行する。 ■第5段階 「受容」 部分的悲嘆のプロセスと並行し、死を受容する最終段階へ入っていく。最終的に自分が死に行くことを受け入れるが、同時に一縷の希望も捨てきれない場合もある。受容段階の後半には、突然すべてを悟った解脱の境地が現れる。希望ともきっぱりと別れを告げ、安らかに死を受け入れる。 【出典︰Wikipedia調べ】 もちろん僕の場合は、「余命○ヶ月」と言われたわけではないですし、今こうして回復できているため、直面した恐怖は、死が「逃れられない現実のもの」として迫っている方に比べれば大したことはないかもしれません。 それでも、程度の差はあれ、不安感から、第4段階くらいのところまでは足を踏み入れていた事実もあり、当時は一人になると不安で押しつぶされそうになっていました。 しかし、曲がりなりにも社会復帰した今、そうした過去を「得難い経験」としつつも、そこから自分を遠ざけようとしていることに最近気がつきました。 「あのときのような辛い思いはもうしたくない」という願いから、無意識に頭の隅に押し込もうとしているのでしょうね。 でも、残念ながら、一時的に遠ざけたり、他の問題にすり替えたとしても、「死」という課題を我々は完全に切り離すことはできません。 ならば、自ら第5段階に足を踏み入れていくほうがいいのではないか。僕は最近そう思い、今のうちに死を受容する練習を始めました。 「明日何があってもいいように、今日が人生最後の日かのように生きる」 具体的には、東日本大震災以降、繰り返し実践してきた上記テーマを念頭に、改めて日々意識して取り組んでいます。 再発・転移や死というものを遠ざけるのではなく、むしろ緩やかに受け入れることで、心配事に一喜一憂するのではなく、日々を一生懸命送っていきたいと思っています。 もちろん、健康を維持するよう努力はしますし、家族とのかけがえのない時間はこれからも大切にしていきますよ。(あくまでも意識の問題ですから、「本当は経過観察の結果が悪かったのでは?」といった過剰な心配は無用です!) 経過観察後早々ですが、今日はちょっとシリアスな話をしてみましたー。 (了)
作成日 : 2019-09-17 21:10:29
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生稲晃子さんの講演を拝聴してきました!
ブログ記事「生稲晃子さんの講演を拝聴してきました!」を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12523732279.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 今年2月に自著を出版したのですが、制作時に、「なんとか一人でも多くの方に手にとっていただける方法はないものか……」と試行錯誤を重ねているとき、ふと思い立ったのが、女優であり、現在はがん対策推進企業アクション(※)アドバイザリーボードメンバーでもいらっしゃる生稲晃子さんから帯の推薦文を頂戴することでした。 ※国民のがん検診率向上などを推進する国家プロジェクト 政府の「働き方改革実現会議」の民間議員も務められる生稲さんは、がん患者の仕事の両立をめぐり、主治医、会社、産業医・心理カウンセラーによる「トライアングル型」サポートの重要性を踏まえて「両立支援コーディネーター」を提言されたことからもお分かりの通り、国のがん対策において大変ご尽力されている方です。 僕自身、昨年、がん対策推進企業アクションより「認定講師」に選出いただき、いつかご一緒できたらいいな〜と思いつつ、直接ご挨拶を差し上げるより前に、推薦文のお願いをさせていただいたという厚かましい経緯があります(笑)。 今回は偶然にも、生稲さんが当アクション主催のセミナーに登壇されると聞きつけ、無理を承知でお会いしに行ってきました。 さまざまな場で登壇されているとは伺っていましたが、がん罹患時の辛さや不安、そして、生きていることへの感謝が言葉の端々から伝わってきて、今後の自分自身の登壇の際の大きな学びになりました。(僕は感情表現がやたらと下手なので……) また、芸能人ゆえに、「治療中は周囲にがんのことを伝えられなかった」という心苦しさも痛いほど伝わってきて、ブログやSNSでがん宣告時からオープンにできた自分はなんと恵まれていたんだろうと再認識。 講演後は、お疲れのところ、ゆっくり時間をとってお話&写真撮影をさせていただくことができました。 また、私の本『青臭さのすすめ』に対して、「同じ子どもを持つ親として、心境とてもよく伝わってきました」と、推薦文のみならず、有り難くも読後感想までいただきました。 ちなみに、生稲さんの『右胸にありがとう そして さようなら 5度の手術と乳房再建1800日』の中で、特に僕の中で印象に残っているのは以下のくだりです。 ・私は心理カウンセラー、メンタルトレーナーの資格を持っていて、「1人でもいいから、悩みや怒りを吐き出せる人を見つけたほうがいいですよ」というアドバイスをよくする。 実際に、隠し事をすることはストレスになり、いちばん体によくない。そこに結論は出なくてもいい、排泄してしまうことがとても大切なのだ。 ・覚悟を決めなくては。泣きたいけれど、覚悟を決めなくては。死ぬのではない。生きるためにするのだ。感謝しなければ。 ・私は、いつもどちらかというと、「その他大勢」のほうに入る人間だった気がする。決して稀な確率で選ばれるような人間ではない。 おニャン子時代だって、特別目立つ存在ではなかった。それなのに、病気という選ばれたくないことでは特別に選ばれてしまったのだ。 なぜだろう。私はいつまでも自問自答しながら、遠い記憶にも思いを馳せていた。 ・ファンのみなさんとの交流も最近ずいぶん復活できているし、昔の、途切れていた友達から連絡が来たりも。こういうことがあると、皮肉にも憎い敵に感謝してしまうのである。人生の後半戦のレールを敷いてくれたような出来事でもあったのだと、いまは思っている。 ・幸運にも発信する立場に身を置いているのだから、神様から与えられた「使命」であると考え、暗く悲しい夢のなかにある人に、少しでも笑顔を運んであげられたらと思っている。 私にはみなさんがいてくれる。みなさんには私がついている。 【出典︰『右胸にありがとう そして さようなら 5度の手術と乳房再建1800日』(生稲晃子著、光文社刊)】 まだ読んでいらっしゃらない方は、ぜひこれを機にご一読くださいませ。 生稲さん、この度は、貴重な学びと優しいお言葉を本当にありがとうございました。 そして、がん対策推進企業アクション事務局の皆様と関係者の皆様、今回はさまざまな計らいをいただき、ありがとうございました。 引き続き、認定講師として、がん検診率向上に微力ながら役立てるよう、研鑽してまいります! (了)
作成日 : 2019-09-11 11:52:58
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復職から丸一年を迎え、感じている不安と決意
ブログ記事『復職から丸一年を迎え、感じている不安と決意』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12516118096.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 2018年9月に復職して、丸一年が経過しました。 あっという間のような、でも、やっとというか。 もちろん、社会復帰できてよかった面や周囲に感謝することも少なからずありますが、正直、まだまだ不安や苦しいことも数多くあります。 生活がある以上、人生がまだ続く以上、一旦治療が終わったとはいえ、決して「ハッピーエンド」にはならないんですよね。 子どもたちを養っていかなければなりませんし、自分の健康も維持しなければならない。不測の事態も想定しなければなりませんしね。 そんなことを実感しています。 特に、「お金と時間のバランスを取ること」には苦心しています。 「せっかくもう一度与えてもらった限りある時間を有意義に使いたい」と思う一方で、最低限の生活費やら万一再発・転移した際の蓄えは稼がなければならない。 実際、うちの家計の一部は、僕の「生活残業」で成り立っているところがあります。 これは非常に悔しいですね。 時間を切り売りしてお金を得ているわけですから。 世の中の「働き方改革」の流れにも完全に逆行していますし。 もちろん、その中で勤務先の事業に貢献している部分もあるでしょうが、どちらかといえば今は残業ありき(しかも、体力的な限界は健常者の方よりもあります)の生活になっています。 その時間があれば、もしかしたら、もっと社会に対して、自分の経験やノウハウを役立てられるかもしれないのに……。 まあ、でもこれは、もとを正せば、僕に「稼ぐ力」がないことや体力的に不安があることなどに問題があるわけなので、その部分は、これから力を付けていくか、折り合いを付けていくしかないのでしょうけどね。 治療も生活も、支えてくれる人はいるものの、最後に頼れるのはやはり「自分自身」。 そんな決意を胸に、社会復帰2年目を過ごしていきたいと思っています。 もちろん、健康にはしっかりと気をつけながら…ですね。 残暑厳しき折、皆様もくれぐれもご自愛のほど。 (了) 【特別無料セミナーのご案内】 ■テーマ:『がん罹患経験者がこっそり教える、治療と復職にまつわるお金の話』 ■日時:9月6日(金)19時〜20時30分(開場18時50分) ■場所:秋葉原スクエア(JR秋葉原駅より徒歩5分 東京都千代田区神田佐久間町 3丁目21-5 東神田ビル 403) ■対象:がん罹患者の方、ご家族の方をはじめ、興味関心をお持ちの方であればどなたでも歓迎します。 ■参加費:無料 以下フォームより「9月6日無料セミナー希望」と記載の上、どのようなことを聞いてみたいかも含めて、お申込みをお願いいたします。(席に限りがあるため、原則、先着順とさせていただきます) https://cancer-counselor.jimdofree.com/%E3%81%8A%E5%95%8F%E3%81%84%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B/
作成日 : 2019-08-31 15:55:29
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9月6日無料セミナー急遽開催『がん罹患経験者がこっそり教える、治療と復職にまつわるお金の話』
ブログ記事『9月6日無料セミナー急遽開催『がん罹患経験者がこっそり教える、治療と復職にまつわるお金の話』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12515361636.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 本日まで申し込みを受け付けていた自主セミナー『産業カウンセラーと考える、がん罹患者の立場に立った寄り添い方』(9月6日(金))ですが、今回はあいにく参加希望者0名で、締切とさせていただきました涙。 このまま今回は未実施でも仕方ないかと思いましたが、せっかく会場も押さえており、今さらキャンセルももったいない(キャンセル料80%!)ので、ちょっと最近思いついたセミナーを急遽開催してみようと思い立ちました。 テーマは、『お金』です。 社内外で講演やセミナーをしていると、多くの方ががん治療にかかった支出や収入、さらには復職後の経済状況はどうなっているのかということに興味・関心を示されます。 ならばいっそ、それをテーマに話してみようかと思い立ったわけです。 以前からブログなどでもできる限りの開示をしてきましたが、対面ならではの、よりリアルな事情や、僕なりの工夫や得てきたノウハウなどもできるだけお伝えできればと思っています。 ちょっと急ぎで構成を考えますので、十分な資料提供ができないかもしれませんが、「特別無料セミナー」ということで何卒ご了承くださいませ。 よろしければ、以下フォームより「9月6日無料セミナー希望」と記載の上、どのようなことを聞いてみたいかも含めて、お申込みをお願いいたします。(席に限りがあるため、原則、先着順とさせていただきます) https://cancer-counselor.jimdofree.com/%E3%81%8A%E5%95%8F%E3%81%84%E5%90%88%E3%82%8F%E3%81%9B/ テーマ:『がん罹患経験者がこっそり教える、治療と復職にまつわるお金の話』 日時:9月6日(金)19時〜20時30分(開場18時50分) 場所:秋葉原スクエア(JR秋葉原駅より徒歩5分 東京都千代田区神田佐久間町 3丁目21-5 東神田ビル 403) 対象:がん罹患者の方、ご家族の方をはじめ、興味関心をお持ちの方であればどなたでも歓迎します。 参加費:無料 皆様とお会いできることを楽しみにしています。 (了)
作成日 : 2019-08-30 21:52:21
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知覧特攻平和会館に行き、決心したこと。(広島〜鹿児島周遊第2弾)
ブログ記事『知覧特攻平和会館に行き、決心したこと。(広島〜鹿児島周遊第2弾)』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12501513319.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 今週末の話の続きです。 土曜日に広島県内で講演をし、その後、午後から新幹線で今度は鹿児島に入りました。 当初は講演後、そのまま家に帰ろうかとも考えていたのですが、妻から、「せっかく遠くまで行くんだから、日曜まで予定入れて何かしてくれば」と行ってもらえたので、「それなら…」と、過去乗ったことのない九州新幹線に乗り、過去行ったことのない鹿児島県に行こうと決めました。(これで行ったことのない都道府県は、福井県ただ1つになりました!) そして翌日曜日の目的地は、戦時中、特攻の基地にもなった知覧(鹿児島中心部から市バスで1時間半!!)です。 以前から、知覧のことは気にはなっていたものの、2児の父で、しかも散々Jリーグの試合を観に行っている僕が、本州最南端に一人で行きたい、とはなかなか言い出せませんでした。 なので今回は、ややタイトながら、土曜日中に鹿児島に移動し、日曜日に知覧に行き、その日のうちに飛行機でなんとか家に戻る行程を組みました。 ◆ 知覧の特攻隊員のことはご存知でしょうか。 太平洋戦争末期に沖縄に乗り込んできた米国など連合国の戦艦などに対抗するため、1000人を超える特攻隊員の方が命を落としたそうです。 その多くが、本州最南端の知覧基地から飛び立ったのです。 当時の資料や遺書が、今も「知覧特攻平和会館」というところに数多く残されており、今回はそこを目指しました。 多くの遺書には、両親(特に母親)への想いや、自分の妻や子どもへの想い、また国のために飛んでいくことへの誇りなどが書かれていて、語り部さんのお話に涙している方もいらっしゃいました。 ※館内は写真撮影禁止のため写真はほとんど撮れませんでした。 僕も、一度は死を覚悟した身ですが、やはり僕の覚悟とは次元が違います。 なぜなら特攻は、「必死」だから。飛び立てばそこには必ず死が待ち受けているのです。 それでも、飛び立つ瞬間まで笑顔を絶やさなかった若者たち。 その若者たちが、生きたくても生きられなかった日々を僕たちは生きられている。 そう思えば、多少思い通りにならなくても、辛いことがあっても、この一日一日を全力で生きなければ申し訳が立ちません。 土曜日の講演で、自ら子どもたちに伝えた以下の3つを、自ら実践しながら、次の世代に伝える使命感を自分なりに感じました。 1. 「当たり前」は「有り難い」。 2. 一日一日、全力。 3. 夢を追いかける。 ◆ 特攻の母と言われた「鳥濱トメ」さんは、特攻隊員になりながら、結果生き長らえたある方に、こう伝えたそうです。 「なぜ生き残ったのか考えなさい。何かあなたにしなければならないことがあって生かされたのだから」 僕もまさに今、そんな心境です。 これからもできる限り青臭くやっていきますね。 何より、こういう機会をくれた妻と両親、そして関係者の皆様に感謝です。 (了)
作成日 : 2019-08-05 08:06:22
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小中学生向けに講演をしてきました!(広島〜鹿児島周遊第1弾)
ブログ記事『小中学生向けに講演をしてきました!(広島〜鹿児島周遊第1弾)』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12501511731.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 この週末は、思いがけず、広島〜鹿児島の一人旅が実現しました。 まず、金曜日に午後から移動し、友人と10年ぶりくらいに夕食を共にしました。がん治療中から、「治ったら必ず飲もう」と言ってくれていて、その約束をようやく果たすことができました。 そして、翌土曜日早朝より、父のつながりから、広島県のとある研修会場へ。小中学生の前で30分ほどの講演をさせてもらいました。 僕も高校生のときに一度参加したことのある研修会に、今回は講師としてがん体験から学んだ大切なことを伝えてきました。 いやー、それにしても小中学生(中には5歳の子も!)に自分の体験を伝えるというのは初めてでしたが、なかなか難しいものですねー。 ちょっとでも分かりにくい言葉を使おうものなら、「えっ!?」という顔をされてしまう。 できるだけ伝わりやすいように言葉を慎重に選びながら、時に当初考えていた構成をあえて崩し、話題を合わせながら進めていきました。 そして、中盤、人生の逆境を乗り越えるために大切なことを伝えようとホワイトボードに書いたのは次の3つです。 1. 「当たり前」は「有り難い」。 2. 一日一日、全力。 3. 夢を追いかける。 ※すべてルビ付きで書きましたよ。 自著『青臭さのすすめ』が、自分の子どもたちに宛てた手紙という設定でしたから、その中から特に自分が大切にしていることを選んで、治療の経験談とともに伝えました。 そして最後には、「身近に困っている人や支えが必要な人がいたら、声をかけて助けてあげてほしい」と付け加えました。 僕自身、皆様のそうした気持ちに支えられてきましたからね。 ◆ 小中学生に話をしてみて思ったのが、もちろん成年教育も大事だと理解しているものの、若年層に対して我々がんサバイバーができることも多いんじゃないかということです。 がんという病気のことだけでなく、その経験を通じて、人生で重要なこと(と僕が思っていること)を伝えられるような手応えを感じました。 また、僕自身は、東日本大震災の復興応援活動の頃から、子どもたちへの支援(当時は震災遺児への育英支援)をほそぼそとながら行っていたこともあり、やはり次の世代に何かを伝えたい気持ちは今も強いんですよね。 そのことがはっきりと理解できた一日でもありました。 今回話を聴いてくださった全国から集まっていたお子様たちが、今後ますます成長されることを心から願っています。 そして、小中学生に向けて、僕の経験がお役立てできそうでしたら、遠慮なくお声掛けください! では、この後、誌面を分けて、鹿児島編をお送りしますね。 (了)
作成日 : 2019-08-05 08:02:26
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「AYA LIFE」にてインタビューを受けました。
ブログ記事『「AYA LIFE」にてインタビューを受けました。』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12499039246.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 AYA LIFEという、若くしてがんに罹患した方向けの情報サイトに、僕のインタビューが紹介されましたので、よろしければご覧くださいませ。 ■AYA LIFE(サイト主催:中外製薬様、監修:国立がん研究センター中央病院 精神腫瘍科長 清水研先生、 協力:国立がん研究センター広報企画室 岸田徹氏) 「自らの気持ちや体験を「書いて発信すること」によって周囲の支えを実感。前を向いて治療を受けることができた」 https://aya-life.jp/Experience/experience16.html ※以下にもコラム的にコメントが掲載されています。 ・具体的な相談はないけど、なんとなくモヤモヤした気持ちのときは?? https://aya-life.jp/Faq/faq01_05.html ・主治医に言いにくい・聞きにくいことがあるときは? https://aya-life.jp/Faq/faq01_06.html ・つらい気持ちが続くときは https://aya-life.jp/Faq/faq02_02.html ・自分の子どもには病気のことをどのように伝えればいいでしょうか? https://aya-life.jp/Faq/faq08_03.html ・家族にできることはありますか? https://aya-life.jp/Faq/faq09_03.html これからも、できるだけ自身の経験を世の中にお伝えしていくことで、誰かのお役に立てればと思っています。 (了)
作成日 : 2019-07-29 23:10:14
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自分は人生の敗者なんじゃないかと思っているあなたへ
ブログ記事『自分は人生の敗者なんじゃないかと思っているあなたへ』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12498167789.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 病気になる前の10年間くらい、書店に行くと、僕はつい、自己啓発やら、成功本やら、ノウハウ本やらの棚に向かっていき、何とか今より少しでも目標に近づくための知識を手に入れようともがいていたように思います。 30代という、成長曲線を描きやすい時期だったこともあるかもしれませんし、家庭を持ったことによる責任感からくるものだったかもしれません。 いずれにしても、見えない何かに怯えながら、それらに勝たなきゃいけないという気持ちが奥底にあったのは確かです。 ◆ 振り返ると、僕は学生時代から、友だちや周囲との間に、無意識に勝ち負け感情を持っていました。 「この点は俺のほうが優れている」 「この部分は勝てないけど、でも俺はそこで勝負してないから気にしなくていい」 要は、自分のプライドを守るため、さまざまな解釈をして、「負け」を認めようとしなかったわけですね。そして、負けそうになると、その相手そのものからも距離を置いてしまう。 そんな程度の人間だったわけです。 でも、事実として、昔から続けていたサッカーでも、一時はそこそこの偏差値を取っていた勉強でも、もちろん社会人になってからも、僕は事あるごとに対人では負け続けてきました。 さらには病気になったことで、健康面でも、キャリアの面でも、遅れを取ってしまいました。 でも、僕の中で、最も気になっていたことは、負けたこと以上に、勝負の土俵そのものから何度も降りてしまっていたことです。 その環境から逃げたり、言い訳できるように手を抜いたり……。 全力を尽くして負けたときのことより、やはり自ら土俵を降りてしまったことのほうがよく思い出します。後悔してるんでしょうね。結果として負けてもいいから最後までやっておけば良かったと。 例えば、夏の高校野球で優勝できるのはわずか1校。残りの数千校に所属する部員たちは必ずどこかで負けてしまうわけです。 そう考えると、本当に勝ち続けている方なんて、日本中にひと握りなんですよね。 要は負けやそれまでのプロセスから何を学ぶか。次に活かすか。 そういうことが理解できるようになってきて、ようやく僕も勝ち負けの意味みたいなものが分かってきたように思います。 ◆ 当然、プロスポーツの世界などは、厳然と勝ち負けが存在し、負けが続けばクビになるかもしれないし、ファンを悲しませることになる。だから、やっぱり勝利が求められるのは理解できます。 でも、僕たち一般の社会、特に個々人にとっては何かに負けたからといって身ぐるみ剥がされるわけじゃない。 それでも残るのは、悔しさと虚しさと、そして諦め……。 でも、「やり続ければ失敗も失敗ではない」という言葉があるとおり、「やり続ければ負けも本当の意味で負けではない」と今、病気を経験した僕は思えるようになってきています。 たとえ何度負けても、また立ち直っていつかまたチャレンジすればいい。どうしても勝てない勝負だったら、別のことにチャレンジすればいい。何かにチャレンジを続けている限り、本当に負けたことにはならないんじゃないか。 そして、勝負の本当の相手は、「他者」じゃなくて、「過去の自分」と「今の自分」。 過去の自分にできなかったことができるようになっているか。 今の自分の弱さに打ち克てているか。 僕も今、つい人と比べ優越感を持とうとする弱い自分と闘っています。 でも、そんな自分に負けたくないし、自分の人生、諦めたくない。 過去の自分に胸張れる自分でいたいですよね。 綺麗事かもしれないけれど、一人ひとりが「自分自身の人生の勝者」を目指せる世の中になるといいなと思うわけです。(「世界に一つだけの花」が頭の中で流れています笑) そして、そんなあなたのことを、僕も陰ながら応援しています。 (了)
作成日 : 2019-07-27 09:02:05
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再発・転移の不安に時折襲われる、僕とあなたへのメッセージ
ブログ記事『再発・転移の不安に時折襲われる、僕とあなたへのメッセージ』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12495100785.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 梅雨明けまでもう少し。でも、暑いのも大変だし…。悩ましい天気ですよね。 さて、ここのところ、「チャレンジ」や「継続」の大切さを書いたりしていますが、実は僕自身、あまり新しいチャレンジに踏み出せてはいません。 なんでなのかなーと自分でも考えてみましたが、やはりそこには再発・転移の不安が影響しているようです。 ◆ 僕のように若くしてがんなどの病気に罹患した方は、恐らく同年齢人口割合としては1%未満でしょう。 飛行機事故とまではいきませんが、かなり低い可能性で、不運を引き当ててしまいました。 それはどういうことか。 「こんな不運に遭遇したのだから、これから先は良いことが待っているはず」と思いたい半面、「また不運な自分のことだから、同じような確率の低い不運が待ち受けているんじゃないか……。また周囲に迷惑を掛けてしまったらどうしよう……」という漠然とした不安がどうしてもつきまとってくるんですよね。 これは、精神医学的に言うところの、PTSD(別名:心的外傷後ストレス障害)に近い症状のような気がします。 PTSDとは次のような症状です。 「PTSD(Post Traumatic Stress Disorder)とは、強烈な心的外傷体験をきっかけに、実際の体験から時間が経過した後になっても、フラッシュバックや悪夢による侵入的再体験、イベントに関連する刺激の回避、否定的な思考や気分、怒りっぽさや不眠などの症状が持続する状態を指します。 (中略) PTSDは、大きな心理的ストレスを実際に経験すること、あるいはそういった場面に遭遇することなどを通して発症します。原因となりうる出来事としては、以下のようなものが挙げられます。 ・大きな自然災害(地震や津波など)に遭遇する ・戦争地域へとおもむき、生命の危機に瀕ひんするような状況に陥る ・重大な交通事故や航空事故などに巻き込まれる ・強姦などの性的犯罪を受ける ・学校生活で身体的暴行によるいじめを経験する ・幼少期に身体的虐待または性的虐待を受ける ・親友や家族などが、事故などの突発的な原因により目の前で死亡する など 実際にPTSDを発症するかどうかは、経験・遭遇するイベントそのものから判断することはできません。同じような出来事を経験しても、心理的なストレスとして感じる程度は人それぞれであり、PTSDを発症する方としない方がいます。このことには、生まれ持った性格的な要因が影響しているのではないかと考えられています。(以下略)」 【引用:メディカルノートHPhttps://medicalnote.jp/diseases/PTSD?utm_campaign=PTSD_%E6%A6%82%E8%A6%81&utm_medium=ydd&utm_source=yahoo#%E6%A6%82%E8%A6%81】 ◆ ちょっと引用が長くなりましたが、自分自身の現状と照らし合わせて、やはり多かれ少なかれ、こうした症状が顔を覗かせてくることがあるのは事実です。 幸い僕の場合は、仕事をフルタイムでこなすことをはじめ日常生活はほぼ問題なく送れていますし、ご飯もしっかり食べられているし、睡眠も平均7時間きちんと取れています。 「この生活をまた取り上げられたら嫌だな」 「周囲や家族に迷惑を掛けたくないな」 「せっかく始めた講演活動もいずれまたできなくなるのかも……」 時折襲ってくるこうした不安や落ち込みも、それら日常生活を脅かすほどのレベルや頻度ではありません。 かつ、僕は、さまざまなチャレンジの機会を社内外でいただき(本ブログの連載も含めて)、そこに没頭することで、さらに不安が入り込めないような環境を意識的に作ってきました。 でも、やっぱり、隙を狙っては、小さな不安が侵入してくるんですよね。 せっかく休日に子どもたちと遊んでいても、不意に不安にかられて、そちらに意識がいってしまったり。 まあ、再発・転移にかかわらず、生きること自体にだって不安や悩みは付きものなわけですから仕方ないですけどね。 ◆ でも、最近は、自分に侵入してくる不安を追い出そうとせず、受け入れるのも一つの手ではないかと思うようになりました。 不安が頭をもたげても、それを否定しないで、一旦は受け入れる。気分は少し落ち込むけど、それも受け入れる。 そして、その状況も含めて自分自身なのだと認めてみる。 そうすることで、むしろ不安の侵入を過度に恐れる必要がなくなるような感覚もあります。 「共存する」というイメージでしょうかね。 がん治療しているときは、がんと共存するということを意識していましたし、そのことを本(青臭さのすすめ)に書いたりもしましたが、やはり一旦回復し、日常生活に戻ると、今の環境を手放したくなくなるんでしょうね、きっと。 ◆ ここ数ヶ月は、一輪車が転ばないよう(不安が侵入してこないよう)、必死にペダルを漕いで(何かに没頭しようとして)いました。でも、ふと行動が途切れると一輪車はグラグラとふらつくので、それを力ずくで安定させようとすると、ろくに休息も取れません。 今は少し思考を変え、一輪車が止まり(不安が侵入し)、一度サドルから降りても(不安をしっかりと受け入れても)、まあいいのかなと考えています。 そして、この不安と上手に共存できるようになることができれば、ひと回り強くなれるような気もしています。 この記事が、再発・転移などの不安に時折襲われるあなたにとって、何かの参考になれば幸いです。 (了)
作成日 : 2019-07-17 20:29:03
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自主開催セミナーが無事終了しましたー。
ブログ記事『自主開催セミナーが無事終了しましたー。』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12487547295.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 昨日、自主開催のセミナー「産業カウンセラーと考える、がん罹患者の立場に立った寄り添い方」が無事に終了しましたー。 参加者は、かなり少人数ではありましたが、逆にさまざま会話をしながら双方向にやり取りをさせていただきつつ、一緒に学ばせていただくことができました(ご参加いただいた皆様、ありがとうございました!)。 おかげさまで、ビデオ撮影もできましたので、よろしければ以下動画もご覧ください(4分程度のハイライトです。音源は少々粗いですが、ご容赦ください)。 https://youtu.be/MnuTqwHzdk0 次回開催も今後検討してまいりますので、その際には改めてお声掛けさせていただきますね。 「○○まで来て話してほしい」という出張セミナーのご相談にも柔軟に対応していきたいと思っていますので、よろしければ! それでは、今週も良い週末をお過ごしくださいませ。 (了)
作成日 : 2019-06-29 11:14:25
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もうすぐ夏なのに……。
ブログ記事『もうすぐ夏なのに……。』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12487235631.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 最近、やけに「寒い」んです。 もうすぐ夏ですけど……というツッコミが聞こえてきそうですが、本当に寒い。 とにかく冷房の風が寒いんです。 お店の中、電車の中、オフィスの会議室、ショッピングモールなどなど、長袖やジャケットが欠かせません。 間違いなく、後遺症の影響ですね。 昨年も同様の後遺症があり、漢方を投与してみたものの、副作用の影響もあって途中でやめてしまいました。 なので今は、腕まくりしている男性たちの横で、私はジャケットや長袖を着て過ごしています。 治療から1年以上経ったんですけど、なかなか完全回復とはいきませんね。 その他の後遺症としては、喉の乾きや唾液量の減少などは相変わらず続いています。 でも、食事の量はお替りもできるほどになりましたし、アルコールも宴席などでは2〜3杯くらいは飲めているので、完全回復までボチボチ進んでいきたいと思います。 というわけで、久々の報告でしたー。 (了)
作成日 : 2019-06-28 21:22:33
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インタビュープロジェクト、6つ目の記事をアップしました!
皆様、こんにちは。花木裕介です。 昨年末から始めた「インタビュープロジェクト」ですが、6つ目の記事ができましたので、ご紹介します。 今回は、瀬戸川加代(せとちゃん)さんより、寄稿をいただきました。 ▼No.6「生き甲斐を持つことで、生きる力を強くする」挑戦内容:体と会社の挽回に向けた仕事の継続 https://ameblo.jp/cancer-parents/entry-12483262180.html 皆様の新たなチャレンジの後押しになれば幸いです。 瀬戸川さん、ありがとうございました!! 引き続き、皆様からの寄稿もお待ちしております。(書いてもいいよ、という方がいらっしゃいましたら、私につながり申請いただければ幸いです) プロジェクトメンバー一同
作成日 : 2019-06-22 13:18:50
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がん罹患社員の復職後の経済状況と、その打開策としての副業・兼業について(その2)
ブログ記事『がん罹患社員の復職後の経済状況と、その打開策としての副業・兼業について(その2)』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12464676335.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 先日書いた「がん罹患社員の復職後の経済状況と、その打開策としての副業・兼業について」の記事が、思いのほか反響がありましたので、便乗して第2弾を書いてみます(笑)。 ▼【参考】ブログ記事「がん罹患社員の復職後の経済状況と、その打開策としての副業・兼業について」 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12461633536.html この度、勤務先の計らいで、副業・兼業を許可してもらったわけですが、とはいえそれですぐにうちの経済状況が安定するというわけではもちろんありません。 副業初心者が、いきなり自分の力でお金を生み出そうとしてもなかなかうまくはいかないものですからですね。 だからといって、確実に時給などが支払われる労働集約型のバイト(例えば深夜のコンビニやファミレスなど)をしていては、体力的に厳しいがんサバイバーにはさらに響きますし、本業がおろそかになってしまいます。 そこで、当面は、なんとか日常を切り詰めて、凌ぐ作戦に出ました。 まずは長年所有していた原付バイクを1万5000円で売りました(画像参照)。これで、妻が車を使うときは、もう自転車に頼るしかありません苦笑。 でも、毎年かかっていた軽自動車税2,000円がかからなくなるので、少しは固定費が下がります。 宿泊の伴う旅行は、復職後からできるだけ控えていましたが、今は日帰り旅行もできるだけセーブするようにしています。行くとしても、子どもの(僕の?)希望で、Jリーグ観戦くらいですかね。 あと、最近は、要らなくなった洋服や書籍を売って、わずかなお金を家計の足しにしています。 メルカリで初めて出品した商品が売れたときはなかなか感動でしたね(利益はわずか1,300円でしたけど泣)。 幸い、僕の美容院代は、治療中に買ったマイバリカンで毎月刈っているおかげで一切かかりません。寝癖直しも不要になりましたし、これからももちろんこれでいきます。 後は今検討しているのが、月々4000円程度の新聞代の削減ですが、さすがに確かな情報源を一つくらいは確保しておきたいので、これは削らずにいきたい。 ◆ まあこんな感じで、治療前からFPの友人に相談したりしてそれなりに切り詰めていた家計費を一層切り詰めることで、貯蓄の切り崩しをなんとか防いでいるという次第です。 でも、同情は不要ですよ。これくらいのことは、がん罹患者でなくても、多くの人がやっていることでしょうし、子どもたちの教育資金だけは確保しておきたいという親心ですから。 ただ、誰もが実名で書けるわけではないと思うからこそ、率先して書いているだけなので。 がん治療をして、復職して、キャリアを再構築せざるを得ない社員は、将来への不安から、こんな感じになることがありますよー、という一事例として、「ふーん、そんな実態なんだ」と感じてもらえればと思います。 でも、いつまでも削ってばかりではいられませんので、少しでも以前の状態に近づけるよう、引き続き知恵を絞っていかなくてはなりませんけどね。 皆様からのご提案なども引き続きお待ちしています! 【ご案内】 以下ページ(僕個人のHPです)内の問い合わせフォーム宛に気になることやご質問、ご提案などお待ちしています。お気軽にお寄せください! https://writing-coach.jimdo.com/experience-of-stage%E2%85%A3/ (了)
作成日 : 2019-05-29 21:22:01
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人生の敗者と勝者
ブログ記事『人生の敗者と勝者』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12462458944.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 今日は、治療中に書いていた自分を奮い立たせる「メモ」のようなものが出てきましたので、シェアさせてください。 〜人生の敗者と勝者〜 受験、スポーツの世界、職場の出世争い、資格試験、そして病気……。 人生で待ち受ける数ある敗戦。その都度絶望し、でももう一度立ち上がる。なぜか。負けたとしてもやりきれば、また次へのエネルギーが湧いてくるからだ。 最後は勝ち負けではなく、どれだけ打ち込めたか。 悔しさを忘れるな。目を背けるな。 諦めなければいつかその負けが意味を持ってくる。負けを負けのままにして終わらせるな。 自分に克つ。 全力を尽くした上での敗戦はきっと、「お前は別の道へ行け、その方がもっと輝ける」と言ってくれている。 (了) ※今日は水戸までレイソルの試合を観に行ってきました。勝ちでも負けでもなく、引き分けでしたけど笑
作成日 : 2019-05-19 20:45:23
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がん罹患社員の復職後の経済状況とその打開策とは
ブログ記事『がん罹患社員の復職後の経済状況とその打開策とは』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12461633536.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 先日、クラウドファンディングによる寄付完了のご報告をしましたが、今日はその続きのお話をさせてください。 ▼【参考】『クラウドファンディングを通じての寄付完了報告』 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12460451837.html これまで私は、こうした東日本大震災の復興応援活動や、がん経験を世の中に役立てていただく活動などを、基本的に、無償やボランティアで行ってきました。 今思えば、それは本業できちんと不自由なく勤めることができ、さらに時間的にも金銭的にも、そして体力的にも多少の猶予があったからこそ可能なことでした。(もちろん、家族の理解も大きかったですね) 今回のクラウドファンディングまではなんとか……と思い、おかげさまでやり抜くことができましたが、実は、こうした基盤が今グラグラと揺らいでいます。 厳密には、がん治療以降はそういった余力がひねり出せなくなってきています。 背景には、体調的に休職前ほどには残業などを行うことが難しい半面、3ヶ月に一度行っている経過観察等における検査・治療代等(画像参照)が別途のしかかってきているという現状などがあります。 今後5年間は経過観察中につき、新たながん保険にも入れないため、今後の再発・転移のリスク等を鑑みると、できるだけその場合の治療代・入院代等の準備をしておきたく、これ以上貯えを切り崩すことはできないというシビアな個人的事情もあります。 これからどんどん大きくなる子どもたちの養育費も確保しておかなければなりませんしね。 ▼【参考】 『がん治療の最終収支報告。』 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12411664202.html よって、たとえ些少であっても対価を得られる活動を増やしていくことで、万一の備えや、いずれまたボランティアを再開するための基盤を自主的に築いていきたいとずっと考えていたわけです。 ◆ でも、副業・兼業など勝手にやっていいものなのでしょうか。 もちろん、勝手にはいけませんし、勤務先に迷惑をかけるわけにもいきません。 厚生労働省も日本企業の現状を以下の通り述べています。 「多くの企業では、副業・兼業を認めていない。企業が副業・兼業を認めるにあたっての課題・懸念としては、自社での業務がおろそかになること、情報漏洩のリスクがあること、競業・利益相反になること等が挙げられる(以下略)」 【出典:「副業・兼業の促進に関するガイドライン」(厚生労働省HPより) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000192188.html】 しかし、今回、私は勤務先に事情を伝え、じっくりとコミュニケーションを交わした上で、都度許可申請を行うことで、副業・兼業を認めてもらうことができました。 この事実は、私のようながん罹患経験のある社員にとって、本当に有り難いことです。 活用させていただいている「がん治療と仕事の両立支援制度」や「メンタルヘルスカウンセリング」に勝るとも劣らない制度だと実感しています。 副業・兼業に対する望ましい企業の対応として、厚生労働省は次のように述べていますが、たとえ社員が望んだとしても、なかなか英断できる企業ばかりではないでしょう。 「(前略)裁判例を踏まえれば、原則、副業・兼業を認める方向とすることが適当である。 副業・兼業を禁止、一律許可制にしている企業は、副業・兼業が自社での業務に支障をもたらすものかどうかを今一度精査したうえで、そのような事情がなければ、労働時間以外の時間については、労働者の希望に応じて、原則、副業・兼業を認める方向で検討することが求められる(以下略)」 【出典:「副業・兼業の促進に関するガイドライン」(厚生労働省HPより) https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000192188.html】 もちろん、自身の健康管理や情報漏えいのリスクなど懸念点はいくつかありますが、それを差し引いても、身体に一度ハンデを負った人間にとっては、本当に救われた気持ちになることなのです。(少なくとも私にとっては) きっと私と同じような境遇ながら、収入を治療前ほどに確保する道がなく、泣く泣く転職や退職せざるを得ない方や、生活スタイルを大幅に変えざるを得ない方も少なくないと考えれば、自分は本当に恵まれているなと感じています。 だからこそ、この機会を有効に活用させていただき、ただ「収入を確保する」ことを目的とするのではなく、できるだけ自身のがん罹患体験を、世の中や勤務先にも役立てられるような活動をしていきたいと思っています。 そしていつか、同じような境遇の方たちのロールモデルのような存在になれたらいいなーと、生意気にも思ったりしているわけです。 今日は少し堅めの話をさせていただきましたが、長文にお付き合いいただき、ありがとうございました。 最後に。こんな私が何か皆様のお役に立てる機会がありましたら、ぜひお声掛けいただけたら嬉しいです! (了) 【ご案内】 先日ご紹介した、小説出版や出版支援サービス、セミナー登壇などは、こうした副業・兼業の活動の一環として始めたものです。ご参考くださいませ。 ブログ記事『新元号を前に、新たな一歩を踏み出すあなたを応援します!』 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12456408301.html
作成日 : 2019-05-16 08:16:11
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カウンセリングとコーチングの共通点とは
ブログ記事『カウンセリングとコーチングの共通点とは』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12459311020.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 GWもあと一日となりましたが、いかがお過ごしでしょうか。 子どもたちと連日サッカーをしていた僕も、そろそろ職場復帰モードになってきました。 さて、僕は前前職でコーチングを学び、そして現職ではカウンセリングを学んでいます。 資格的には、「産業カウンセラー兼元コーチ(コーチ資格は失効してしまったので)」という感じです。 よく言われるそれぞれの違いとしては、コーチングは「目標やゴール達成」に向けて、カウンセリングは「課題解決」に向けて進んでいくと言われています。 イメージとしては、コーチングが0をプラスに持っていくとしたら、カウンセリングはマイナスをまず0に持っていく感じでしょうか。 こう見ると、それぞれ役割が異なるように見えますが、いずれのクライアントにもなり、またコーチングなりカウンセリングなりをした経験から言うと、実は共通点も多いんです。 例えば、 「主体はクライアントである」 「会話を通じて、気づきを得たり、自己成長を図ったりする」 「思考を変え、行動変容を図る」 などなど。 そして、僕が見つけた一番の共通項といえば、 「自身のコントロール度を高くするために、やりたい行動を起こすこと」で、結果としていずれも目指す道に近づけるということなんですね。 このことが実現できれば、目標達成も課題解決も同時にできてしまうということが経験上分かりました。 逆に言うと、自身のコントロール度が低く、行動が伴わないと、コーチングのクライアントであっても、カウンセリングが必要になる危険性も秘めていると思うのです。 これはあくまでも僕の経験上の仮説なので、言い切ることはできません。 でも、コーチングを学んでいた僕が、とあるときは職場でも家庭でも、コントロールがきかず、やりたいことができなかったときに、精神的にまいってしまった(0以下になってしまった)ことがあります。 逆に、そのときに、小さくてもいいから自分でコントロールできる領域を持ち、行動を起こしたことで、次々と目標がかなった経験も持っています。 もし、ゴール達成をしたかったり、何か悩みがありその悩みを解決したりしたい場合は、騙されたと思って、自分のコントロール度の高い活動に時間の許す限り取り組んでみてはいかがでしょうか。 一人でできる趣味とかはいいですね。あとは、本業の他に取り組む活動とか。 ちなみに僕の場合は、メルマガ・ブログの執筆や出版活動とか、かつてはマラソンとか、そういうことに邁進することで、目標を達成できたり、抱えていた悩みに囚われにくくなったりしました。 ぜひぜひお試しあれー。 (了) 【ご案内】 GWを使って、以前ご案内した書籍出版支援サービスの概要や料金設定をまとめたPDFを作成してみました。 以下より無料ダウンロードいただけますので、よろしければご覧くださいませ(登録等不要)。 https://writing-coach.jimdo.com/support-of-publishing/
作成日 : 2019-05-06 11:34:46
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武蔵大学様で登壇してきました!
ブログ記事『武蔵大学様で登壇してきました!』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12458605078.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 長いGW、いかがお過ごしでしょうか。 令和になっても、こちらは変わらずブログ連載を続けてまいりますので、お付き合いよろしくお願いします(笑) さて、今日は皆様にご報告です。 この度、前前職の知人との縁から、武蔵大学(東京都練馬区)キャリア支援センター様主催のダイバーシティ講座に登壇させていただきました。 久々に大学のキャンパスに足を踏み入れましたが、「あー、懐かしい感じだなー」という感慨深い思いが芽生えましたね。 講座は、僕含め3人のスピーカーが、多様な働き方の体験を紹介する内容で、GWの真っ只中にもかかわらず、30名を超える学生の皆様と教員の方々が熱心に参加されており、頭の下がる思いがしました。 僕の大学時代といえば、それはもう酷いもので、休講でもないのにしょっちゅう休んでいましたし、試験の日に友人に車で迎えに来てもらう約束になっているにもかかわらず、時間になっても起きられず、寝ているのを起こしてもらってから車に乗せてもらっていたほどです。(その友人からは今でも、「お前が卒業できたのは俺のおかげだよな」と言われ続けています笑) そんな懐かしい思い出にも浸りながら、元ダメ学生が30分弱、キャリアについてお話をさせていただきました。 普段はがん罹患経験「を」話すことが多いのですが、今回はがん罹患経験「を通じて」キャリアについて伝えることができ、貴重な機会となりました。 学生の皆様からは、鋭い質問があがったり、会終了後も直接話にしてきてくれたりと、その主体的な姿勢にこちらも身が引き締まる思いがしました。 「勤務先の理解を得て、ボランティアや兼業を続けてきたことが、より自分らしいキャリア形成を後押ししてくれている」という僕の体験談が、少しでも学生の皆様のお役に立っていればいいなーという思いです。 武蔵大学の皆様、貴重な機会をいただき、ありがとうございました! (了)
作成日 : 2019-05-03 12:43:18
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新元号を前に、新たな一歩を踏み出すあなたを応援します!
ブログ記事『新元号を前に、新たな一歩を踏み出すあなたを応援します!』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12456408301.html
作成日 : 2019-04-29 09:15:55
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過去書いた小説をセルフ出版しました!
こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 僕のある時期の夢は、直木賞を取ることでした笑。 30代の後半から、そのための小説を何本か書きましたが、残念ながら落選し続けました。 でも最近、ふと思い立ち、せっかく作った作品なら、少しでも多くの方に役立てられないかなと、Amazonの「Kindleダイレクトパブリッシング」という仕組みを使ってセルフ出版することにしました。 ◆ 自身の経験なども多少は投影しているものの、基本的にはフィクション。 なので、普段の自分以外の自分が出せるという意味では、小説はこれまでの出版物やブログ執筆とは違った魅力があります。 特に、今回出版した『VS(バーサス)』という物語は、不動産販売員である主人公を中心とした、金・地位・名誉・プライド・生き様を賭けた闘いの連続を綴ったものであり、「がん治療や復興支援とかをやっていなかったら、自分もこんな感じだったかもなー」と思う内容に仕上がっています。 以下に、少しだけあらすじを書いてみましたので、よかったら目を通していただけたら幸いです。 ◆ 「謙はカメラマンとして、夢を持って社会人のキャリアをスタートさせ、恋人・由美とも結婚し、一見幸せそうな人生を歩んでいた。しかし、一人息子・翔が生まれ、彼の人生の航路が大きく変わり始める。 共働きだった妻が、専業主婦になることとなり、謙はカメラマンの給料ではこの先家族を養えないと判断。34歳で一念発起し、未経験である不動産販売員として、新たなキャリアを築き始める。 この日を境に、謙にとって、夢は現実に取って代わり、さまざまな闘いの渦に飛び込んでいくこととなる。 最初は戸惑ったものの、謙は、カメラマンという夢を捨てた力をエネルギーに変え、契約を積み上げ、少しずつ給料と地位を上げていく。それに伴い、同級生やかつての同僚たちに対して、味わったことのない優越感を抱くようになっていく……」 https://amzn.to/2G0Lbe4 ◆ 4年前に書いた『ライバル』もせっかくなので、合わせて出版しました。良ろしければ。 今は、直木賞の夢は封印していますが、いつかまた機会があったらチャレンジしてみたいですね。 (了)
作成日 : 2019-04-21 21:19:17
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トークショー開催します。
ブログ記事『トークショー開催します。』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12454544008.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 「がん経験の講演」、そして「出版」という共通項を持つ鈴木信行さんと、以下のようなイベントを開催させていただけることになりました。 ▼鈴木さんのことは、以前このブログでもご紹介させていただきました。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12434063128.html まだ少し先ですが、定員になり次第、締切になるようなので、ご興味をお持ちの方、よろしければご検討くださいませ。 ========= <自書を出版した二人のがん患者によるトークショー> ◇日時 5月29日(水) 19:00~20:30 ◇場所 文京区民センター 4階 活動室B(文京区本郷4-15-14) ◇内容 18:45 開場 受付開始 19:00 開演 19:10 講演① 花木さんから「苦しい治療を支えてくれた、出版という目標」 19:30 講演② 鈴木さんから「本当に伝えたい真実とここだけの出版裏話」 19:50 トーク&質疑応答 二人のトーク「がん患者が本を出すということ」 20:30 終演 以後、任意で懇親会21時~22時30分頃(居酒屋) ◇参加費 500円 ◇本販売 ・鈴木信行さん著書『医者、病院、薬局の選び方・考え方』1500円 ・花木 裕介さん著書『青臭さのすすめ』1200円 ◇募集人数:20人 ◇主催 自書を出版したがん患者委員会 =======演者紹介===== ・鈴木信行さん 1969年生まれ。生まれつき二分脊椎症による身体障がい者。20歳で精巣がん、46歳で甲状腺がんに罹患。 大学卒業後、製薬会社に勤めるも、自身の疾患経験を活かし、日本のよりよい医療環境を実現したいと考え、独立。患医ねっとを設立。全国各地で講演や研修事業を手掛ける。厚生労働省委託事業 がん対策推進企業アクションにおけるがんサバイバー認定講師。2019年1月、「医者、病院、薬局の選び方・考え方(さくら舎)」を出版。 ・花木 裕介さん 1979年生まれ。医療関連サービス提供会社勤務。2017年12月、中咽頭がん告知を受け、標準治療(抗がん剤、放射線)を開始。翌8月に病巣が画像上消滅し、9月より復職。 がん判明後より、ブログ『38歳2児の父、まさかの中咽頭がんステージ4体験記! ~がんチャレンジャーとしての日々~』を開始し、現在も執筆中。 2019年2月、「青臭さのすすめ 〜未来の息子たちへの贈り物〜(はるかぜ書房)」を出版。厚生労働省委託事業 がん対策推進企業アクションにおけるがんサバイバー認定講師。産業カウンセラー。 ◇参加申し込み方法 https://forms.gle/9KCBgwtJzWHMDD8G6 にアクセスし、必要事項を記入の上、送信ボタンを押してください。 ============== 以上となります。 今後は、本業以外でも、このように人前に立って発信する機会を増やしていきたいと思っていますので、よろしければお声掛けください。 自身の体験談をベースに、「出版話」はもちろん、「がん教育」「保険などの備えの大切さ」「キャリア・ダイバーシティ」「当たり前の有り難み」「両立支援」などなど、話せることはそれなりにあるかと思っています。 皆様にお会いできることを楽しみにしています。 (了)
作成日 : 2019-04-17 13:35:34
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時間イコール命
ブログ記事『時間イコール命』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12452166604.html (以下、本文転載) こんにちは、花木裕介です。 4月に入り、早10日が経ちましたね。 新年度2週間目、皆様いかがお過ごしでしょうか。 僕の方はというと、復職から7ヶ月が経過し、最近は、社内外で、どちらかというと、健常者と見られることが多くなってきました。 「体、無理しないで」 「何かあったら声かけて」 といった配慮もだいぶ落ち着いてきて、良い意味でこちらも通常運転に戻りつつあります。 会社でも、家庭でも、曲がりなりにも戦力として認められたということでしょうか。 ただ、どうしても会話が噛み合わない(と、こちらが感じる)のが、時間に対する意識でしょうかね。 以前も書きましたが、一昨年お亡くなりになられた元聖路加国際病院院長の日野原重明先生は、生前、全国各地の学校などでの「いのちの授業」で、次のようなことをおっしゃられていたそうです。 「命や寿命は自分が持って使える時間。ただ長生きをしても意味がない。自分が使える自分の命、時間である命を、いつ、どういうふうに使うか。それが君たちが生きるということ。君たちが大きくなったら、そういうことを是非やってほしい」 このコメントを治療中に読み、命や時間の大切さを自分なりに十分噛みしめたつもりですが、社会に戻れば、そういう感覚の方ばかりではないですから、どうしても認識のズレは出てきます。 まあ、僕もがん罹患前は一生生きていくかのように時間の浪費をしていたので人のことは言えませんけど。 「その件は、半年ほどお待ちください」 「2〜3年のスパンで考えていこうよ」 「老後に向けて…」 みたいな話が出ると、顔では理解したつもりになっていながら内心は、「いや、そのときどうなってるか分からないし、こっちは3ヵ月後の経過観察で引っかかるかもしれないし、そんな先の話じゃなくて、とにかくやれることを今からやりたいんだよな……」なんて思ってしまうわけです。 人によっては、そんな僕の姿勢は、少し生き急いでいるように感じるかもしれません。 でも、やっぱり、日々全力で考え、全力で行動するしかないんですよね。 また、来月には、いやーな経過観察の検査も待っているわけですから。 そのときもし何かあったとしても、できるだけ悔いの残らないようにしたいので。 この辺が僕が、「青臭い」と言われる所以ですかね笑。 (了)
作成日 : 2019-04-12 08:34:50
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書籍出版で、想いを形にしてみませんか?
ブログ記事『書籍出版で、想いを形にしてみませんか?』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12452123662.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 突然ですが、もし自分の身に何かあったとしたら、子どもや周囲に何を残したいですか? お金ですか? 宝物ですか? それとも……? ちなみに、私の場合は「想い」でした。 自分が子どもたちや家族に対して、これまでどのような想いを抱いてきたか。そして今、どのような想いを抱いているか。 例えば… 「どんな子どもに育ってほしいのか」 「どんなことを大切にしていってほしいのか」 「どれだけ家族を想っていたか」 「どれだけ感謝をしているのか」 だったり、 「自分はどんな人物だったのか」 「いかに困難を乗り越えてきたか」 などを伝えることもできますよね。 私の場合、治療前から、万一に備えて、まだ小さな息子たちに想いを伝えておきたいと思っていました。 でも、彼らはまだ私の言うことを正しく理解できないかもしれない。 だからこそ、私は出版にチャレンジし、想いを形にし続けています。 この先何があったとしても、書籍が私の代わりに想いを伝えてくれるので、今はちょっとだけ安心して日々を生きられるようになりました。(人生100年時代ですから、当然あと60年生きるつもりですけどね笑) ◆ きっと同じようなことを考えている方も、いらっしゃるのではないかと思います。 だとしたら、がんに罹患し、想いを形にする重要性を一層肌で感じた経験を、これから想いを形にしたいと思っている方のお役に立てられるかもしれないと考え、出版支援を本格的に思い立ちました。 私が2冊目を書いたときの出版社代表に掛け合い、Amazonのみの販売ながら、きちんと製本したオンデマンドの書籍を、確実に発行できるサービスです。 企画検討やアドバイス、文章の校正などは、これまでの経験を活かして、私自身がプライベートの時間を使ってサポートさせていただきます。 ◆ このサービスの優れているところは、次のような点です。 ・よほど公序良俗に反しない限り、厳しい審査などがなく、ご自身の望む形で出版できること。(ちなみに、私の3冊目の新著は、商業出版社50社以上に掛け合ってようやく実現しました。そういう苦労がないというわけです) ・自費出版の相場(100万円前後と言われています)の半分以下で出版できること。(花木を通していただくことで、さらに相談に乗っていただけるそうです) ・Amazonで販売されるため、多くの方に届けることができること。(つまりは、全国の読者に届けることができるというわけです) ・Amazonでの売上が一定以上の書籍は、書店に並ぶような商業出版のチャンスもあるということ。 ・継続的に執筆するのが苦手な方には、編集者(皆様の場合は花木)がお尻を叩いてくれること(笑)。 僕も同じサービスで、『今くすぶってるサラリーマンは出版を目指せ!』を出版しましたので、良かったら参考にしてみてください。 ご質問やお問い合わせについては、以下HPの最下段にある問い合わせフォームからいただけたらうれしいです。 https://writing-coach.jimdo.com/experience-of-stage%E2%85%A3/ 皆様のはじめの一歩を、微力ながら応援してまいります。 (了)
作成日 : 2019-04-05 18:58:56
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がん罹患した父親を持つ、息子の成長スピード。
ブログ記事『がん罹患した父親を持つ、息子の成長スピード。』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12447121346.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 先月、車に少し異変があり、息子たちとカーディーラーに行きました。 スタッフの方が車を見てくれている間、いただいたお菓子を食べながら待っていると、営業の方が僕に話しかけてきました。 「髪、坊主にされたんですね。お似合いですよ」 「えー、ちょっといろいろありまして・…」 治療前から知っている方でしたが、まあ、本当のことを言わなくてもいいかなと思い、なんとなくやり過ごそうとすると、隣で聞いていた長男(8)がとてもはっきりした口調で、こう言いました。 「『がん』なんです!」 営業の方はビックリして、「あっ、あっ、それは失礼しました……」と言って、奥に引っ込んでしまいました。 実は長男、その時期ちょうど僕の本を読んでいたんです。 読み始めたときは、「死」という文字や、治療中の写真などを見て泣き出してしまったそうですが、それにもめげずに読み続けていたのです。 そこで「がん」という言葉に触れ、この日の発言につながったのだと思います。 僕はそのときとても驚きましたが、一方で、彼をとても頼もしく思いました。 父親の病気を受け入れ、なおかつそれを恐れずに他者にも伝えられる(特に何も考えていないだけかもしれないですけど)。 がん宣告前後は、「彼らのことを思うと、あまり自分のことを露出しないほうがいいのでは……」とも思っていましたが、子どもたちの成長スピードは親の想像を超えるほど著しいものがありますね。 最近はもっぱらサッカー漬けの日々を送っている息子たちを、これからも自分なりの方法で応援していきたいと思っています。 (了)
作成日 : 2019-03-15 14:40:18
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27名の方より、計17万円のご支援をいただきました!
ブログ記事『27名の方より、計17万円のご支援をいただきました!』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12446132227.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 2019年3月11日23時、私のクラウドファンディングによるプロジェクトが終了し、おかげさまで、10万円のゴールに対して17万円(達成率170%)のご支援をいただくことができました。 1ヶ月間、多大なる応援をいただき、誠にありがとうございました! 27名の方よりお預かりしたご支援は、リターンの原資とさせていただくとともに、残りはすべて、あしなが育英会東北事業所の震災遺児の方への育英事業に役立てさせていただきます(一口(2,000円)あたり400円ほどの寄付になる予定です)。 そして何より、本活動を通じて、私自身がたくさんの励ましをいただき、勇気づけていただきましたことに、改めて感謝いたします。 実は、この企画、昨年から思いついてはいたものの、実行しようか思いあぐねていました。 「今さら復興応援とかいっても賛同を得られないのでは…」 「書籍を欲しい人は普通に買ったほうが安いから、こっちの支援は集まらないんじゃ……」 なんてことを悶々と考えていました。 実際、ページづくりや事務局との契約などは数カ月も続く手間のかかる作業でしたし、途中で投げ出しそうにもなりました。 でも、こうして小さいながらも支援の輪が広がっていったことで、やはり「やりたいと思ったことはやっておいて良かった」と強く思います。 途中で諦めたら後悔していたと思います。 今後も、本業の傍ら、微力ながらこのような活動を続けていければと思っていますので、変わらぬご支援をどうぞよろしくお願い申し上げます! 本当にありがとうございました!! ※次回は記念すべき200回目のブログ投稿です。何を書こうか検討中……。 (了)
作成日 : 2019-03-12 22:33:35
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リベンジ、果たしましたー。
ブログ記事『リベンジ、果たしましたー。』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12443242050.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 先日ブログで、「産業カウンセラー試験、リベンジなるか?」と題して、1年越しに再チャレンジした試験のことに触れましたが、おかげさまで、今回は無事に合格していましたー。 応援いただいた皆様、ありがとうございました。 昨年は、胃ろうの手術後、入院中のベッドの上で身動き一つできない状態で不合格の結果を聞かされ、その後も3日3晩何も食べられないなど、ドン底体験をしていたので、そう考えれば今は恵まれすぎているくらいの環境です。 ▼【参考】ブログ「ドン底体験」(2018年3月1日執筆) https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12356735916.html もしかしたら去年は、「今はゆっくり休め」と神様が言ってくれていたのかもしれません。 そして今回の結果は、「自身の経験をもっと世の中に役立てろ」ということなのかもしれません。 体のケアはしっかりしながら、これからも頑張っていきたいと思います。 ◆ そして、前回のブログで、「もし合格していたら、皆様にお願いです」とお伝えしていたクラウドファンディングのご協力依頼もやはりさせてください。 ただいまゴール達成率62%(10万円ゴールに対して、62,000円)まで到達し、締切である3月11日まで、残り12日となりました。 治療体験から得た学びをまとめた自著の普及と、7年前から続けている東日本大震災の復興応援に向けた寄付のため、引き続き皆様のご支援をお待ちしています。 https://readyfor.jp/projects/aokusasanosusume 今後ともどうぞよろしくお願いいたします! (了)
作成日 : 2019-02-27 22:06:10
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産業カウンセラー試験、リベンジなるか?
ブログ記事『産業カウンセラー試験、リベンジなるか?』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12442134066.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 ただいま1月に受験した産業カウンセラー試験の結果を待っています。 2月25日に発送開始予定らしいので、恐らく来週前半には結果が届くはず。 去年は抗がん剤治療の真っ只中だったこともあり、落ちたときにも少しだけ言い訳ができました笑。 ▼【参考】ブログ記事『残念な結果』 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12356403675.html でも今年は言い訳抜きの結果待ちです。 落ちたらどうなりますかねー。格好悪いですかね。 でも、皆様にもきちんとご報告しますね。 ◆ それにしても、僕はなぜ、結果が分からないのに、こうして事前にオープンにしてしまうのでしょうか。 別に自信があるってわけでもないんです。なのに、なぜか書いて発信してしまう。 治療前にブログを立ち上げたのもそう。 治ったら報告すればいいものの、どうしてか結果が出ていないのに伝えてしまう(というよりも、治療を始める前から書いていましたね)。 もし駄目だったら…ということも考えていないわけではないんですけどね。 でも、「うまくいったことだけ伝える」「駄目だったら隠す」と言うんじゃ、なんか真摯じゃないなーと思ってしまう自分がいて……。 それと、サッカーの試合とかもそうなんですけど、録画した内容を家で観ようと思っていても、その前に結果が分かってしまったら、急に観る気持ちが萎えたりしちゃうんですよね。 やっぱり、結果が分からないからこそ人生面白い。 だから、今回も合格していようと、不合格だろうと公表します。 そして、もし合格していたら、皆様にお願いです。 ただいまゴール達成率60%まで到達したプロジェクト、クラウドファンディングの普及にどうかご協力ください!(なんか条件付きのプロポーズみたいですみません) https://readyfor.jp/projects/aokusasanosusume もしくは、ただいま拡販中の自著の普及にご協力ください! https://amzn.to/2G0Lbe4 ちなみに、この試験に合格できたら、現在始めた講演活動の他に、がん罹患者やその家族の方の悩みや気持ちを伺い、少しでも安心感を提供できるような活動もできたらなーと考えています。 それでは皆様、どうか良い週末をお過ごしくださいませ。 (了)
作成日 : 2019-02-23 09:24:57
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辛い治療を耐え抜く力をくれた、10年前の出会い。
ブログ記事『辛い治療を耐え抜く力をくれた、10年前の出会い。』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12441390616.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 今日は嬉しいことがあり、ご報告です。 先日、約10年前に数ヶ月間お世話になった出版社「ディスカヴァー・トゥエンティワン」の干場弓子社長はじめ皆様に、自著出版のご挨拶をさせていただくことができました。 お世話になっていた当時はグループ会社(前前職)から出向の身で、校正やPRのサポート、企画会議への参加等々を通じて、編集の基礎をひたすら繰り返す日々。 当時の僕はまだライターの経験を数年積んだ程度の人材でしたから、「世の中が求める新たなコンテンツ」を次々と生み出すこの会社から、本当に多くのことを学ばせていただいていたんです。 ◆ そして、出向期間終了が迫っていたある日。 どうしてもまだその環境で働きたいと思った僕は、大胆な行動に出ます。 社長が部屋に戻ってきたのを見計らい、単独でドアをノックし、「もう少し僕をここに置いていただけないでしょうか」と直談判しました。 当時は出向の身ということもあり、社長と個別にお話する機会などほとんどありませんでしたし、今ほど行動力もなかったですから、それは緊張しましたね。 結果的には、もう決まっていることだから仕方ないという通知と、僕の成長のためのいくつかのアドバイスをいただき、予定通り出向元に戻ることになりました。 「もっと俺に実力があれば……」と、自身の能力を嘆いたものです。 ◆ 出向から戻り、数ヶ月が経った頃、出向時お世話になった先輩編集者から1冊の本を渡されました。 奥付を見ると、そこには「編集協力・花木裕介」の文字が……。 思い返せば、その本は、著者からお預かりした原稿を、僕が丸ごとリライトなどを任され、完了後その先輩編集者に引き継いだものの、その後どうなったかは聞いていませんでした。 それが、思いもよらない形で僕の元に戻ってきたのです。 30歳の僕にとっては、サポートという役割ながら自分が少しだけ認められた気がして、大きな自信になりましたね。 その後は、社長からの「自分の中にある引き出しをもっともっと増やしなさい」というアドバイスを実践するため、どんな仕事も選り好みせずに取り組むようになりました。 結局、編集者になる夢は叶いませんでしたが、出版業界に「足の小指」くらいでもいいので突っ込んでいたいという気持ちは捨てきれず、5年前から自力で本を書くようになり、今回なんとか3冊目の本を出させていただくことになったというわけです。 ◆ 1冊目も、2冊目も、干場社長には、当時の感謝の気持ちを込めて、「郵送」で献本をさせていただき、お祝いのお言葉をいただきました。 さらに治療中には、SNSからの温かい励ましに何度勇気をいただいたことか。 そんなメッセージを糧に、10年前の出来事を思い出しては、「もう一度出版するんだ」と気を持ち直し、長く苦しい治療に耐え抜くことができたのです。 こうして出来上がった著書を、今回は干場社長に「直接」渡したいと思いました。 そんな気持ちが通じ、今回再会が実現したというわけです。 お忙しい最中にもかかわらず、約8年ぶりの再会をとても喜んでくださいました。 ◆ 僕は、ディスカヴァーが使命として掲げている「なれる最高の自分になる」という言葉が大好きです。 そんな話を干場社長にしたところ、昨年末刊行された『なれる最高の自分になる』(小宮一慶著、ディスカヴァー・トゥエンティワン)をお土産にくださいました。 僕はもう、病気になる前の自分や、過去なりたかった自分にはなれません。 でも、こんな経験をした自分なりに、ベストの自分を目指すことはできます。 30歳で出向中の自分にもし会えたら、こう伝えたいです。 「今置かれた環境で、今なれる最高の自分を目指せ」と。 干場社長、藤田取締役、そして皆様、温かく出迎えていただき、ありがとうございました! これからも、新たな視点を与えてくれる本を楽しみにしています!! (了) ▲写真真ん中は、奥付に僕の名前を載せていただいた『人が輝くサービス』(黒石和宏著)。左は、自著『青臭さのすすめ』でも一部引用させていただいた『医師と僧侶が語る 死と闘わない生き方』(玄侑宗久・土橋重隆著)。いずれもディスカヴァー・トゥエンティワン
作成日 : 2019-02-20 22:07:48
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池江璃花子選手の白血病公表に寄せて
ブログ記事『池江璃花子選手の白血病公表に寄せて』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12440452922.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 水泳の池江璃花子選手の白血病公表の報道に驚かれた方も多いことと思います。 血液のがんではありませんが、私も近い経験をした身として、彼女の気持ちが少しは分かるような気がしています。 何が分かるのか。今回は個人的な意見として書かせてください。 ◆ 前回のリオオリンピックに出場し、来年の東京オリンピックでも大きな期待を寄せられていた池江選手。 その前年である2019年に病気が判明したということはとても残念なことだと思うし、本人の気持ちを思うと言葉も出ない。 もちろん、これから治療をすれば出場することは不可能ではないかもしれないが、抗がん剤などの副作用を知る身としては、たとえ個人差はあれ、完全に復調するまでには相当困難な道のりが待っていると思う。 水泳、特に女子選手は、成長バランスなどから、かなり若い時期にピークを迎えると聞いたことがある。 バルセロナオリンピックで、中学2年生だった岩崎恭子さんが金メダルを獲得したが、そこが岩崎さんのピークだったことも、この説の根拠の一つとなるだろう。 池江選手にとって東京オリンピックは、4年に1度の機会というだけでなく、競技人生のピークの大会でもあったであろうことを考えると、胸が痛む。 ◆ でも、池江選手は、自らtwitterで病気を公表し、前を向いて治療に取り組んでいる。 この勇気は本当にすごいと思う。 私のような一般人ですら、病気公表は重大な決断だったし、多くの方は応援してくれたが、一方それによる波紋も呼んだ。 それが、わずか18歳の、しかも世界的な知名度を持つ選手が公表を決断したのだ。 そこに、治療へ向かう強い気持ちを感じたし、その強い気持ちこそが、必ずや回復に向けたエネルギーとなるはずだ。 ◆ 最後に一つ。彼女の親族が発したというコメントに触れておきたい。 「水泳なんてやんなくていいから、とにかく長生きして」 そんなコメントをメディアに対してされたと読んだ。 このコメントを読んで、自分自身のがん宣告後の両親の言葉が蘇った。 「出版とか復興支援とか、そんなのはどうでもいいから、とにかく今は体を治しなさい」と。 私自身、2児の父だから、両親の私を思う気持ちは痛いほど分かる。そこまで言ってもらえるのも子どもとしては本当にありがたいことだ。 でも、ちょっと考えてみてほしい。 「そんなこと」「そんなもの」に私たちは「時間」という命の一部を懸けて取り組んでいる。 仕事もそう。限りある時間を使ってみんな取り組んでいる。 ただ生き延びればいいというもんじゃない、と私は思う。 それらは、「過去の命」なのだ。 特に18年間のほとんどを練習などにあててきたであろう池江選手にとっては、水泳は「過去の命そのもの」なのではないだろうか。 誤解を恐れず書いているが、私は親族の言葉の揚げ足をとって否定する気は全くない。メディアに対して実際にどう伝えたのかは定かではないし、親族の気持ちは痛いほど分かるから。 だけど、水泳は「なんて」なんかじゃ決してない。 私は池江選手に、「また命懸けで水泳する姿を見せてほしい。そのためにも必ず生きて帰ってきてほしい」と伝えたい。親族の本心もきっと同じだと思う。 私自身も、救われた命に感謝をしながら、本業はもちろん、出版や復興応援活動、さらには講演活動をこれからも限られた命を使いながら取り組んでいく。 それらの活動を、今、私の両親は、遠い故郷から精いっぱい応援してくれている。 ◆ 池江選手のご回復、そして復帰を心からお祈りしています。 (了)
作成日 : 2019-02-16 09:43:39
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パパが咽頭がんになってしまい、どう乗り越えれば良いかと頭を抱えているママたちへ
ブログ記事『パパが咽頭がんになってしまい、どう乗り越えれば良いかと頭を抱えているママたちへ』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12440015732.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 今日はちょっと対象者を限定してメッセージしますね。 タイトルにもある通り、「パパが咽頭がんになってしまい(もしくはその疑いがあり)、逆境をどう乗り越えれば良いかと頭を抱えているママたち」に向けて書きます。 なぜなら、このブログは、不特定多数の読者の方にお越しいただいていますが、いただく質問やメッセージで多いのが、ご主人ががんになった(もしくはその疑いがある)という奥様からだからです。 「主人がどんなことを考えているか分からなく不安だったが、どんな言葉をかけられると嫌で、どんな言葉ならありがたいのか、その参考になりました」 「この先の治療の見通しが経ち、安心しました」 「花木さんの言葉に『大丈夫なんだ』と勇気をいただきました」 そんなお言葉をいただいてきました。 多分男性は女性に比べて、あまりこういうの読まないと思うんですよね。 僕も正直治療中、ブログというものは書きこそすれ、あまり読んできませんでしたから。 でも、妻は片っ端から読んでいました。 そして、僕にいろいろと教えてくれるんですけど、僕はお礼だけ言って、やっぱりあまり読まない(妻よ、今更ながらゴメン)。 「人の力は頼らない!」みたいな意地のような気持ちも、治療前後はどうしても働いてしまいますしね。 ◆ 先日、僕の本を読んでくれた方からこんなコメントをいただきました。 「当時、治療をしていた夫の心境は理解できませんでしたが、この本に触れて少しだけ理解できた気がします。もっと早く出会っておきたかったです」 「そうか!」と思いました。 ブログも書籍も一緒なんだ。 ご主人が咽頭がんになってしまい(もしくはその疑いがあり)、どう接すれば良いかと頭を抱えている奥様たちこそが、この本を今求めている方なんだ。 さらには、育児も並行して行っていかなければならないママたちこそ、最もこうした情報を求めているのかもしれない。 今更ながら、そんな気づきをいただいたわけです。 少し大きく広げて、咽頭がんでなくても、がん全般でもいいかもしれません。 とかく男性はあまり自分を語りたがらないものです。 僕自身も、妻になんでもペチャクチャとは喋りません。 でも、今後治療と向き合う方々のためにと、ブログには思ったことや感じたことを書き続けました。 さらに書籍では、子どもへの手紙形式にして、喜怒哀楽を前面に出し、治療中の出来事や、逆境をいかに家族と乗り越えてきたかをしたためました。 ・妻や子どもたちが普段と変わらず接してくれることに対する喜び。 ・「どうして俺がこんなことに…」というやり場のない怒り。 ・仕事も育児もやらなければならないことが山ほどあるのに、断念しなければならないことに対する哀しみ。 ・食べたいものを食べ、行きたいところに行ける、といった当たり前の楽しみに対するありがたみ。 などなど。 あなたのパートナーも、もしかしたら同じような想いを抱いているかもしれません。 そんな想像のヒントにしていただけたら嬉しく思います。 多分、タイトル『青臭さのすすめ 〜未来の息子たちへの贈り物〜』からは、その辺りが伝わりづらいかなーと思い、今更ながら、ご報告させていただきました。 ちなみに僕は、書籍の中で、妻への感謝を盛んに書いています(もちろん本音です!)。 あなたの寡黙なご主人も、きっと実際は同じ気持ちだと思いますよ。 ◆◆◆ ▼Amazonでの販売はこちらから。 https://amzn.to/2G0Lbe4 ▼第1章までの無料試し読み期間を2019年2月22日(金)まで延長していますので、こちらもよろしければ。 https://writing-coach.jimdo.com/experience-of-stage%E2%85%A3/ (了)
作成日 : 2019-02-14 08:17:13
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ようやくAmazonに在庫が入りました。
ブログ記事『ようやくAmazonに在庫が入りました。』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12438936085.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 先ほどブログでご案内した事実誤記の件に続いて新著のご案内となります。 お問い合わせいただいていた方、大変長らくお待たせいたしました。 ようやくAmazonに在庫が入ったようです。 https://amzn.to/2G0Lbe4 よろしければぜひご活用くださいませ! また、それに伴い、第1章までの無料試し読み期間を2019年2月22日(金)まで延長しますので、こちらもよろしければ。 https://writing-coach.jimdo.com/experience-of-stage%E2%85%A3/ 今後もAmazonの在庫を切らさないよう、目を光らせておきますね笑。 いつも応援ありがとうございます! (了)
作成日 : 2019-02-09 18:24:09
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経過観察(第2回目)の結果を聞いてきました。
ブログ記事『経過観察(第2回目)の結果を聞いてきました。』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12438248745.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 昨日、勤務先の「就労と治療の両立支援制度」の一つである「治療休暇」を使わせてもらって、3ヶ月に1度の経過観察の結果を聞きに病院に行ってきました。 昨年8月に治療が終わり、そこから5年間の経過観察をしますが、まだようやく半年です。 ここところ放射線を当てた方の首が突っ張ってるような感じが抜けないし、リンパも膨張しているし、「これは万が一……」なんて気になっていましたが、MRIの結果、全く問題なかったとのこと。(今回はPET/CTはお休みでした) 放射線治療の後遺症で首のこわばりはまだまだ続くそうですが、首周りを回したりまめに動かしたりしていくことで、次第に良くなっていくとのこと。 普段から冬は肩こりも酷いですし、地道に回復に向かっていくしかないですね。 というわけで、緊張感から解放され、夜は心置きなく、ビールを楽しみました笑。 いやー、それにしても、何度やっても検査結果を聞きに行くのは嫌ですねー。 何を言われても動じないよう、3ヶ月間悔いなく生きてきたつもりでも、やっぱり当日になると朝からドキドキです。(夜はよく眠れてるんですけどね)。 というわけで、次回の検査までの3ヶ月間、また日々を一生懸命生きていきたいと思います。 子どもたちともたくさん遊びます! いつも応援ありがとうございます! (了)
作成日 : 2019-02-07 08:11:02
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Amazon不具合の件で、お詫び申し上げます。
ブログ記事『Amazon不具合の件で、お詫び申し上げます。』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12437560844.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 前回も書いたように、新著『青臭さのすすめ』のAmazonでの発売に不具合が生じています。 データはようやく掲載されましたが、発送センターに在庫がまだ入っていないようで、発送まで1ヶ月以上待たされるステータスになっています。 https://amzn.to/2G0Lbe4 一昨年のがん判明から、書籍出版は一つの希望にしていたので、1年越しの発売は念願叶ってうれしい反面、そのスタートがこのような状況で、正直残念な気持ちが大きいです。 特に、治療中から応援してくださった皆様との約束が守れていないことが心苦しくてなりません。 1月31日の発売予定日に書店を駆け回ってくれた知人や、「発売を楽しみにしています!」と言ってくれている友人、そしてこのブログを今読んでくださっているあなたに対して、申し訳ない気持ちが募ります。 とりあえず、楽天やYahooショッピング、セブンイレブンのサイトなどでは買えるところもあるようなので、よろしければご覧くださいませ。 また、引き続き、1章までの無料公開も期間限定(〜2月10日)で継続中ですので、こちらもご活用ください。 https://writing-coach.jimdo.com/experience-of-stage%E2%85%A3/ 出版社に代わって、改めてお詫び申し上げます。 1日も早く皆様のご希望に添えるよう、引き続き出版社と調整を続けてまいります。 (了)
作成日 : 2019-02-03 20:47:44
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【出版記念・期間限定プレゼント】皆様へ感謝を込めて
ブログ記事『【出版記念・期間限定プレゼント】皆様へ感謝を込めて』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12436847585.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 「いよいよ本が発売になりました!」と言いたいところですが、さまざま不具合があり、未だAmazon等での発売はされていません……。 出版社からは1月末発売予定と聞いていましたので、僕もそのつもりで準備をしてきましたが、こればかりはどうしようもありません。 楽しみに待っていてくださった方には、心よりお詫び申し上げます。 代わりと言ってはなんですが、今日は出版(予定)を記念して、一つ皆様にご案内です。 本来なら、読者の皆様に出版した書籍を感謝の気持ちとして差し上げたいところですが、悲しいかな、販売協力の責務も課せられている僕の甲斐性でそれは叶いません苦笑。(詳しくは今後クラウドファンディングを行う予定なので、そちらでご説明しますね) ただ、せめてできるところまででも読んでもらいたいということで、出版社に無理を承知で掛け合ってみたところ、「第1章まで(全ボリュームの3分の1程度)なら無料公開しても構わないですよ」と言ってもらいました。 期間は限られていますが(〜2月10日)、僕の自前のホームページからダウンロードできるようにしてみましたので、ぜひ以下アクセスしてみていただけたら幸いです。 https://writing-coach.jimdo.com/experience-of-stage%E2%85%A3/ また、よろしければお知り合いにも紹介いただけたらうれしいです。 いつも応援ありがとうございます。皆様のおかげでここまでやってくることができました。 心から感謝いたします。 せめてもの気持ちを受け取っていただけたら幸いです。 そして、またちゃんと発売されたら改めてご連絡しますね。 (了)
作成日 : 2019-01-31 19:10:05
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うれしいご報告と、ブログを続けている理由。
ブログ記事『うれしいご報告と、ブログを続けている理由。』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12436394927.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木です。 今日はちょっとうれしいご報告です。 治療中より本ブログを読んでいただいていた方より、「このブログに、新たなチャレンジの背中を押してもらいました」といった言葉をいただきました。 僕自身、がんチャレンジャーと名乗るくらいですから、チャレンジは常に意識していますが、読者の方にとっても微力ながらお役に立てていると聞くと、とてもうれしく感じますし、継続する上でのモチベーションも俄然高まります。 ◆ 「外発的動機付け」と「内発的動機付け」という考え方をご存知でしょうか。 例えば、僕のように執筆をする場合。 執筆すること自体とは別の、外的な報酬を目的として書こうと思わせるような動機付けを「外発的動機付け」と呼びます。 僕がもしこのブログを金銭やキャリアアップなどのために書いていたとしたらそれは「外発的動機付け」ということになりますね。 一方で、自分の内部から沸き起こる喜びを目的として書こうと思わせるような動機付けを「内発的動機付け」と呼びます。 このブログに報酬はありませんし、残念ながらキャリアアップにも直接的にはつながりませんので、僕の場合はおおよそ「内発的動機付け」がベースになっています。 なので、内側から湧いてくれば書くし、湧いてこないときは書きません。それでも記事は180を超え、それなりに継続しているなーとは思います。 それはきっと書くことや発信すること自体が好きだから、ということも一因ですが、今回のコメントのように、時にいただける読者の方の声がとても大きな励みになっているから、というのもあります。 ただの日記だったらここまで続かなかったでしょうしね。 でも、もしこうした声をもらいたいがために書いているのだとしたら、それは「外発的動機付け」となり、反応がなくなってきたら書くことをやめてしまうでしょう。 このあたりのバランスが自分にとってもなかなか難しいんですけどねー。 反応や見返りは求めない。でも、いただけたら感謝する(もちろん厳しいご意見も含めて)。 そんなスタンスで、これからも心の声に耳を傾けながら、書いていきたいと思っています。 ◆ いよいよ今週、著書が発売される予定です。 期間限定で皆様へのプレゼントも用意したいと思っていますので、どうぞご期待ください。 では、明日は3ヶ月に一度の経過観察のため、病院に検査に行ってきます!! (了)
作成日 : 2019-01-29 20:25:27
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近況報告(2019 .1.24)
ブログ記事『近況報告(2019 .1.24)』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12435233082.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 最近ちょっと首が張っています。肩も凝っています。 特に、放射線を当てていた右側のリンパ節が異様に張っている感じがします。 ただでさえ寒いのに、おそらく後遺症でしょうね。 なので、お風呂で温めたり、できるときにストレッチしたりしています。 ここのところ、出版に向けた準備やら、試験勉強(産業カウンセラー試験、無事終わりました)やらで、バタバタしていたことも関係しているかもしれません。 なので、今週は「ゆっくり」を心がけています。 やることを詰め込みすぎず、深呼吸し、できるだけリラックスする。 以前よりは少しだけうまくなった気がします。 次の土日は子どもたちとたくさん遊んで、気分転換したいと思います。 そういえば今年に入ってまだ1回しか一緒にサッカーしてない……。 ではでは、今週もあと一日お互い頑張りましょー。 (了)
作成日 : 2019-01-24 18:32:25
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『ママのバレッタ』
ブログ記事『ママのバレッタ』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12433623459.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 僕は治療中から、子どもを持つがん患者が集う「キャンサーペアレンツ」というコミュニティに登録し、精神的に支えてもらっていました。 会員サイトの中で他のメンバーと交流ができたり、実際にイベントが企画されたりしており、会員数は現在、3000名に迫る人数だそうです。 そのキャンサーペアレンツの会員の方々の力で生まれた絵本『ママのバレッタ』。 うちの長男(8)にも年末、冬休みの読書の宿題の一環として、買い与えました。 大きな声で読んでいた長男に、読後感想を聞いてみると、「お父さんの病気のことよくは知らなかったけど、少しわかった気がするし、怖がらなくてもいいんだね」とのこと。 直接説明するのは少しはばかられていたので、こういう形で伝えられて良かったです。 今後は、小学校からの「がん教育」がさらに本格導入されていくようですが、知識として伝えられたとしてもなかなか子どもたちにはイメージしにくいもの。 がんに罹患した家族でも、そうでない家族でも、一家に一冊は持っておきたい良書です。 良かったら見てみてください。 https://www.amazon.co.jp/%E3%83%9E%E3%83%9E%E3%81%AE%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%BF-%E3%81%9F%E3%81%AA%E3%81%8B-%E3%81%95%E3%81%A8%E3%81%93/dp/4990917642/ref=sr_1_1?ie=UTF8&qid=1547590594&sr=8-1&keywords=%E3%83%9E%E3%83%9E%E3%81%AE%E3%83%90%E3%83%AC%E3%83%83%E3%82%BF (了)
作成日 : 2019-01-17 17:28:25
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40歳になりました。
ブログ記事『40歳になりました。』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12432727804.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 昨日はたくさんの誕生日メッセージをありがとうございました。 おかげさまで、無事40歳を迎えることができました。不惑ですね。 家族からも、プレゼントにディナーにと祝ってもらいました。 ◆ 振り返れば、数年前から40歳になるのが怖くなりました。厳密に言うと、このままの状態で40代になっていいのか、大丈夫なのかという不安がありました。 目指すべきところが絞りきれていない自分。理想とするところにたどり着けていない自分。迷い続けている自分。 しかし、病気をしたことで、ある意味迷いが吹っ切れてきて、新たなキャリアを再構築することができ、穏やかな気持ちで昨日を迎えることができました。 何より、40年間、何とか生きてこられたことに感謝の気持ちが湧いてきます。 これからまた新しい人生が待っている。折返しではなく、「新たな人生」を楽しもうと思います。 いつも応援ありがとうございます。 引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。 花木裕介
作成日 : 2019-01-13 21:07:15
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キャリアを再構築するためにできること。
ブログ記事『キャリアを再構築するためにできること。』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12432244676.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 おかげさまで復職して4ヶ月が経過しました。 その間、復職できた喜びや、メンバーと一緒に仕事ができるうれしさを感じる一方で、新たな葛藤や悩みも抱えてきました。 中でも無視できなかったのが、「キャリア」というものについてでした。 キャリアと言うと、就職・出世・現在の仕事などや結果を指す言葉に思われがちですが、それだけに限らず、働くことに関わる「継続的なプロセス」や、働くことにまつわる「生き方そのもの」を指している言葉でもあります。 「生き方そのもの」と考えれば、現時点でまだ休職前のような働き方ができないことだけを理由に、キャリアの見直しを行う必要はないのかもしれません。 ただし、これまで以上に大きくのしかかる身体のリスクや、一定期間の休職といったハンデなどを考えると、「いずれまた元通り」にこれまで歩んできたり、描いてきたキャリアを形成できるとはなかなか考えられないものなわけです。 ◆ そして、昨年12月、僕の中で、「キャリアを再構築しよう」と決心していたタイミングで、図らずも同じようなコンセプトで提供されていたサービスが、「両立支援キャリアカウンセリング」として紹介されていた無料の電話相談サービスでした。 本サービスは、ご自身もがん罹患されたキャリアコンサルタントの方が、僕のようにがん罹患をきっかけにキャリアを見直していくうえでのきっかけを、コミュニケーションを通じて提供してくれるものです。 個人的には、この4ヶ月間(休職時も含めるとそれ以上)で、ある程度キャリアについても考えてきたつもりでしたが、コンサルタントの方と話をさせていただけたことで、新たな視点をいただけたり、自分自身の考え方や行動を後押ししていただけたりと、とても有意義な時間となりました。 例えば僕の場合、現在は勤務先の業務の一環として、「がんサバイバー講師」としての活動を始めさせていただいたわけですが、これもかつての自分であれば恐らく、プライベートの活動として線引きをしていたことでしょう。 しかし、キャリアを再構築していく上で、こうした活動を本業の一環としても取り組みたいと思うようになり、社内外さまざま働きかけて、少しずつ新たなキャリアが輪郭を帯びてきています。 ※先日も、講師として認定いただいている「がん対策推進企業アクション」のHP内で、以下のような報告記事を上げていただきましたので、よろしければご参考ください。 http://www.gankenshin50.mhlw.go.jp/report/info_181113.html ◆ 自分自身の悩みや不安を人に伝えるのは勇気が伴うものです。さらには、親しい知人だからこそ気を遣ってかえって話せないことも、大病した後はどうしても出てくるものです。 そんなとき、コンサルティングやカウンセリングといった、このような相談サービスが効果を発揮するのかもしれません。 少なくとも僕はそう思うわけです。 そして僕自身今、カウンセラーとしても社会貢献できるよう、1月下旬にある産業カウンセラー試験の勉強の真っ最中です。 昨年のリベンジを果たすべく、引き続き頑張ります! (了)
作成日 : 2019-01-11 18:14:33
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年末、東北に行ってきました。
※ブログの方に画像を14枚貼り付けていますので、よろしければそちらでご覧くださいませ。 ブログ記事『年末、東北に行ってきました。』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12430647661.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 2019年が幕を開けましたね。 すでに新たなスタートを切っていらっしゃる方も多いかと思います。 そんな中、ちょっと時を巻き戻して2018年末のことを書かせてください。 ◆ 僕の実名顔出しによる発信のきっかけは、7年前から始めた、東日本大震災の復興応援活動です。 メルマガに始まり、フェイスブックページ、出版などを通じて経験を重ねていたことが本ブログを継続する力、すなわち、今回の治療を前向きにやり切る力を醸成してくれました。 そんな原点に立ち返るべく、年末に1泊2日で宮城(主に石巻市)と福島のほうを回ってきたというわけです。 実に5年ぶりの石巻でしたが、駅近くはかなり様変わりしており、一見復興は順調かに見えました。 しかし、海側に行くにつれ、7年前に初めて訪れた感覚が蘇ってきました。 表現は良くないですが、「戦火のあと」のような状態が、今もはっきりと残っており、日和山公園に集う何名かの語り部の方が、現在の町の様子を我々観光客に教えてくれていました。 やはり一度失ったものを建て直すのは並大抵なことではないですね。 一方で、僕自身がん治療後初の被災地でしたが、辛い治療を気持ちを強く持って乗り越えられたのは、間違いなくこの地と関わったことによるものが大きく、改めて感謝をした次第です。 復興応援のつもりが逆にこちらが命を助けてもらっていたんですね。 そんなことを、今月発行予定の著書にも書いていますので、よろしければ見てみていただけたらうれしいです。 ◆ 仙台で一泊し、2日目は、仙台から常磐線で、親族のいるいわきまでひたすら下っていきました。 途中、何度か電車を乗り換えたり、振替バスに乗ったりと、帰宅困難区域や線路が途切れている区域がまだまだ残されていることが伺えます。 特に、乗り換えで降りた浪江の街は、まさに「音のない」「時が止まった」世界でした。 乗り換えする旅人を除いて、街に人が本当に誰もいないのです。 家々はもぬけの殻で、人が戻ってくる様子は感じられません。 石巻といい、福島といい、同じ日本にもまだこのような土地が残っているという現状を、忘れてはいけないんだなと再認識しました。 と、一人修学旅行ともいうべき旅でしたが、もちろん食の楽しみも各地で満喫してきましたよ。 以上、短いレポートでしたが、またいつか機会があったらご紹介したいと思います。 最後に。7年前に初めて被災地に行ったときのブログを引っ張ってみました。よろしければこちらもご覧くださいませ。 【参考】「2011.06.18 宮城県石巻市へ 」 https://ameblo.jp/yauysauckoe/entry-10930552937.html それでは、改めて本年もどうぞよろしくお願いします! (了)
作成日 : 2019-01-04 19:45:46
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テーマ分けをしてみました!
ブログ記事『テーマ分けをしてみました!』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12427374558.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 とある医療情報メディアの記者の方に声をかけていただいたのが縁で、先日、がん体験について取材を受ける機会に恵まれました。 事前に本ブログのことはお伝えしていたのですが、なんと取材日の2日前からかなり読み込んでいただいたそうで、当日の質問はそれら内容からさらに深堀いただくという、大変有意義な時間になりました。 その帰り際に、ちょっと思いました。時系列で読み込んでいくのはさぞ大変だっただろうな、と。 そんなことから、「テーマ分け」を思いついたというわけです。 これまではとにかく思いつくままに書き綴っていましたが、Amebloの機能にあるテーマ分けをして、以下のようなカテゴリーごとにも記事を閲覧できるようにしてみました。 ・がん告知前後……当時の心の揺れ動きや足早に過ぎ行く出来事を書き留めています。 ・治療と就労の両立……勤務先からの支援による両立をテーマに書いています。 ・がん標準治療……抗がん剤治療、放射線治療を受けたときの感情や痛み、さらにその副作用などをご紹介しています ・チャレンジ……小さなものから大きなものまで、挑戦したことをまとめています。 ・学び……書籍や出会いなどから得た学びを書き留めています。 ・家族との出来事……妻や子どもたちとの大切な時間を書き留めています。 ・周囲の応援……皆様への感謝を込め、メッセージを書いています。 もちろん時系列で読んでいただいても構わないのですが、よかったらテーマごとに気になる記事をご覧いただければ、より希望の記事にたどり着きやすくなるかと思います。 よろしければお試しくださいませ。 (了)
作成日 : 2018-12-21 20:36:34
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人生初の抗がん剤から一年が経過して。
ブログ記事『人生初の抗がん剤から一年が経過して。』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12426769841.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 今日で、がん治療を始めてから、ちょうど1年が経ちました。 昨年の12月18日は確か月曜日で、出社するわけでもないのにブルーマンデーでした笑。 ▼記事『【近況報告】人生初の抗がん剤治療(2017.12.19)』 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12337464209.html 振り返ってみれば一年間、いろいろなことがありました。 昨年のクリスマスパーティーには参加こそしたものの、抗がん剤で朦朧としており、内容はほとんど覚えていません……。 年末年始は病院に入院していました。 1月の誕生日の日も抗がん剤の副作用で、あまりご飯が食べられませんでした。 放射線治療が始まってからは、一ヶ月にわたって、喉の激痛に耐えていました。 治療が終わってからも、下痢などに悩まされ、外出が不安でなりませんでした。 9月に復職してからは、慣れない通勤やビジネスのスピードに戸惑いました。 また、できていた仕事ができなくなったことで、ギャップに苦しみました。 一方で、家族や周囲の方々の温かさや気遣いに触れることができました。 食事をとれることや仕事に行けることを当たり前と思わず、感謝できるようになりました。 病気などに苦しんでいる人たちの気持ちを理解できるようになりました。 本当にやりたいことが見えてきました。 ◆ そして来年頭には、そんな経験や思いを詰め込んだ書籍の刊行が実現しそうです。 また進捗は、本ブログにて紹介させていただければと思っていますが、皆様にも応援をいただければ嬉しいです。 がんに罹患したことは辛い経験ではありましたが、小さな幸せはむしろ今のほうがより感じられるようになってきています。 これからもどうぞよろしくお願いいたします! (了)
作成日 : 2018-12-18 18:02:52
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フットサル復帰!
ブログ記事『フットサル復帰!』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12425213820.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 先週末、パパ友のYさんのお誘いにより、約2年ぶりにフットサルをしてきました。 ブランクあり、治療後の体力低下ありで、正直一抹の不安は拭えませんでしたが、妻からも「今週ならタイミング的に行けるんじゃない?」と後押ししてもらい、意を決しました。 休みも入れながらですが、約2時間、近所のフットサル場で、試合をやり続けました。 いやー、疲れましたねー。 でも、楽しかったですねー。 途中からは足がガクガクしてきて、あまり走れなくなりましたが、それでもただ純粋にボールを蹴れることが楽しかったです。 チームメイトがゴールを決めるのをアシストするのが楽しかったです(要するに僕はノーゴール笑)。 治療後、子どもたちと遊びで蹴っていたのも、それなりに役に立っていたかもしれません。 さらには、スポーツは、始めてしまえば、病人も健常者もないですからね。 容赦なくディフェンスに足を蹴られることすら、むしろうれしく感じられました。 家族の用事や体力との相談もあり、毎週というわけにはいかなさそうですが、せっかく復帰できたので、またやりたいですね。(と言いつつ、筋肉痛は今も続く……) (了)
作成日 : 2018-12-11 17:57:38
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精神腫瘍科・清水研先生を訪ねて。
ブログ記事『精神腫瘍科・清水研先生を訪ねて。』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12424361348.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 先日、退社後に、国立がん研究センター中央病院(築地)を訪ね、精神腫瘍科科長の清水研先生とお会いする機会に恵まれました。 ご記憶の方もいらっしゃるかと思いますが、清水先生は、僕が以前本ブログで紹介した書籍『人生でほんとうに大切なこと』の中で、がん罹患者のメンタルに関わる良きパートナーとして登場されており、いつかお会いしたいと思っていました。 ▼前回の書籍紹介記事はこちら https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12396450673.html その思いが叶って、この度、ご縁をいただくことができたという次第です。(Kさん、ありがとうございました!) ◆ 早朝より、強い雨と冬の到来を感じさせる寒空の続いたその日。僕の気持ちも、言葉では理由を説明できないものの、何となくどんよりしていました。 診察時間を終えた静かな院内。指定されたフロアから内線を掛けようとする僕に、すっと笑顔で近寄ってくる白衣の男性こそが清水先生でした。 国立病院の先生なのでやはりガードが固いのでは……という僕の予想はその瞬間あっさりと裏切られました。 先生のお部屋に通され、ご挨拶もそこそこに僕は、強く促されたわけでもないのに、自分の今の心境を初めてお会いした清水先生に話し始めていました。 「治療が終わっても再発・転移をはじめ、正直不安がなくなることはない。そういうものを徐々に受け入れているつもりでも、ふとした瞬間に、言いようのない不安にかられることもある。どこかで忘れたいと思っている自分がいる。ただ、その思いが、自分を新しい行動に駆り立てる原動力にもなっている」 そんなことをつらつらと話す僕を、清水先生は遮ることなく、ゆっくりと頷きながら、受け入れてくださいました。 伺えば、僕のように、治療が終わって復職したとしても、また別の悩みが生まれる方というのは、決して少なくないそうです。 治療中は、心理的に(部位を)攻撃する側にいるけれど、治療が終わり復職などすると、今度はその状態を維持しようと守りに入るため違う悩みも出てくるのではないか、ということで、それはまさに今の僕の状況そのものでした。 ◆ とはいえ、やはりがん発覚直後や治療中も、さまざまな悩みを抱えた方が精神腫瘍科を訪れるそうです。 大きくは2つのパターンがあるそうで、一つはすでに自己主張ができる方が意思を持っていらっしゃる場合。そしてもう一つが、家族や主治医が心配して勧めていらっしゃる場合だそうです。 特に後者の場合は、自分の気持ちを言葉にするのが難しい方が多いそうで、その場合は月単位で地道に関わっていかれるとのこと。 その方々が、自分と向き合う覚悟を持ち、自分の言葉で語りだすことで、自身の命に意味を見出したり、人生を肯定したりしていく。そして、ゆくゆくは独り立ちし、清水先生のもとを巣立ってゆく(もちろん、継続的に関わっていかれる方もいらっしゃるとのこと)。 そんなお手伝いをしていくのが、精神腫瘍科の役割なのだそうです。 ◆ 僕自身はがん発覚から治療中、そして今に至るまで、勤務先の看護師や、福利厚生であるメンタルヘルスカウンセリングのカウンセラーに、精神的な支援を仰いでここまできました。 が、これは非常に恵まれたケースですし、このような環境を持つ方ばかりではないでしょう。 本格治療の前後は、たとえ病院にかかっていたとしても、とかく置き去りにされがちな患者の気持ち。そして、その患者を目の前にし、無力感を覚える家族の気持ち。 それらに焦点を当ててくれる人が病院の中や近くにいてくれることがどれほど支えになるかということを、清水先生との会話を通じて、この日改めて実感しました。 その重要性から、精神腫瘍科を置いている病院は年々増えてきていますし、中央病院の精神腫瘍科では、他病院に通院している方やご家族の方のお話を伺うこともあるとのこと。 このような環境が、もっと広く行き渡ることで、一人でも多くの方が、自身の病気に、そして人生に、新たな意味を見出だせるようになったらいいなーと思いました。 ◆ 「今は3ヶ月に一度、経過観察のための検査をしています。そこでまた別の未来が待っているかもしれない。なので、僕にとって描ける未来はまだ3ヶ月先までなんです。この3ヶ月という期間をとにかく悔いなく生きるしかないんです」 エンジンがかかり、そう力を込めて語る僕に、清水先生はこう言ってくれました。 「僕たち(健常者)なんて、人生が永遠に続くものと錯覚して毎日をなんとなくすごしてしまいますが、花木さんのように『この3ヶ月を悔いなく生きる』という言葉を聞くと、ああそうだ、自分も一日一日を丁寧に生きなきゃ、頑張らなきゃと心から思います」 この言葉を聞いたとき、僕は目の奥が熱くなるのを感じずにはいられませんでした。自分にとって当たり前の変えがたい事実。それを、そんな風に感じていただけただけでも、清水先生に伝えてよかった、と心から思えました。 最後に、「今日の出来事を記事にさせていただけませんか」という僕の厚かましい申し出を、写真撮影とともに快諾いただいた清水先生に、改めて感謝を申し上げます。 そして帰りの車中、お会いする前のどんよりが嘘のように、僕の心は晴れやかに澄み渡っていたのでした。 (了) 【ご案内】 清水先生と7人の患者の対話をまとめた一冊です。ぜひ手にとってみてください。 『人生でほんとうに大切なこと』(KADOKAWA刊・稲垣麻由美著) https://store.kadokawa.co.jp/shop/g/g321704000578/?ref=officialhttps://www.sangyoui.co.jp/news/blog/000063.html
作成日 : 2018-12-10 18:48:30
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ヤフーニュースデビュー。
ブログ記事『ヤフーニュースデビュー。』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12422531427.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 以前の記事で、「今後は書くだけでなく、人前でも話していきたい」ということを伝えましたが、早速その機会に恵まれました。 実は、厚労省の委託事業である「がん対策推進企業アクション」という団体が募集をしていた、「がんサバイバー講師」というのに申し込んでいたのですが、なんと10月に採用の通知をいただき、この度、同じサバイバー講師の方々とご一緒に、メディアの方々の前でお披露目をしてきたという次第です。 ▼その様子がヤフーニュースにも取り上げられていました。(知り合いの方に教えていただいて気づきました…。Kさんありがとうございます!) https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181129-00010001-jij-sctch 以下はその抜粋です。 (前略) 千葉県柏市在住で医療関連サービスの企業に勤務する花木裕介さんは、17年12月に中咽頭がんと告知され、抗がん剤と放射線による治療を受けた。18年9月に復職したばかり。治療のため休職する前にフルタイムで働く社員200人に「がんのため休職します」と伝えた。がん確定診断の3日後からブログで体験記をつづり、現在も執筆中だ。花木さんは「がんで休職するのは、別に悪いことをしているわけではない。がんは治せる病気なのだ」と力を込めた。 (以下略) 緊張していて、喋ったことはあまり覚えていないのですが、とにかく第一歩を踏み出したということになります。 勤務先の後押しももらっており、今後は集合型のセミナーでの登壇や企業様にお邪魔しての出張講座というのも予定されているそうです。 「無理して、またダウンしないでよ」という実家の両親の心の声が聞こえてきそうですが、体調管理をしっかりして、休むところは休みつつ、頑張っていきたいですね。 もしどこかでお会いすることがあったら、ぜひ声を掛けてくださいね! (了)
作成日 : 2018-11-30 08:36:24
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久々の再会@浜松町
ブログ記事『久々の再会@浜松町』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12421034716.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 昨日は、新卒1社目でお世話になった会社(文化放送開発センター)の元上司や所属していたサッカーチームの先輩たちと久々の再会を果たしました。 ※普段はしないのですが、皆さん顔出し写真で是非!ということでしたので、思い切ってアップさせていただきます。 新卒時22歳の若造だった花木が、十数年後、まさか自分たちより早く病気にかかってしまうなんて……、ステージ4ということはやっぱり駄目なんじゃ……と本当に心配していただいていたことを打ち明けていただきました。 その分、昨日は、元気に再会し、お酒を酌み交わせたということで、心から喜んでくださり、有り難い限り。 元上司の加藤さんは、「ちゃんと足はあるよな(笑)」と何度も冗談を言いながら、涙してくれました。 ◆ 1社目で行き詰まっていたとき、仕事に誇りを持ち、楽しく働いている先輩たちの姿を見て、僕はそれまで踏み出せずにいたライターの道に進む決心をしました。 「自分の言葉で、世の中を変えていきたい」と強い気持ちで転職を決めたあの頃のことをちょっと思い出しましたね。 今はまだ道半ばですが、これからも自分の経験を言葉に乗せて、健康や日常のありがたみ、やりたいことをやることの大切さなどを伝えていきたいです。 加藤さん、田渕さん、横関さん、昨日はお忙しい中、本当にありがとうございましたー。 また次回もお互い元気にお会いしましょう! (了)
作成日 : 2018-11-23 17:26:40
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社内でがん治療体験を話しました。
ブログ記事『社内でがん治療体験を話しました。』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12418235927.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 気持ちの良い秋晴れの朝ですね。 さて、先日社内で、自身のがん治療体験を話す機会に恵まれました。 僕の場合は、がん治療前から社内周知をオープンにしていましたので、特に抵抗感はありませんでしたが、100名以上入る大会議室での登壇ということで、やはり緊張はしていました。 無事終わったから言えることですが、やはりコンディション管理における不安はずっと頭にあったので、体調や喉の調子をベストにキープするため、2週間前くらいからお酒を控え、マスクをずっと着用していました。 この辺が、良くも悪くも治療前とは変わったところですかね。 結果的には、15分間、声が枯れることもなく、水を飲むこともなく、しゃべりきることができました。 周囲からも、「貴重な話をありがとう」といった言葉をいただき、良かったなと思っています。 ◆ これまでの僕は、どちらかと言うと、表に出てしゃべるよりも、セコセコと裏で文章を書いて伝えることに強みを感じていましたし、性に合っていると思っていました。 人前に出て話したり、笑いを取ったりするのは得意じゃないというか。 でも、今回の病気のことは、逆に本人が表に出ていくことでしか伝わらないことも多いのではと思っており、今後は外で話す機会を増やしていきたいと考えています(声がかかればの話ですけどね)。 そして、そのときはテクニックやスキルに頼るのではなく、気持ちや熱意を全面に出して話したい。 もちろん、表に出ていくということは、これまで以上に誹謗中傷などを受けるリスクも増えるわけですが、そこは臆することなく、がんチャレンジャーとして新たな挑戦をしてみようと思っています。 いつか皆さんの前でもお話できる日が来ることを願っています。 では、引き続き良い週末をー。 (了)
作成日 : 2018-11-11 09:30:14
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がんチャレンジャーたちとの出会い。
ブログ記事『がんチャレンジャーたちとの出会い。』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12416847169.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 昨日は、がんに罹患した同志の方々とお会いする機会に恵まれました。 以前もかかりつけの病院のがんサロンに行ったことがありますが、今回は比較的年齢や境遇(皆さん、お子様をお持ちであることなど)も近い方が多く、とても安心感のあるムードでお話をさせていただくことができました。 何よりも印象的だったのが、皆さんお一人おひとりが夢や目標を持って今を生きているということ。 そして、笑顔が絶えないということ。 もちろん、罹患していない方と比較して、と言いたいのではありませんよ。 ただ、僕自身も感じたことですが、実際に命が有限であることを目の前に突きつけられ、それを受け入れてなお前を向いて生きるということで、自ずとやりたいことや日々に対して真摯に一所懸命になれるんじゃないかな、と思うわけですね。 僕が、世の中に広めていきたい「がんチャレンジャー」という言葉には、「がんという病気そのものにチャレンジする」という意味の他に、「がんに罹患しながらも、自分の可能性にチャレンジする」という意味も込めていますが、すでにそのようなマインドをお持ちの方がこれほどまでにたくさんいらっしゃるという事実に、とても勇気づけられました。 僕も負けていられませんね。 ◆ この11月で、がん宣告からちょうど1年になります。 当時の記憶は、なんだか白黒の味気ない写真のような印象でしか残っていません。 でも、今はちゃんとカラーで物事が見えています。 それも、これまで以上に鮮明に。 空も、雲も、太陽も、木々も、そして鳥たちも。あらゆるものが鮮明に、みずみずしく僕の目に飛び込んできます(時に落ち込むこともありますけど……)。 見えている景色は同じでも、そのときそのときの感じ方次第で色彩は大きく変わってくるんですよね。 そんな新鮮な気持ちを忘れることなく、これからも日々を大切に、そして小さくともコツコツとチャレンジを続けていきたいと思います。 一人でも多くのがん罹患者の方に、「がんチャレンジャーです!」と名乗ってもらえる日が来ることを祈りながら。 皆さん、昨日は本当にお疲れ様でした、ありがとうございました。 (了)
作成日 : 2018-11-05 18:23:29
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1回目の経過観察の結果が出ました。
ブログ記事『1回目の経過観察の結果が出ました。』を書きました。よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12415748408.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 今日、休職明け最初の経過観察が終わり、先々週の検査の結果、現時点で、再発・転移はありませんでした。 昨日もよく眠れ、「何かあったときにはそのとき考えよう」と開き直って診察に臨みましたが、主治医からも、「回復も順調みたいですね」とうれしい言葉をいただきました。 次回の検査は、来年の1月なので、これでなんとか無事に年は越せそうです。 昨年は、年末年始を入院して過ごしましたからねー。それを考えればありがたい限り。 お昼は、付き添ってくれた妻と、子連れではなかなか行けない(危なっかしいので)焼き肉に行ってきましたー。 最初の2年間は3ヶ月に1度、その後は5年後まで年に1度の経過観察が待っているので、あと10回このようなドキドキが続きますが、あまり深く考えすぎずに、一日一日に感謝をしながら過ごしていきたいですね。 皆様、いつも応援いただき、ありがとうございます! (了)
作成日 : 2018-10-31 16:16:18
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最近、少し落ち込み気味です。
ブログ「最近、少し落ち込み気味です。」を書いてみました。よろしければご一読くださいませ。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12414394077.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 このところ、少し落ち込み気味です。 僕は以前、とある書籍を読み、「他者に打ち勝つ」のではなく、「自分に打ち克つ」というフレーズに共感し、コツコツと取り組んできました。 過去の自分に負けないよう努力する。 治療前は当たり前のようにできていたことですが、治療後、さらには、復職後は、この信念がなかなか貫けません。 簡単に言ってしまうと、治療前と比較してできないことが多すぎるんですよね。 仕事も治療前と比べると当然思うようにいきませんし、体も昔からするとすぐに疲れたり、体調が悪くなったりする。 そういう不安があるので、新しいことにチャレンジするときにも、つい躊躇したり、やるにしても力をセーブしたりしてしまう自分がいます。 まあ、「無い物ねだりや、やってもしょうがない比較はするな」ってことなんだとは、頭では分かっているんです。 昨日よりも今日、今日よりも明日、くらいの気持ちで本当はいいんですよね。 時には、3歩進んで2歩下がるくらいでもいいのかもしれません。 でも、9ヶ月間のブランクと大きな健康不安を抱えてしまった人間は、そう悠長な気持ちにはなかなかなれないわけで……。 ◆ と、書いていて、一つイメージが湧いてきました。 大きくジャンプするために、一度身をかがめる、あれです。 今より高いところにいくには、一度身を縮める必要があり、それがもしかしたら僕にとって今なのかもしれません。 とにかく今、ネガティブモードに入るととことんハマりそうなので、いっそそう思うことにしてみます(急激なポジティブ思考こそが僕の強みでもあります笑)。 がんチャレンジャーとして、さらに高いところを目指す。そのために今は身をかがめてじっくりと力を蓄える。 過去の自分とは一旦は訣別する。 そう思うようにしてみます。 同じ境遇の方がいらっしゃったら、一緒に思いっきり身をかがめてみましょう。いつか思いっきり高くジャンプするために……。 (了)
作成日 : 2018-10-25 18:24:10
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親の病気を知らされたとき、子どもはどう思うのか?
ブログ「親の病気を知らされたとき、子どもはどう思うのか?」を書いてみました。 本コミュニティや仲間のことなども書きましたので、よろしければご一読ください。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12413087233.html (以下、本文転載) こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。 早速ですが、自分がもし病気になったとき、子どもにその事実を伝えられますか? うちの子どもたちはまだ8歳と5歳なので、病名を伝えても、本人たちはそれが何を意味するのかあまり理解できていませんでした。 入院していれば病気、退院したら回復、くらいの認識だったでしょうね。 そして今となっては、治療前と変わらず思いっきり体当たりをしてくる毎日です笑。 でも、もしこれが小学校高学年ともなると、事情は違っていたかもしれません。 病名を聞いてインターネットで調べるかもしれませんし、今以上に親に気を遣うこともあるかもしれません。 そんな関係性に悩む方は少なくないと聞きます。 とはいえ、周りに同じような境遇の方は決して多いわけではない…。どうしたらいいのだろう…。 ◆ か〜ささん(コミュニティ内のニックネーム)とは、子どもを持つがんサバイバーのコミュニティサイトである「キャンサーペアレンツ」を通じて知り合いました。 3年前から難治性のがんを患っていらっしゃっており、今も抗がん剤を中心に治療をされていらっしゃいます。 以前も紹介したとおり、僕はそのコミュニティの中で、このブログの内容を毎回発信しており、そこにコメントをくださったのが始まりです。 関東と東海という距離もあり、すぐに会うことはできませんが、お互いの心境をコミュニティを通じて共有しています。 そんなか〜ささんがこの度、雑誌に登場していました。 一昨日発売の女性セブンに、お子様(小6の女の子)とのことが書いてあると人づてに知ったのですが、買ってみてびっくり。 なんと7ページの大きな扱いで、お子様ががんの自由研究を手掛けられたことを中心に、親子のやり取りなどが紹介されていました。 特に、父親も祖父も祖母もか〜ささんの病気のことを知っているのに、お子様だけが知らされなかったことによって、その事実を聞いたお子様自身が疎外感を感じられ、感情的になってしまったというくだりは印象的でした。 普通なら、自分は子どもだからこれまで隠されていても仕方ないと思うところではないでしょうか(少なくとも昔の自分はそういうタイプでした)。 でも、か〜ささんのお子様は違うんですよね。疎外感というのは、10歳そこそこにしてすでに自律されているからこそ生まれる感情であり、そのお子様が、後にお母さんのサポーターとして、がんの研究を始めたというストーリーに、いち読者として考えさせられるものがありました。 ◆ 「あれはするな」 「なんでこんなことやったんだ」 『この子には本当のことを言ったら傷つくだろうからやめておこう』 僕たちは子どもたちの将来を思い、ついつい口を出したり、言うべきことを言わないでいたりしてしまうものですが、本当はもっともっと子どもたちのことを信じてもいいのかもしれないですね。 そんなことを考えさせられる記事でした。 最近、か〜ささんはコミュニティを通じて、僕にこうメッセージをくれました。 「リブストロング(live strong)!」と。 それは病気であろうとなかろうと、僕たち親すべてに向けられたメッセージのような気がします。 (了)
作成日 : 2018-10-20 07:14:17
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経過観察(5年間)のための第1回目検診に行ってきました!
ブログ記事「経過観察(5年間)のための第1回目検診に行ってきました!」を書いてみました。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12412561825.html よろしければご一読くださいませ。 (以下、本文転載) 今日は、経過観察恒例の検査の日でした。 勤務先から、治療と就労の両立支援制度の一つである治療休暇をもらい、病院に行ってきました。 MRIという検査では病巣があった部位の形状などを見て、PET/CTという検査では再発や転移がないかがん細胞の散らばり具合を見る。そして採血もします。 前回、放射線治療の最終検査を受けたのが、7月中旬。3ヶ月の期間を経ての検査となります。 今後5年間、これがずーっと続きます(3年目からは年1回の予定)。 検査はまだいいんですけどね。結果聞くのが嫌なんですよね。 もしこれでまた再発ってなったら、せっかく職場復帰したのに、またゼロリセットになるかもしれない。 そう思うと、2週間後の結果を聞くのが少し怖くなったりもします。 でも、久々に病院に来てみると、治療中の辛い思い出にまぎれて、ご飯が食べられるようになったときの喜びや仕事に行けるようになったことへの感謝などの気持ちも蘇ってきます。 要は、忘れかけていた日常の有り難みに気づかされるわけですね。 強がりかもしれませんが、そんな場所と機会を定期的に得られる自分は、むしろ幸せなのかもしれません。 ◆ そしてもう一つ。再発・転移を恐れて何もしないのではなく、いつ何があってもいいように、やはり日々小さなことでもいいのでチャレンジし続けていきたい、と改めて思いました。 「そんなに急いでたら、また体を壊すんじゃ…」 「再発・転移のリスクの高い2年間を乗り切ってからでもいいのでは?」 そんな心配をしてくれる方もいらっしゃいます。 でも僕は、もしその過程でたとえ何かあったとしても、「やるだけのことはやった」と胸を張りたい。 幸い、出版の話も少しずつですが前進しており(年内刊行を目標にしています)、復活したらチャレンジしようと思っていた人前で自分の経験を伝える活動に関しても、だいぶ目処が経ってきました。 ゆくゆくは、僕の作った「がんチャレンジャー」という言葉が、当たり前のように使われていくといいなーという希望も持っています。 心と体の声には以前にも増して耳を傾け、無理をしすぎない毎日の中で、一歩ずつ進んでいきたいものですね。 ではでは、今日は久々に小学校と保育園のお迎えもしてリフレッシュできたので、また明日から通常勤務に戻ります! (了)
作成日 : 2018-10-17 18:29:39
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がん治療の最終収支報告。
ブログ「がん治療の最終収支報告。」を書いてみました。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12411664202.html よろしければご一読くださいませ。 (以下、本文転載) ようやく今回の9ヶ月近くに渡る治療・療養の全体収支が見えてきましたので、お伝えできる範囲でご紹介しますね。 ◆ まずは支出から。 僕の受けた治療は、抗がん剤1回あたり約11万円(3割負担)✕8回、放射線治療1回あたり約1万円(3割負担)✕35回。これだけでも普通なら120万円を超えてしまいます。 加えて入院時のさまざまな費用や節目節目の検査代などがかかるのですが、「高額療養費」という制度を使うと、これらが月々最大8〜9万円程度に抑えられます。 さらに、僕の場合は、健保からの付加給付があり、最終的には9ヶ月間で「30万円程度」の治療費で済みました。 しかし、他にも、書類代や栄養補助食品代、食事が取れないときの栄養剤費、陶板浴費用、必要備品などで「約20万円」かかりました。 車で通える範囲の好立地にある病院でしたから、かなり経費は抑えられたはずですが、それでもこのくらいはかかってしまいました。 次に差額ベッド代。僕の場合、入院計40日間のうち、かなりの日数で個室(差額費1日1〜2万円)をお願いしたので、その分の費用は保険適用外ですべて自分持ち(痛みに悶えていたので、相部屋では他の患者さんの迷惑にもなるため、致し方ない出費です)。 収入として、健保から「傷病手当金」は入ってきたものの、標準日額の8割弱程度(通常は約2/3なので、恵まれている方ではありますが)なので、当然月々少しずつ生活費も目減りしていきました。 多少なりともあった残業代もなくなり、賞与も休職中は当然対象期間外です。 それでも、社会保険料は勤務中と同じように毎月徴収されます(所得税だけは免除されていましたが)。 ◆ 結局、加入していた生命保険の一時金(初めてがんと診断されたときに支払われるもの)と、医療保険の給付金(入院や手術などに対するもの)で上記の支出はなんとか賄えたものの、万一再発となり同じような治療をするとなると、次回は一時金も出なくなるためかなり厳しくなりそうです。 もちろん、5年間の経過観察のための検査代(年1〜4回程度)も馬鹿になりません。 調べる限り、今後5年間は新たに入れるがん保険もなさそうですしね。 今思えば、健康なうちに「がん保険」に一つくらい入っておけば良かったかなーと思ってしまいます。 とはいえ、僕はまだ全然恵まれている方で、人によっては退職してしまって傷病手当金すらもらえないケースもあるでしょうし(別途失業保険などはあるでしょうが)、保険に全く入っておらず治療費を借り入れるしかない人もいるでしょう。 命がまずは最優先ではありますが、金銭的に苦しむのはやはり辛い。 こうした事態に備えるためにも、保険を見直したり、いざというときの蓄えを持ったりすることに越したことはないですよね。 最後に。なんと言っても、治療中(今も)、僕のサポートの傍ら、それまでと変わらず働き続けてくれた妻こそが、最大の功労者です。金銭的にはもちろん、精神的にも大いに救われました。 以上、ざっくりとではありますが、なんとか赤字にはならずにすみました、という僕からの収支報告でしたー。 (了)
作成日 : 2018-10-13 19:58:48
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杖おやじとの約束。
ブログ「杖おやじとの約束。」を書きました。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12410079813.html よろしければご一読くださいませ。 (以下、本文転載) 早速ですが、「杖おやじ」をご存知でしょうか。 治療中、僕のブログに度々コメントをくれていた勤務先の先輩です。 ご自身も病気で長期入院していた経験をお持ちで、僕の辛い状況を我が事のように共感してくださっていました。 そんな杖おやじ(親しみを込め、あえて敬称略とします)と、昨日ついに約束を果たすことができました。 僕が無事に職場復帰した後、彼の馴染みの浅草にあるふぐ料理店「魚昇」で、一緒にふぐをたらふくいただくという約束でした。 テレビ番組「出没!アド街っク天国 」でランク入りするほどの名店で、もう一人の賛同者Mさんを含めて男3人で、ふぐ刺しからふぐの唐揚げ、ふぐちりまでコースを堪能させていただきました。 ◆ 杖おやじから頻繁にコメントをいただいたのは、僕がちょうど放射線治療を受けていて、痛みで食事が喉を通らなくなったときからです。 そんなときに、「元気になってふぐを一緒に食べましょう!」と、それこそ何度も何度も声をかけてくれました。 そんな当時の状況を思い出しながら、約半年の期間を経ていただいたふぐの味は掛け値なしに最高でした(僕は食レポが苦手なので、ありふれた言い回しですが…)。 そして、待っていてくれる仲間がいたという自分の境遇を、改めて有り難いと感じることができました。 先日も書いた通り、病気になったことでさまざまな苦痛がありますが、それだけに、人の優しさがこれまで以上に染み渡ってくるようにもなりました。 人生悪いことばかりじゃないですね。 杖おやじことSさん、本当にありがとうございました。 これからもよろしくお願いします! (了)
作成日 : 2018-10-07 09:10:58
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休復職がもたらす苦痛と、その緩和策とは
ブログ「休復職がもたらす苦痛と、その緩和策とは」を書いてみました。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12409365875.html 自身の抱えている苦痛についてもまとめています。よろしければ、ご一読くださいませ。 (以下、本文転載) 先日、退社後に、勤務先の福利厚生であるメンタルヘルスカウンセリングに行ってきました。 僕は、メンタル的にきついときもそうでないときも、入社以降定期的にこのカウンセリングを受けており、その結果、大きなメンタルダウンなく、今に至っています(フィジカル的にはダウンしてしまいましたが苦笑)。 今回は、次のようなテーマでカウンセラーさん(男性)と話してきましたので、ちょっと皆さんにもシェアしますね(以下の原稿のドラフトを事前に作ってからカウンセリングに臨みました)。 ◆ 末期がんにかかった際に経験する苦痛のことを「全人的苦痛(トータルペイン)」(D.C.ソンダース氏提唱)と呼び、大きくは以下の4つに分類されます。 1.身体的苦痛(痛み、他の身体症状など) 2.精神的苦痛(不安、うつ状態など) 3.社会的苦痛(経済的な問題、家庭内の問題など) 4.スピリチュアルな苦痛(死への恐怖、自責の念、価値観の変化など) これらは互いに影響するもので、僕自身、がん発覚から治療中に至るまで、抱えてきた苦痛でもあります。 おかげさまで乗り越えられたものもあれば、乗り越えられずに現在抱えている苦痛もあります。 また、これらは何も治療が終わり、がんが消滅したからといってなくなるわけではありません。 逆に、病巣がなくなったことで新たに生まれる悩みもあります。例えば、僕の場合は以下のようなものです。 ◆◆◆ 1.身体的苦痛 ・日々の副作用 ・体力の低下(疲れやすいなど) ・生活上の制約(飲酒制限など) など 2.精神的苦痛 ・再発・転移等の不安 ・経過観察にかかる検査に関する心理的負荷 ・周囲への迷惑(をかけているんじゃないかという不安) など 3.社会的苦痛 ・賃金や収入の減少 ・キャリアや目標設定の見直し(最悪の場合は、退職せざるを得なかったり、社内で降格してしまったりということもあるでしょう) 4.スピリチュアルな苦痛 ・セルフイメージの見直し((例)健康でバリバリやっている社員 → 病気罹患しさまざまな制約がある社員) など ◆◆◆ 普段は、ポジティブな面に目を向けるようにしていますし、僕の場合は社内外にさまざまなサポートがあったため比較的恵まれていたのは間違いありませんが、それでも現実を客観的に見れば、無事復職できたとしてもこうした苦痛が伴うことは事実です。 だからこそ、現在、心身ともに健康体の方にお伝えしたいのは、「予防」の重要性です。 苦痛を経験したからこそ分かったことですが、やはりこうしたことは経験しないに越したことはありません。 長年続けていたことを断念しなければいけないこともありますし、これまでと同じようにはできないことも増えてきます。 特に、何か一つのことに人生を賭けてきたような方には想像を絶する苦しみになるでしょう。 そのために、日ごろからちょっとした健康への配慮を続けていくことが大切だと思いますし、それが罹患してしまった僕から伝えられることかと思います。 でも、一方で、上記のような苦痛がすべて不幸とは僕は思いません。 せっかく経験するのであれば、それらを一つひとつ丁寧に受け入れ、乗り越えていくことで、「新しい自分を再構築する」という楽しみが待っているかもしれないからです(実際、このブログを続けられているのは、こうした経験のおかげですしね)。 そして、月並みかもしれませんが、「人の痛みが分かる人間になる」うえでは、無駄にはならない経験かなと思っています。 ◆ と、ここまで書いていたものをカウンセラーさんと共有しながら、当日はさらに深堀していきました。 話してみて気づいたのは、普段つらつらと思ったことを思い浮かぶままに話しているときに比べて、格段に頭がスッキリしたということです。 確かに、自分の感情や思いを予め言語化するのは簡単ではないかもしれません。 でも、少なくとも僕の場合は、書き出すだけでもそれらの感情と距離が置けるので幾分気持ちが落ち着きますし、それをもとに他者に話すことで、気持ちが前向きにすらなってくるのです。 もし感情や思考が堂々巡りになっている方は、騙されたと思って一度試してみてもいいかもしれませんね。 ちなみに、僕の次回のカウンセリングは11月です(普段は3ヶ月に1回程度なのですが、今は転換期なので短期スパンでお願いしました)。 そのときに自分がどんなアウトプットをしているか、今から楽しみです。 (了)
作成日 : 2018-10-03 18:35:41
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給与明細と18年前の僕
休職明け、9ヶ月ぶりに給与をいただいたことを受け、ブログを書いてみました。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12407906564.html (本文転載) 一昨日、約9ヶ月ぶりにお給料をいただきました。 休職中は無給のため、その保障として健保から傷病手当金(月額標準報酬の約2/3+健保特別補助)をもらっていましたが、やはり自分で稼いだ(まだ稼いだというほど働いていませんが…)お金というのは重みが違いますね。 金額の記載された給与明細を見ながら、初めて給料をもらった18年前の新入社員の頃を思い出しました。 ◆ 「がん治療を乗り越えるなんてすごい精神力ですね」 「コツコツとブログを続けるのも、普通の人ではできませんよ」 「自分だったら途中で諦めていると思います」 復職後、皆さんからこのような声をかけていただくことがあり、とても有り難いと思っています。 一方で、10代後半から20代前半の僕は、それはそれは、どうしようもない人間でした。 基本的に、サッカーと遊ぶことにしか興味がなく、仕事(もしくは大学通学)は最低限やっていればいいでしょ、という意識の低さ。人への気遣いにも乏しく、自己成長や将来のビジョンなども全く考えていませんでした。 昨年刊行した自著にて、知人から寄稿をいただくコーナーを設けたのですが、僕の当時の印象は以下の通りです。 ・著者と出会ったのは忘れもしない大学入学初日のガイダンスです。見た目の第一印象は「だるそうでチャラそうだな」これです。 (大学時代からの友人Kさん) ・一度ボールを持つとドリブルで相手ゴールに突っ走るものの、大抵はどこかで引っかかってしまう、独りよがりな選手でした。 普段の彼も大学を卒業したばかりの若者そのもので、口数が少なく尖ったところがあり、我が道を行くタイプでした。 (新入社員として入った会社の大先輩Tさん) ・転校当時こそ引っ込み思案で自分を表現することが苦手だった彼も、卒業する頃にはすっかり我が強く、後先考えず行動する男に変化していました。 社会人になり、久しぶりに再会したときには、終電間際になっても「帰りたくない」を連呼し、本当に帰らない(もちろん周りも帰らせない)という、小学校時代と変わらず我の強い彼がいました。 (小学生時代からの友人Oさん) ・花木と出会ったのは、私が30歳前後で彼が20歳前の頃だった。ギラギラとした目でサッカーに取り組んでいた。プレーはうまかったが、周りとのコンビネーションは、正直いま一つだった。 (社会人サッカークラブ・むさしのFCの元チームメイトAさん) 【出典・『今くすぶってるサラリーマンは出版を目指せ』(ファストブック刊)】 とまあ、自分の周りにいたら、正直友だちにはあまりなりたくないなーという感じですね笑。 仕事に限っても、前夜に飲みすぎて出張のための新幹線に乗り遅れ、先輩に大目玉を食らったり、前の日の夜ふかしがたたって商談中にお客様の目の前で居眠りをしてしまったり…。 加えて、髪型は茶髪にパーマ。今思えば、完全に社会人失格ですね。 当時の勤務先には随分とご迷惑をおかけしました。 それから十数年。そんな僕に、諦めずに付き合ってくれていた方々のおかげで、僕は今回治療に臨むことができました。 確かに、未知の世界でしたし、治療を受けきっても100%治る保証はないかもしれない。 それでも、これまで少しでも自分に関わってくれた方々、お世話になった方々のためにも、僕は僕ができること(提示された治療をやり切る)に最善を尽くし、天命を待ちました。 その結果として、今の復職があります。 忍耐力に欠け、独りよがりの、どうしようもない若者だった僕でも、なんとかなりました。 もしこれから治療を受ける方がいらっしゃったら、ぜひ自信を持ってください。 こんな人間にもできたんですから。 最後に。我が家族の愛する安室奈美恵さんの曲から、以下の言葉を紹介させてください。 「大丈夫きっと 全てはうまくいく♪」 (by 安室奈美恵「Get Myself Back」) というわけで、来月もちゃんとお給料をいただけるよう、引き続き仕事頑張ります! (了)
作成日 : 2018-09-27 18:15:48
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何気ない幸せ。
今日は、人間ドックでお休みをいただいていましたが、良いことがあり、ブログを書きました。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12406591659.html (以下、本文転載) 今日は、人間ドックのためお休みをいただきました。 今年度40歳になる僕にとっては、人生初のドックです。 まだ、復職3週間で業務も多忙ではないため、その間に受けておこうと思い、日程を選びました。 正直、がん宣告前後のさまざまな検査に比べると、僕にとってはさほど不安になるものではありませんでした(変なところで免疫がついてしまったようです笑)。 ◆ さて、今日は二つほど、良いことがありました。 一つは、次男を保育園に送っているときのこと。 僕の会社では、検診日は特別休暇をもらえるため、今日は朝から私服を着ていたのですが、何人か知り合いのパパママから、「あれっ、今日は休みですかー?」と声をかけられました。 「いや、これから人間ドックなんですよ。いつまで経っても病院ばっかりでー」なんて返していたのですが、ふとあることに気がつきました。 これまで(休職中の8月まで)は、私服で保育園に送りに行っても、周りの反応はみんな「体、大丈夫ですか?」とか「無理しないでくださいね」といった声掛けばかりでした(毎日が休みなので、当たり前といえば当たり前ですが)。 というわけで、「今日休みですか?」とわざわざ聞かれることはほとんどなく、そういう意味で今日は、「ようやく自分も社会復帰したんだなー」ということを再認識できたというわけです。 ◆ もう一つは、人間ドック(六本木まで行きました)の帰りの電車の中でのこと。 運良く席が空いてたので、「ラッキー」と思って座って、本を読んでいました。 通勤では、行きは毎日30分くらい立っているので、だいぶ体力はついてきましたが、それでも席が空いているとついお尻を滑り込ませてしまう自分がいます。 数駅ほど通過した頃でしょうか。ふと、向こう側を向いて立っていた女性のバッグにマタニティマークが付いていることに気づきました。 治療前の健康なときは、できるだけ席を譲るようにしていましたが、患ってからというもの、ほとんど自分のことで精いっぱいで視野が狭くなっていましたから、こういうシチュエーションは久しぶりでした。 久々ということもあり少しためらいましたが、「えいっ」と腰を上げ、女性に声をかけ、席を変わりました。 別に、親切自慢をしたいわけではありませんよ笑。 そうではなく、助けてもらいっぱなしだった自分が、ようやく助ける側に回れたことが嬉しかったんです。 降りる駅が同じだったようで、その女性からは、わざわざホームを歩く僕の正面に回って笑顔でお礼を言われました。 笑顔の苦手な僕は、不意をつかれたこともあり、会釈するのが精一杯でしたが、なんだか久々に味わった充足感でした。 ◆ こうして、小さくはありますが、一歩ずつ一歩ずつ、日常が戻りつつあります。 皆様、いつも応援とサポートをいただき、ありがとうございます。 これからも、焦りすぎず、かつ、甘えすぎず、日々を過ごしていきたいと思います。 それでは、良い3連休をお過ごしくださいね。 (了)
作成日 : 2018-09-21 20:01:01
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子育てがん患者として抱えてきた不安と希望
先日、キャンサーペアレンツ代表の西口さんのお話を伺い、自身のブログに以下のような記事を書きました。 「子育てがん患者として抱えてきた不安と希望」 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12406220975.html これからも仲間が増えるといいなーと思っていますので、よろしければご一読くださいませ。 (本文転載) 早速ですが、ブログのタイトルにもあるとおり、僕は2児(いずれも男)の父です。 妻からは、「いや、3兄弟の長男でしょ」と言われていますが、一応親の役割も担っています(のはず!)。 がん発覚前は、平日は全力で働き(稼ぎ)、土日は全力で遊ぶという形で、妻と協力しながら子育てをしてきたつもりです。 もちろん、それが半永久的に続くと信じながら…。 しかし、発覚後は、その終焉を嫌でも意識しました。 「あと何年くらい、一緒にいてやれるんだろう」 「万一のことがあったら、その先この子たちはどうやって成長していくんだろう」 「そもそも教育資金は足りるんだろうか」 幾多の不安が募りました。 ただ、僕の場合は、治療前から、「治療さえやり抜けば、回復の見込みは十分ある」と主治医から言われていましたので、とにかく「治療をやり抜く」というミッションに意識を傾け、不安を押し殺していました。 そして、それでも万一のことがないとも限りませんでしたので、子どもたちに残せるものとして、治療を始める前からこのブログを書き続けていました。 先のことを考えるのではなく、「今、自分にできること」に注力するよう心がけていたのです。 そして、幸いこの「ブログ」というツールのおかげで、僕は自分の不安や悩みをアウトプットすることができ、それに対して、がん患者の方や治療経験者の方からのメッセージやコメントを通じて、たくさんの情報をインプットすることができました。 いうなれば、そこに小さなコミュニティが生まれていたという感覚でしょうか。 これは自分にとって思わぬ副産物でしたし、治療を乗り切る力をたくさんいただきました。 がん患者にとって、同じ境遇のがん患者の方とのコミュニケーションは、一つの希望なんです。 ◆ 先日、胆管がんステージ4で、抗がん剤治療を続けていらっしゃる西口洋平さん(1女の父)のお話を伺う機会がありました。 3年前に35歳でがんが発覚し、手術することになったものの、開腹したら転移が見つかり、手術することすらできなかったそうです。 決定的な治療方法が見つからない中、今も週一回の抗がん剤で、状態を維持されているとのこと。 そんな先の見えない状況で、家族や仕事のことなど父親としてさまざまな不安がある中、それらを共有できる同じ立場のがん患者がいないことに西口さんは気づかれ、それならいっそのこと、と立ち上げられたのが、「一般社団法人キャンサーペアレンツ」です。 キャンサーペアレンツでは、子どもを持つがん患者同士がつながるためのSNSを運営しています。 僕も、治療中からこのサービスに登録しており、 「世の中には僕より若くして罹患している方もたくさんいるんだな」 とか 「ステージ4なのに、なんて前向きに生きているんだろう」 など、登録者の皆さんの動向に刺激や安心感を得ていました。 そして、社会復帰後は、自らもキャンサーペアレンツサイト内の「日記」と呼ばれるサービスに投稿し始め、登録者の方とのコミュニケーションも生まれています。 僕の場合は、回復の見込みが十分あると言われていた中でも、自分のためだけのコミュニティを作るので精いっぱいでした。 一方で、西口さんは、ご自身が先の見えない状況にもかかわらず、他者と他者をつなぐコミュニティを築かれ、登録者はすでに2,200名を超えているそうです。 そんな精力的な活動を続けながら、5年生存率2.9%という現実を生きていらっしゃる西口さん。 偉そうな言い方かもしれませんが、同じがんサバイバーとして、これは本当にすごいことだと感じています。 「社会につながっていく方が増えれば、がんを取り巻く環境は大きく変わると思います。また、それによって、その人自身が元気になると思っているので、そんなサービスにしたいと思っています」(西口さん) もし身の回りで、このようなサービスを必要とされている方がいらっしゃいましたら、ぜひ紹介していただけたらうれしいです。 ニックネームでの投稿もできますし、登録者全員が子どもを持つがん患者なので、余計な気遣いも不要です。 僕もサイト内で投稿していますので、見つけたらぜひメッセージを送ってくださいね。 ▼キャンサーペアレンツサイト https://cancer-parents.com/ (了)
作成日 : 2018-09-20 08:14:00
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安室奈美恵さんに教えられたこと。
おととい、ついに安室奈美恵さんが芸能界を引退しましたね。 僕の学生時代は、安室さんの全盛期とちょうど重なる時期のため、楽曲が流れる度に、若かりし日の記憶が蘇ります。 また、我が家でも、同年代かつ大ファンである妻が、引退発表からのこの一年間、グッズやらDVDやらライブやらで、家中を安室さんで埋め尽くしていました笑。 25年という平成の大部分を第一線で活躍され、そして、40歳の若さで自ら退く。 さまざまな考えの末に下された決断だとは思いますが、きっと一年一年悔いなく活動されていたからこそ、なせる決断なんだろうなと思います。 ◆ さて、病気療養中に、安室さんのインタビュー(恐らくは妻が録画していたテレビ番組だったと思います)を聞いていて、とても印象に残っている内容がありました。 それは、20歳のときに出産を機に英断した休業について。 トップアーティストとして活動していた時期の1年間の休業だっただけに、当時とても大きな話題になりましたよね。 そのときのことを振り返り、彼女はインタビューの中で、こんな趣旨のことを答えていました(うる覚えですが…)。 「あのとき、1年間休んで良かった。あの1年があったからこそ今がある。 当然早く復帰しないとという焦りはあったけれど、あのとき、そういう気持ちを自分でコントロールできるようになったことで、復帰以降、同じような気持ちになったときも、気持ちのコントロールができるようになったから」 安室さん復帰後の音楽業界は、さまざまな才能豊かな女性アーティストが出てきて、安室さんの立ち位置も徐々に変わってきていたように僕も感じていました。 でも、自身の気持ちをコントロールできるようになっていた安室さんはきっと、そんな周囲の環境に左右されることなく、自分の望む楽曲やスタイルで、音楽をやり続けていったのだと思います。 そして、そんな首尾一貫した生き方が、多くのファンに愛されていた理由の一つだったのではないでしょうか。 ◆ さて、僕自身について。 9ヶ月の休職期間中、僕も安室さんのインタビューに刺激を受け、感情のコントロールにチャレンジしてみましたが、やはりそのときはなんとなくできた気になっていたものの、実際社会復帰してみると、なかなか簡単にはいきませんね。 焦りは不要だと頭では理解しつつも、ついつい昔の癖が抜けません。 そう考えると、わずか20歳(今の僕の約半分!)で、その境地に達していた安室さんという人は、本当にすごい人だったんだな、ということが分かります。 これからは、ぜひこれまで以上にマイペースで、人生を謳歌していってもらいたいと思います。 僕も、安室さんからもらったヒントを無駄にすることなく、この9ヶ月間を、今後の人生に役立てていきます。 安室さん、お疲れ様でした&ありがとうございました! (了)
作成日 : 2018-09-18 22:55:42
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9ヶ月ぶりの二人でホーム観戦
昨日は、妻の粋な計らいにより、急遽当日券を購入し、長男(8)と二人柏レイソルの試合(ホーム)を見に行ってきました(幼い次男は妻とお留守番)。 ホームを息子二人でというのは、昨年の12月以来。 あのときは、がん宣告直後で、これから確定診断やら休職やら治療やらで大変になるという状況の中、息子にもそれとなく伝えながらの観戦でした。 ▼宣告〜2週目 〜遠隔転移の恐怖〜 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12336056537.html 一方、昨日は、負けはしたものの、気分や状況はまったく異なります。 昨年息子から薦められたけどやんわり断ったレイソルハイボール(リアルゴールド味)も、今回はきっちりと飲ませてもらいましたよ(もちろん飲み過ぎ注意!)。 いやー、感慨深いものがありましたね。 試合では、チームのやや不甲斐ない戦いぶりに、息子と二人、できる限りの声を張り上げて応援してきました。 この9ヶ月間の間に、息子はサッカーチームに再加入(別チーム)し、ワールドカップを観戦し、僕のキャプテン翼を読み漁りと、かなりサッカー熱が高まってきました。 以前なら試合そこそこにお菓子ばかり食べていたのに、今回はほとんどスタンディングで応援しっぱなしでしたから。 ファールの場面でも、「今のは何がいけなかったの?」なんて、専門的な意見を求めてきたり。 やはり子どもの成長は面白いですね。 これからも、家族と、治療・療養中にはできなかったことにチャレンジしていきたいと思います。 でもやっぱり、勝ってほしかった(泣) (了)
作成日 : 2018-09-16 11:02:21
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社内に病気を開示することのメリットとデメリット
職場復帰から早2週間が経ちました。 新部署異動でまだまだ学ぶことが多い中、出勤・勤務・退勤のリズムはだいぶ取り戻してきたように思います。 一方で、相手に配慮したコミュニケーションや具体的な業務におけるスピードはまだまだ戻るのに時間がかかりそうです。 治療中は、いつも自分中心に生きていましたし(というか周りのことを考える余裕もなかった…)、具体的な業務から9ヶ月間も離れていたので当たり前といえば当たり前ですが、やはり、もどかしさはあります。 でも、こればかりは徐々に慣れていくものなので、焦らずに取り組んでいくしかないですよね。 そんな中、一つやっていて良かったなと思うことがあります。 それは、職場の皆さんに、自身の休職の理由を事前にお伝えしていたことです。 上長、人事担当者へはもちろんのこと、僕の場合は、全社向けメルマガ(正社員200数十名に一斉配信)で自身の病名を公表してから、休職しました。 もちろん、そこに至るまでは、葛藤の連続でした。 「わざわざ全員に伝える必要があるのか」 「かえって余計な心配をかけてしまうのではないか」 「復帰後の業務や処遇に支障をきたしてしまうのではないか」 そんな不安が頭をもたげていましたが、その頃にはブログの発信も決めていましたので、どうせ後から分かってしまったり、人づてに伝わってしまうくらいならと、自分から伝えることにしたのです。 ◆ そして先週、いよいよ復帰。 すると、自分が思っていた以上に、 「おかえりなさい」 「大変だったね。無理しないで」 「ブログ見ていたよ」 など、部署を超えたさまざまな方から声をかけていただけるではないですか。 おかげで、想定以上にストレスの少ない日々を過ごしています。 実際、現在の業務量は、休職前に比べてまだまだ微々たるものですし、当面は残業も控える身ではありますが、それに対して、何一つ隠すことも気後れすることもありません。 また、「この人には伝えたけれど、この人はまだ知らないはず」といった個別対応も不要です。 僕は自分でも少し変わっているところがあると自己認識しているので(笑)、誰もが僕と同じ選択を取れるとは思いません。 場合によっては、見えないところで、何かしら不利益を被ることもあるかもしれませんしね。 それでも、できるだけ多くの方に事前に伝えていたことによる恩恵は、自分が想像していた以上に多かったなと、治療休暇の予定を全員が見れるスケジュールに入れたり、定時退社を続けたりしながら思うわけです。 今もし、この記事を読んでいる方の中で、がんと宣告されたり、治療を開始したりする方がいらっしゃって、「できるだけメンバーに知られずに…」と思っているとしたら、逆に「勇気を持ってできる範囲でいいので人に伝えてみる」という選択肢も入れてみてはいかがでしょうか。 一時的なためらいはあるかもしれませんが、その方たちが、いつしかサポーターとなり、きっとあなたを応援してくれるようになるはずです(経験上、そう信じています)。 もちろん僕自身も、今の環境にずっと甘え続けるのではなく、少しでも早く休職前のように戦力として戻れる日を目下の目標とし、来週以降も焦らず勤務していきます! それでは皆様、良い3連休をお過ごしくださいね。 (了) ※これまで以下のブログで投稿をしていましたが、職場復帰を機に、こちらの日記にも寄稿していきたいと思っています。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/
作成日 : 2018-09-14 19:05:42
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復職して気づいた、もう一つの両立支援策
こんにちは、花木裕介です。 復帰後、7日目を無事終えました。先週に比べると、勤務のリズムにはずいぶんと慣れてきました。 でも、まだまだ油断は大敵ですね。これから帰って、早寝に努めます笑。 さて、僕は現在、勤務先の「がん治療と就労の両立支援サービス」を活用しています。 具体的には、治療や検査における特別休暇の取得(有給休暇とは別に取得できる)や、医療情報機関ならではの情報提供を受けられること、また、メンタルヘルスカウンセリングを受けられることなど、さまざまな支援を受けてきました。 そして、復職してみて、もう一つ目に見えない支援を受けていることに気がつきました。 それは、「社内で受動喫煙をする不安がない」という環境です。 振り返ってみると、病院で確定診断を受けたときに、当時の主治医に今後治療・療養をしていくにあたって「絶対にやってはいけないこと」として強く言われたのが、「タバコを吸うこと」でした。 ご存知の通り、がんという病気は、非喫煙者に比べて喫煙者の罹患率が高いことがすでに証明されていますし、それは治療の成否や予後の経過にも影響を与えるということは間違いないでしょう。 僕の場合はすでに非喫煙者でしたから、自分が吸うことに関する不安はなかったものの、副流煙等による受動喫煙のリスクは当然残るわけです。 なので、治療中や療養中は、それまで以上に煙の心配のない場所を選んで過ごしてきました。 しかし、職場となるとそうもいきません。 当然、メンバーの嗜好の問題でもありますから、たとえ分煙等の施策が進んでいたとしても、それ以上は個人としては踏み込めないというのが一般的な考え方でしょう。 がんサバイバーの方の中には、もしかするとそのような不安を抱えながら就業している方もいらっしゃるかもしれませんね。 ところが、僕の場合は、幸いなことに、勤務先が3年前から喫煙率0%を達成している、いわゆる「スモークフリーカンパニー」であるため、少なくとも就業中は受動喫煙の心配が全くないのです。 向こう5年間は経過観察が続く身ですから、こうしたストレスがないということは寛解を目指す身としてはとても大きなアドバンテージであり、これも一つの両立支援サービスだなーと気づいた次第です。 東京五輪を迎えるにあたって、行政でもさまざま取り組んでいることですし、引き続きがん罹患者の方が過ごしやすい環境が整備されていくことを願っています。 そして、そもそものがん罹患者の数も減っていくとなお良いですよね。 (了) ※これまで以下のブログで投稿をしていましたが、職場復帰を機に、こちらの日記にも寄稿していきたいと思っています。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/
作成日 : 2018-09-11 20:07:09
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復職後、1週間を過ごしてみて感じたこと。
※先週金曜日に書いた記事の転載です。 こんにちは、花木裕介です。 先ほど退社し、今は帰宅途中の電車の中です。 なんとか一週間、会社に通い続けることができました! スモールステップもいいところですが、9ヶ月間のブランクのある身としては、とにかく「5日間通い切る」というところを今週のゴールにしていましたので、ホッとひと安心です。 普通の風邪などと違い、がん治療の厄介なところは、副作用が予期しない形で出てきてしまうところ。 自分では「大丈夫!」と思っていても、突発的に喉が痛くなったり、体がしびれたりする危険性があります。 そうならないよう、引き続き心と体の声に耳を傾け、無理をしすぎないこと。 そして万が一何かあったとしても、すぐに周囲に共有し、リスクを未然に防ぐこと。 これが今の僕にできることかなーと考えています。 とはいえ、今週は本当に大きな問題なく、過ごすことができました。睡眠もバッチリ8時間取れています。 復帰にあたって、さまざまな配慮をしてくれた勤務先の皆様に、改めて感謝をしたいと思います。 そして、僕が復帰したことで、家事が少し増えてしまった(以前通りに戻ってしまった)妻にも感謝をしたいと思います。 土日は、子どもたちと一緒に体でも動かしてリフレッシュします。 「早く前のように仕事しなきゃ」という焦りを心のブレーキで抑えつつ、来週も今の自分にできることからコツコツと始めていきます(少しだけブレーキングが上達した気がします!)。 いつも応援ありがとうございます。 皆さんも良い週末をお過ごしくださいね。 (了) ※これまで以下のブログで投稿をしていましたが、職場復帰を機に、こちらの日記にも寄稿していきたいと思っています。 https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/
作成日 : 2018-09-10 13:46:54