2018-09-27 18:15:48
給与明細と18年前の僕
日記
休職明け、9ヶ月ぶりに給与をいただいたことを受け、ブログを書いてみました。
https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12407906564.html
(本文転載)
一昨日、約9ヶ月ぶりにお給料をいただきました。
休職中は無給のため、その保障として健保から傷病手当金(月額標準報酬の約2/3+健保特別補助)をもらっていましたが、やはり自分で稼いだ(まだ稼いだというほど働いていませんが…)お金というのは重みが違いますね。
金額の記載された給与明細を見ながら、初めて給料をもらった18年前の新入社員の頃を思い出しました。
◆
「がん治療を乗り越えるなんてすごい精神力ですね」
「コツコツとブログを続けるのも、普通の人ではできませんよ」
「自分だったら途中で諦めていると思います」
復職後、皆さんからこのような声をかけていただくことがあり、とても有り難いと思っています。
一方で、10代後半から20代前半の僕は、それはそれは、どうしようもない人間でした。
基本的に、サッカーと遊ぶことにしか興味がなく、仕事(もしくは大学通学)は最低限やっていればいいでしょ、という意識の低さ。人への気遣いにも乏しく、自己成長や将来のビジョンなども全く考えていませんでした。
昨年刊行した自著にて、知人から寄稿をいただくコーナーを設けたのですが、僕の当時の印象は以下の通りです。
・著者と出会ったのは忘れもしない大学入学初日のガイダンスです。見た目の第一印象は「だるそうでチャラそうだな」これです。
(大学時代からの友人Kさん)
・一度ボールを持つとドリブルで相手ゴールに突っ走るものの、大抵はどこかで引っかかってしまう、独りよがりな選手でした。
普段の彼も大学を卒業したばかりの若者そのもので、口数が少なく尖ったところがあり、我が道を行くタイプでした。
(新入社員として入った会社の大先輩Tさん)
・転校当時こそ引っ込み思案で自分を表現することが苦手だった彼も、卒業する頃にはすっかり我が強く、後先考えず行動する男に変化していました。
社会人になり、久しぶりに再会したときには、終電間際になっても「帰りたくない」を連呼し、本当に帰らない(もちろん周りも帰らせない)という、小学校時代と変わらず我の強い彼がいました。
(小学生時代からの友人Oさん)
・花木と出会ったのは、私が30歳前後で彼が20歳前の頃だった。ギラギラとした目でサッカーに取り組んでいた。プレーはうまかったが、周りとのコンビネーションは、正直いま一つだった。
(社会人サッカークラブ・むさしのFCの元チームメイトAさん)
【出典・『今くすぶってるサラリーマンは出版を目指せ』(ファストブック刊)】
とまあ、自分の周りにいたら、正直友だちにはあまりなりたくないなーという感じですね笑。
仕事に限っても、前夜に飲みすぎて出張のための新幹線に乗り遅れ、先輩に大目玉を食らったり、前の日の夜ふかしがたたって商談中にお客様の目の前で居眠りをしてしまったり…。
加えて、髪型は茶髪にパーマ。今思えば、完全に社会人失格ですね。
当時の勤務先には随分とご迷惑をおかけしました。
それから十数年。そんな僕に、諦めずに付き合ってくれていた方々のおかげで、僕は今回治療に臨むことができました。
確かに、未知の世界でしたし、治療を受けきっても100%治る保証はないかもしれない。
それでも、これまで少しでも自分に関わってくれた方々、お世話になった方々のためにも、僕は僕ができること(提示された治療をやり切る)に最善を尽くし、天命を待ちました。
その結果として、今の復職があります。
忍耐力に欠け、独りよがりの、どうしようもない若者だった僕でも、なんとかなりました。
もしこれから治療を受ける方がいらっしゃったら、ぜひ自信を持ってください。
こんな人間にもできたんですから。
最後に。我が家族の愛する安室奈美恵さんの曲から、以下の言葉を紹介させてください。
「大丈夫きっと 全てはうまくいく♪」
(by 安室奈美恵「Get Myself Back」)
というわけで、来月もちゃんとお給料をいただけるよう、引き続き仕事頑張ります!
(了)
ありがとう!をしている会員
よち
こんばんゎ\( ˆoˆ )/
サッカーずっとやってるんですね?
Twitter拝見させていただいてました!!
そして、私も先日復職後初の給料日。
私は1年半休職していたのでほんとにほんとに久しぶりでした?みなさん治療しながらお仕事も両立されてるので私もがんばらなきゃ!!と一ヶ月無我夢中でしたがやり切った感があって嬉しかったです?これからもブログ拝見させていただきま〜す?
2018-09-27 21:27:25
花木裕介
よちさん
コメントありがとうございました!
1年半のブランクですと、不安も大きいですよね。
でも、やれることを少しずつやっていくしかないですものね。
お互い焦らず一歩ずつやっていきましょう!
2018-09-30 19:17:32