こどもをもつがん患者でつながろう

2019-12-03 19:27:45

「もしも一年後、この世にいないとしたら。」を読んで考えたこと

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日記

ブログ記事『「もしも一年後、この世にいないとしたら。」を読んで考えたこと』を書きました。よろしければご一読ください。

https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12552088612.html

(以下、本文転載)
こんにちは、がんチャレンジャーの花木裕介です。

今日は一冊、本をご紹介します。

昨年のご挨拶(※)以来、親交を温めさせていただいている、国立がん研究センター中央病院の精神腫瘍科長・清水研先生の新著を拝読しました。

※【参考】精神腫瘍科・清水研先生を訪ねて。
https://ameblo.jp/hanaki-yuusuke/entry-12424361348.html

タイトル名は、『もしも一年後、この世にいないとしたら。』

私もがん宣告前後は、「もしかしたら一年後には自分は生きていないのかもな…」なんてことを考えていたので、とても興味深く読みました。

がんのような大病は、体の健康だけでなく、心の健康も大きく害してしまうリスクがありますが、清水先生の本には、そんな罹患者が新たな希望や光(気づき)を得るヒントが散りばめられています。

そして、罹患者のみならず、今を生きるすべての人が今を精一杯生きるための示唆も……。

私が特に惹かれた部分をご紹介しますね。

◆◆◆

■精神腫瘍医は「がん」という病気が人にどのようなことをもたらすのかをきちんと理解しており、その経験をもとにがん患者およびそのご家族にきめ細かなケアを行います。

■人が悩みと向き合う力(レジリエンス)を育むために、私は何をしたらもっとも効果的なのか。それは先ほど述べたとおり、その人が自分の悩みをより深く理解するために対話をすることと、大切なものを失ったことに対してきちんと悲しむための場を提供することです。

■ですので、病気になって今まさに悩んでおられる方々には、「悲しみを経て成長しなければならない」とは決して思わないようにしていただきたいと思います。無理に前向きになろうとすることは、傷ついている自分をさらに鞭打つようなもので、決してご本人のためにならないと思います。

■1つ目の課題と2つ目の課題は同時に進行しますが、徐々に悲しみや怒りが弱まっていき、新しい人生を考えるという方向にシフトしていかれます。切り替わるのではなく、少しずつ、グラデーションのように移っていく感じです。

■他人からの親切をたくさんうけ、「人間ってあたたかいんだな、と思うようになった」というお話はカウンセリングの現場ではよく伺います。
そして、他人にたくさん親切にしてもらったり、勇気づけられたり、支えてもらったりした経験が、自分も誰かの役に立ちたい、という気持ちにつながっていくようです。

■今は健康だけど、その状況はいつか様変わりしてしまうだろう。少なくとも「今与えられている健康は永遠に続くものではない」と思うと、それまでの前提であった「明日も明後日も来月も1年後も当たり前のように人生は続く」という考えは崩れ、今日一日を過ごせることがありがたいことに思えてきたわけです。

■そんなころ、テレビ番組を見ていた時に「人生は一回限りの旅である」というフレーズがぐっと私の中に入って来ました。何気ない言葉のようですが、思いつめていた私には、目から鱗が落ちるような感覚でした。

■一年後自分が病床に伏していると仮定したら、一年後の自分が今の自分を振り返る際に、今の生き方を後悔しませんか?

【出典:『もしも一年後、この世にいないとしたら。』(清水研著・文響社)】
https://amzn.to/2qiXWuk

◆◆◆

がん罹患によって、私の人生も少し人とは違ったものになってしまいましたが、「旅にトラブルはつきもの。せっかくならトラブルも含めて、人生を味わおう」とこの本は囁いてくれている気がします。

清水先生、これからも多くの罹患者との対話を通じて、光を示してください! 陰ながら、応援しています。

(了)

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コメント数:6

  • きむ

    花木裕介さん

    興味深い本ですね。
    惹かれた内容をまとめて下さって、
    とてもわかりやすいです。
    トラブルを含めて人生を味わうまで、
    私には時間が掛かりそうですが、気づかされて元気になれそうな本です。
    原因不明の小腸炎で入院している身。
    気持ちがまた沈んで、ジェットコースターの地面に近いとこにいる気分ですが、
    花木さんのこちらの日記が、また上昇出来るきっかけになれそうです。
    ありがとうございます。

    2019-12-03 21:10:49

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    • 花木裕介

      きむさん
      こちらこそコメントありがとうございます。
      私も宣告から2年が経ちますが、未だジェットコースターに乗っているような気分になることがあります。
      でも、良いときも悪いときも、「日々是好日」と思うようにすることで、少し気持ちが楽になりました。
      引き続きどうぞよろしくお願い申し上げます。

      2019-12-03 23:17:41

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  • あや

    はじめまして。
    私もこの本を買ったばかりだったので、コメントさせていただきました。
    私も清水先生に受診したいと思っております。生きる希望の光を見出せたらという気持ちです。

    2019-12-04 22:12:48

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  • 花木裕介

    あやさん
    同じタイミングで購入されたんですね。
    ぜひ清水先生とお話されてみてください。あやさんに生きていくための希望の光が見えてくることを心よりお祈りしています。

    2019-12-04 22:36:12

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  • coo

    私は清水先生の元患者でした。
    骨髄移植をする前後にお世話になり、移植後にも脳波に異常があったりと大変な時期を支えていただきました。
    診察中も、診察という雰囲気ではなく、雑談といった雰囲気で、先生もご自分のことを話されたり、その中でさりげなく気づきを与えてくれる…といった感じでした。
    この本の前に書かれた本を読ませていただきましたが、先生らしさがすごく出ていた気がします。
    今も病院で偶然会ったりすると笑顔で挨拶してくれます(先生は本当は私のことは忘れてるかもしれませんが)

    2019-12-05 14:18:52

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    • 花木裕介

      cooさん
      元患者さんなんですね。
      前回の本もですが、今回の本も、優しく寄り添ってくれる雰囲気が伝わってくる本でした。
      機会がありましたらぜひ。

      2019-12-05 20:08:59

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