2021-12-20 18:58:06
子供達にも最後の時の準備が必要
日記
いつか私がこの生を終える時、子供達に伝えたいことがある
この世は不平等で、不公正なこともあるけれど決してそれだけがあなたの人生を決めるわけではないと。
残酷で愚かな人たちもいるけれど彼らも純粋な赤ん坊だったと。
先入観ほど人間の知恵をゆがめてしまうものはないと。
愛ほど美しく素晴らしい人間的な行為はないと。
こんなふうに考えるきっかけとなったのは1人の患者さんとの対話からだった。
彼女は肝臓への転移が見つかり、延命治療を受けている中で、子供達にどうやって彼女の病状を伝えていいのか悩んでいた。
対話の中で私はこう伝えてみた。
あなたがこの世を去っても子供達はずっと生きていかなきゃいけないのよね。
あなた自身の最後の準備も必要だけど、子供達にもあなたがいなくなったあと生きていく手助けが必要じゃないの？
話を聞くと子供達もあなたがいなくなったあとの先を知っておく必要があるんじゃないかと思うの。
何処に住むとか、困った時、誰か彼らを支えてくれるのかとか、色んなことを知っている必要があるんじゃなのかな？それを少しずつ伝えることで彼らの不安を少しでも軽減できるならとても良い未来へのプレゼントになるんじゃないかな…
それにまだあなたには与えられた時間があるでしょ？
それを有意義にに使うかただ悲しみに暮れて過ごすかはあなた自身が決められること。
あなたの人生を価値のあるものにできるのはあなた自身しかできないことなの。
身体は衰えているかもしれないけど、出来ないことだけにフォーカスしないで、これもできるって前向きに考えればいいのにね。
人生経験のある大人でさえ答えが出ないほどの難問題なのだから、子供達にとってはとてつもなく不安なことだろうなと思う。
少しでも多くの支えが子供達に与えられられてほしいと思う。
そして大人からだけの視点ではなく、子供達の視点からの援助も必要であると理解が進めばどれだけの子供達に安心を届けられるのかと願うばかりである。
ありがとう！をしている会員
まつりか
自分にきちんとした終活をする必要が今より迫った時、子供にそれを伝える必要があるということですね。
そうですよね、親の死後自分がどこで誰と暮らすか、不安ですよね。
それが親から伝えられてるかどうかで、親との別れへの不安の大小が変わる気がします。
それを伝えるのはとても苦しくて難しいことだけれど?
2021-12-21 05:28:49
Larsen
まつりかさんへ
この患者さんはシングルで2人の(13歳と8歳)
お子さんがいます。子供達にはがんと伝えてあって、治りはしないけど、長く生きられるように治療を受けていること、痛みは上手くコントロールできているので心配はいらないことなども伝えています。
彼女との対話の中で子供に不必要な恐怖心を与えてはいけないと思いました。彼女の言葉の端々から子供がかわいそうだ、親がガンでもう長く生きれないなんてという気持ちを聞きました。
確かに親の視点から見るとそうだけど、本当にそうなんだろうか？と疑問に思った。
うちの息子は11歳で片親になったけど、かわいそうだとは思わない。確かに不都合な時や大変な時はあるけれど、自分の見方で子供が不幸だとか、かわいそうだなんて決めたくはない。それを決めるは本人自身だし、親の先入観だけで子供の幸せを測りたくはないと思う。
子供にとって大事なことは過剰に守ってやることでも、心配ばかりしてあげることでもなく、ひとりの人間として真摯に向き合うことではないかと思うのです。
子供だって信頼してもらいたいし,愛情を色んな形で見せてもらいたい。
親がこの世を去った後で大きな安心感を日常の中で得られるようにするのも一つの愛の形ではないかと思います。
2021-12-21 10:58:52
チャンミ
ハッとさせられました‼️
私は、周りに自分がガンだと知られて、かわいそうと思われるのが嫌で、誰にも言っていませんが、私が子供のことを、親がガンで、かわいそうという気持ちでいっぱいでした。
かわいそうだ！って、勝手な自分の先入観だということに、今頃気づきました?
私も、ひとりの人間として対等に真摯に向き合おうと思います。もっと信頼して、子供にいい意味で頼ろかな。過保護になったり、心配しすぎてました?
いつもLarsenさんの言葉に、ハッとさせられます✨
2021-12-21 14:33:27
Larsen
チャンミさんへ
かわいそうだ！って、勝手な自分の先入観だということに、今頃気づきました。
そうなんですよね。
かわいそうな子にしているのは親の勝手な思い込みなんですね。
多くの親たちが世間の価値や社会的な反応に惑わされることなく、子供たちにありのままの愛情を与えてほしいと心から思います。
親だって頼られると嬉しいもの、子供にも頼られる喜びを味わうことができるように心がけていきたいものです。
2021-12-21 20:13:43