2018-10-20 23:06:20
【2018/10/20 死について語ろう。医療者とがん当事者で。】に参加して。
日記
久しぶりの更新です。
キャンサーペアレンツとみんくるカフェ共催のイベントに行ってきました。
『死について語ろう』という強烈なフレーズに、Facebookでシェアされたタイミングで
速攻申し込みました。
がん患者になって4年。ステージⅣを宣告されてから2年。
死は僕にとっていっきに身近なテーマになりました。
が、未だその輪郭さえも描けないまま、今に至っています。
何かヒントを得たいと思い、会場のある大門へ。
久しぶりにお会いする西口さん、みーさんが元気そうで安心しました。
治療は大変でしょうけど、応援しています。
開場には、およそ20名の参加者。みんくる側、CP側で半々。
みんくるカフェ主催のそんそんさんから挨拶と手法について説明。
議論や会話ではなく、あくまで『対話』。意見を聴き合う、
意見の違いを楽しむ、という表現に引き込まれました。
５つのテーブルに4人ずつ。
各テーブルに模造紙が一枚。
模造紙真ん中にはテーマが大きく書かれている。
『生とは何か、死とは何か』
『死後の世界観』
『最後の晩餐』
『理想の死に方』
『自分の死、家族の死』
どれもある意味では身近な、延々と語りたいテーマだったが、
今回の方法は各テーマ15分を4セッション。制限時間超えたら
強制終了して、次に語りたいテーマのテーブルに移動する。
短時間だからこそ、相手の意見に集中して耳を傾けられた、と思う。
終わってみると、語り足りないとは全く思わなかった。
むしろ、多くのインプットを得て、考える材料を集められたので、
これをもとに自分との対話を深めよう、という風に思えています。
そして、個人的な終了直後の雑感としては以下の通り。
・周囲の人に忘れられてしまうのは嫌だ。死は忘却？
・死んでも何かしら物質世界に留まっていたい。だから海や木や土や空に撒いたり埋めたり例えたりする。
・物理的な死は誰しもに平等に訪れる。
・死に意味はない。無い以上、求めても無駄。
・でも求めるのは、得体が知れず、いつ訪れるか分からず、常に自身に纏わりついている、とても身近な存在だから。
・死の解釈はとても個人的。色んな意見を基に、最終的には自分で言語化、定義付けする必要がある。
・死には種類がある。例えば、突然の事故死と、緩やかに迎える死は、遺された者の受け取り方が違う。
などなど。
これらをヒントに、当面は自分との対話を深めていこうと思います。
また、多くのCP会員様と新たに交流したり、その方々のびっくりするほど
前向きなエネルギーに圧倒され、自分がネガティブになっていたなと反省しました。
サバイバー仲間で『100まで生きる！』っておっしゃる方、初めてでした…。
でも、そうですよね。医療も日々進歩してるし。
案外びっくりするほどの特効薬が出てくるかもしれないし。
死のことを考えると、表裏一体的に生のことも考える。
今日は死ぬことではなく、生きることを考え続けた3時間でした。
皆様ありがとうございました！
ありがとう！をしている会員
ようべー
はじめまして。
報告をありがとうございます‼️
すごく分かりやすくまとめて下さっているので、良い会だったのがよくわかりました✨
気にはなったんですが、まだまだ死を語るほど余裕もなくて、というか怖くて今回は治療優先にしました。
言語化して定義付けというのは眼から鱗でした。全くそんな予定してなかったので向き合ってみようと思います。
生きることをもっとプラス思考で考えてみます。
ゆうたさん、ありがとうございました?
また、日記で教えて下さい。
2018-10-23 22:42:16
ゆうた
コメントありがとうございます。死って、ある意味でとても身近な存在なのに、なんでこんなに怖いんだろうとずっと思っていました。今でも思っています。そして、今の科学では死後の世界が分からない以上は、やはり個別で向き合うしかないのだなぁと思いました。僕らがん患者には幸か不幸か、そういう向き合う時間がありますから、是非ご自身なりの死を、見つけてみてください。そして是非、次回イベントでお会いしましょう。
2018-10-28 15:08:14
よち
はじめまして?
Facebookで見てどんな内容だったんだろうと興味津々でした!!ご報告ありがとうございます?
そして私もここのプロフィールに100まで生きる宣言してる人です（笑）
そうですよね。体調悪い時は死について考えてしまいますが1歩違えばそこは生なんです。なので気持ちの浮き沈みが激しくさっきまで「あとどれくらいこの子達と過ごせるのかな」と大泣きしてたと思うと「あれやらなきゃ！これもやらなきゃ！こどもたちと一緒に?」とケロッとしてたり?常に両方のことを考えるようになりました。
とても有意義なイベントですね!!
2018-10-24 07:13:12
ゆうた
死はあくまでピリオドであり、それ以上でもそれ以下でもない。いつ・どう来るか分からないという点では恐怖ですけど、でもそこから先の痛みや苦痛は無いと仮定すれば、やはり残り時間の生をいかに生きるか、が大事なんですよね。僕も死への恐怖と、生への執着がやじろべえのように揺れています。
2018-10-28 15:10:07