ゆうた
自己紹介
2014年に虫垂癌発覚、2016年肝転移。2017年肝転移。現在抗がん剤(ゼロックス)投薬を経て手術準備中。
仕事は転職支援コンサルタントをしています。
プライベートでは既婚、二人の娘がいます。
よろしくお願いいたします。
応援している会員は57人です
応援している会員
年齢
42
性別
男性
住まい
東京都
病種(大区分)
消化管
病種(小区分)
大腸がん
病種(備考)
2014年虫垂がん発覚⇒2016年肝転移⇒2017年肝門部リンパ節転移
ステージ
ステージ2
告知年月日
2014年11月21日
通院・入院先の病院
がん研有明病院
現在の状況
通院治療中
治療歴
手術
抗がん剤
職業
その他
配偶者
有り
こども
女性 / 14歳
女性 / 9歳
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投稿
今日の気分
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引き続き、がんと就労に関するアンケート回答募集中です!よろしくお願いいたします。
多くの皆様のご協力を頂き、94名のお声を集めることが出来ました。150名の働くがんサバイバーの就労に関するお声を集めるために、引き続き皆様のシェアを頂きたく、ご協力よろしくお願いします! #がん #CancerX #Cancer https://cancerx-blog.blogspot.com/2020/12/world-cancer-week-cancerx20211162359.html
作成日 : 2021-01-07 22:30:38
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【会員の皆様、コロナ禍の働き方の変化について教えてください! ※アンケートご協力のお願い※】
ゆうたです。久しぶりの投稿です。 今年もCancerXにボランティアスタッフとして参加しております。毎年2月に実施しておりますイベント(CancerXSummit)についても2021年はオンラインにて1/31から一週間、World Cance Weekとして開催予定です。 そこでがんと就労に関するイベントの企画運営を担当しているのですが、コロナ禍による皆様の就労環境変化を知るべくアンケートを作成させて頂きました。 がんに罹りながらも日々の生活を守るべく働く皆様の率直なお声を聞かせて頂きたく、ご協力よろしくお願い致します! https://cancerx-blog.blogspot.com/2020/12/world-cancer-week-cancerx20211162359.html ※2021/1/1追記:皆様本年も何卒宜しくお願い致します。本アンケート、現在72名の方にご回答頂いております、ご回答下さった皆様本当にありがとうございます。多くの方のお声を集めたいと思い、最低でも100名、理想的には150名以上のお声を集めたいと思っております。ステイホーム中の皆様、ご覧になっているバラエティー番組のCMの合間で構いませんので是非ご回答よろしくお願いします!
作成日 : 2020-12-23 09:40:10
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【5/5 20時 オンラインセッションやります!】
4/7に緊急事態宣言が出され、全国的に外出自粛とステイホームが続いてもうすぐ1か月。日本に限らず世界中が感染を恐れ、予防を徹底し、ひそやかな生活を送っています。 多くのがんサバイバーの皆さんが自身の入院生活や自宅療養生活との関連を感じ、その共有や交流を目的としたオンラインイベントも多くみられるようになりました。 病に恐怖し、死を恐れ、日常のありがたみを感じることは我々サバイバーにとってはある意味で日常に近い感覚でしたが、この感覚を全国民が共有している。 その後の世界に何を期待し、何を発信するか。 豊富な経験を持つスピーカーの皆様と議論をしつつ、コロナ後の世界におけるサバイバーの役割を考えたいと思います。 皆様のお申し込みをお待ちしております。 ■司会:金澤雄太 ■スピーカー:蒔田真弓、谷島雄一郎、岸田徹、樋口麻衣子、桜林芙美(敬称略)。 ■開催方法: ZOOMを利用。参加希望者には別途URLをメールにてご案内いたします。 ■お申込み:以下フォームよりお申し込みをお願い致します。 https://forms.gle/HLKPRVrFTE1tBrrC7 ■所要時間:90分程度を予定 タイムテーブル(予定): ・自己紹介(名前、がん種、仕事、コロナによる現在の生活と仕事への影響) ・コロナの経験をスピーカー/アドボケート/がん教育活動にどう活かすか・取り入れるか ・チャット機能によるコミュニケーション ・締め 是非お申込みお待ちしております!
作成日 : 2020-04-30 21:24:02
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【がんサバイバー・ご家族・ご遺族の皆様へ。サバイバー支援プロダクト開発に向けたアンケートご協力のお願い】
https://forms.gle/PoabsdcxcitvGzi4A 僕が最近交流を持たせて頂いている方が中心となって、サバイバー支援用のスマホアプリ/ウェブサービスを企画開発を行ってくださっております。 複数名のサバイバーの方々にご協力戴き、現在【医師と患者・患者対患者が情報交換し合い、投げ銭形式で対価が支払えるサービス】の試作品を作ってくださいました。主な意図としては以下の通りです。 ・より良い医療に関する情報収集を支援する。 ・患者と医療者のよりダイレクトなコミュニケーションを支援する。 ・患者・遺族の金銭的な課題を支援する。 ※金澤個人としては、医療者の方の副業支援にもなる気がしています。 上記アンケートに、デモ画面を複数枚張り付けており、それぞれに対するご意見や、そのほかの機能・要望に関する設問を用意しております。 より良いサービス改善に向けて、是非多くの方のご意見をいただきたいです。皆様、是非ご協力をよろしくお願いいたします。 また、内容や意図に賛同いただける方はぜひ本アンケートのシェアもよろしくお願いします!
作成日 : 2019-09-04 07:55:46
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12/12夜 ※告知※【がん×キャリア】にてトークイベントを開催します。
12/12、『がんサバイバー×キャリア』にてトークイベントを開催します。 僕以外にも精巣がんサバイバーで株式会社エーピーコミュニケーションズ取締役副社長の永江耕治さんと、乳がんサバイバーで近藤社会保険労務士事務所代表の近藤明美さんという、とても素晴らしいお二人にご登壇頂きます。 がんサバイバーの多くは、キャリアの断絶や停滞、変更を余儀なくされます。でも、それらを乗り越えてキャリアアップを実現したり、新たなキャリアを見つけたりされています。 今回のトークイベントでは、こうした『サバイバーのキャリアアップ』についてもお話をします。 我々サバイバーにとって、復職やキャリアはとても身近な問題。是非、そのヒントとして頂ければ幸いです。 皆様のご参加、お待ちしております。 https://peraichi.com/landing_pages/view/20181212 以下、概要です。 ***************************** ■日時:12/12 19:15開場 19:30開始~21:00終了予定 ■場所:株式会社Speee 本社オフィス ■住所:東京都港区六本木4-1-4黒崎ビル4階 ※Speee社受付は5階ですが、セミナー会場となるラウンジは4階となります。 ■地図:https://speee.jp/company/#access 『がんと就労』『復職支援』と聞いて、皆さんはどういう印象を持たれますか? ハンデを抱えた社員が、周囲にサポートされながら働く、弱者の印象でしょうか? 確かに、体調の変化や定期的な通院を行うため、周囲の上司同僚から一定の理解を得る必要は出てきます。でも、がんに罹患したからといって、挑戦的な仕事をあきらめる必要はありません。がん罹患後も昇格や起業にチャレンジし、キャリアアップを実現している人たちがいます。 本トークイベントでは、がんサバイバーが自身の仕事観の変化や復職後の働き方、その後のキャリアについて語ります。 ・仕事やキャリアに悩むサバイバーの方には、解決に向けたヒントを。 ・企業経営者や管理職の皆様には、多様性ある環境づくりに向けた実践者の意見と事例を。 ・仕事に悩む社会人の方には、目指すキャリアを具体的に実現する方法を。 ・学生の皆様には、生きる意味と働く意義を。 サバイバーが普段のトークイベントではなかなか語らない『仕事観』や『キャリア』を中心を聞いて頂く90分です。是非、お越し下さい。 【こんな方に是非お越しいただきたいです。】 ・疾病を持った社員向けに制度を整えたい人事ならびに管理部門管理職の方 ・がんと就労に関心のある経営者/管理部門/管理職の方 ・仕事やキャリアに悩むがんサバイバーの方 ・仕事に悩む社会人の方(疾病体験等不問) ・キャリアや就職に悩む学生 【登壇者紹介】 『永江耕治』 2011年に精巣がんに罹患。手術、抗がん剤治療を経て復職。人事責任者として採用・制度構築等を担う傍ら、経験を活かして企業への講演活動も行う。現在は取締役副社長として経営を担いつつ、がんアライ部などがんと就労に関する外部活動にも積極的に参画。 https://twitter.com/kooozii 『近藤明美』 2004年に乳がんに罹患。復職するも勤め先の倒産をきっかけに社会保険労務士資格を取得、開業。現在は社労士業務と並行して「病気(がん)になっても働き続けられる社会」を目指し、サポートグループ運営や各種イベント登壇など精力的に活動。 https://www.kondo-sr.biz/ 『金澤雄太』 2014年に虫垂がんに罹患。二度の転移を経験し、ステージⅣ、5年生存率12.5%の告知を受ける。現在経過観察中。2017年より闘病ブログ執筆、がんと就労に関するスピーカー活動を開始。 http://www.cancernet.jp/speaker/post348 【当日の流れ】 19:15 受付開始 19:30 開始、ご挨拶 19:35 登壇者それぞれの、罹患から復職、そして現在までのキャリアについて。 ・株式会社エーピーコミュニケーションズ 永江様 ・近藤社会保険労務士事務所 近藤様 ・株式会社ジェイエイシーリクルートメント 金澤 20:10 パネルディスカッション ・告知後の就業への不安とキャリア観の変化 ・復職後の働き方の変化 ・がん治療と並行した就業時における不便 ・あって良かった組織のサポート,あったら良いと思う組織のサポート ・『がんアライ部』等、社会的ムーブメントへの思い ・今後のキャリアにおけるビジョン 20:50 質疑応答 21:00 解散、個別ご相談 ※個別にご相談されたい内容があれば適宜お応えさせて頂きます。 ※本トークイベントでは、講師が非医療従事者であること、がんは多種多様な病気であるという認識から、医療行為や医療制度に関する話は致しません。個人の事例ならびに、それぞれの所属企業における就労実態をお話致します。予めご了承ください。 *****************************
作成日 : 2018-11-21 09:01:06
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忘れないうちに。NHK。
キャンサーペアレンツ会員の一人として、NHKのテレビ番組収録に呼んで頂きました! 放送は12/8土曜日、21時、NHKのBSプレミアムにて、なんと3時間の超特大番組。 『がんを生きる新常識2』司会は坂上忍さんと高橋真麻さん。 キャンサーペアレンツ会員はぐっちさん含め14人。がん罹患経験ある医師が6人、芸能人が5人。 人生初のテレビ収録、人生初のNHK。昨日からずっと緊張していました。 自宅からNHK最寄り駅(原宿駅)までの動線は確認していましたが、まさか原宿駅からNHKまでが あんなに遠いとは…しかも途中、代々木公園内で開催されているお祭りをNHKの敷地内と勘違いして 結果集合時間に遅刻するという大失態…ぐっちさん本当にすいませんでした。 初めて入ったNHKは、年季の入った病院のような雰囲気。全体的に古く、ちょっと薄暗く、 天井はちょっと低めで、受付も控室もシンプルな感じ。トイレもタイル張りで色気無い感じ。 TV局と聞いてイメージする派手な感じとは全く違い、且つ行き慣れた病院の雰囲気に近いことに、 ちょっとした親近感を覚える。 スタジオは、逆にとても広々としていて、天井も高い。空調も効いていて、寒いくらい。 たくさんの大人が撮影を見守る。20人くらいはいたかな。いわゆるマネージャーさんや 出演者のご家族っぽい方々もいた。大道具の方だろう、大工さんみたいなニッカポッカを はいた若い男性もいて、不思議な空間。部屋自体は薄暗いのに、撮影されるこちら側は 眩しいくらいのライトを浴び、セットもとても精巧に作られていて、まさにテレビ。 収録が始まると、ディレクターのカンペを基に坂上さん、高橋さんが とてもスムーズに話を引き出し、紡ぎ、VTRの感想を述べ、進行を進めていく。最初は わけもなく緊張していた僕も、次第に雰囲気に慣れてきた。見慣れているテレビを、 超間近で見ているような感覚。 緊張しながら、楽しみながら、あっというまの時間でした。 個人的には、言いたいことを差し込んだつもりですが、使ってもらえるかな? ワクワクしながら放送日を待とうと思います。
作成日 : 2018-11-04 22:44:46
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【2018/10/20 死について語ろう。医療者とがん当事者で。】に参加して。
久しぶりの更新です。 キャンサーペアレンツとみんくるカフェ共催のイベントに行ってきました。 『死について語ろう』という強烈なフレーズに、Facebookでシェアされたタイミングで 速攻申し込みました。 がん患者になって4年。ステージⅣを宣告されてから2年。 死は僕にとっていっきに身近なテーマになりました。 が、未だその輪郭さえも描けないまま、今に至っています。 何かヒントを得たいと思い、会場のある大門へ。 久しぶりにお会いする西口さん、みーさんが元気そうで安心しました。 治療は大変でしょうけど、応援しています。 開場には、およそ20名の参加者。みんくる側、CP側で半々。 みんくるカフェ主催のそんそんさんから挨拶と手法について説明。 議論や会話ではなく、あくまで『対話』。意見を聴き合う、 意見の違いを楽しむ、という表現に引き込まれました。 5つのテーブルに4人ずつ。 各テーブルに模造紙が一枚。 模造紙真ん中にはテーマが大きく書かれている。 『生とは何か、死とは何か』 『死後の世界観』 『最後の晩餐』 『理想の死に方』 『自分の死、家族の死』 どれもある意味では身近な、延々と語りたいテーマだったが、 今回の方法は各テーマ15分を4セッション。制限時間超えたら 強制終了して、次に語りたいテーマのテーブルに移動する。 短時間だからこそ、相手の意見に集中して耳を傾けられた、と思う。 終わってみると、語り足りないとは全く思わなかった。 むしろ、多くのインプットを得て、考える材料を集められたので、 これをもとに自分との対話を深めよう、という風に思えています。 そして、個人的な終了直後の雑感としては以下の通り。 ・周囲の人に忘れられてしまうのは嫌だ。死は忘却? ・死んでも何かしら物質世界に留まっていたい。だから海や木や土や空に撒いたり埋めたり例えたりする。 ・物理的な死は誰しもに平等に訪れる。 ・死に意味はない。無い以上、求めても無駄。 ・でも求めるのは、得体が知れず、いつ訪れるか分からず、常に自身に纏わりついている、とても身近な存在だから。 ・死の解釈はとても個人的。色んな意見を基に、最終的には自分で言語化、定義付けする必要がある。 ・死には種類がある。例えば、突然の事故死と、緩やかに迎える死は、遺された者の受け取り方が違う。 などなど。 これらをヒントに、当面は自分との対話を深めていこうと思います。 また、多くのCP会員様と新たに交流したり、その方々のびっくりするほど 前向きなエネルギーに圧倒され、自分がネガティブになっていたなと反省しました。 サバイバー仲間で『100まで生きる!』っておっしゃる方、初めてでした…。 でも、そうですよね。医療も日々進歩してるし。 案外びっくりするほどの特効薬が出てくるかもしれないし。 死のことを考えると、表裏一体的に生のことも考える。 今日は死ぬことではなく、生きることを考え続けた3時間でした。 皆様ありがとうございました!
作成日 : 2018-10-20 23:06:20
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どうしようもない困難からは何とかして教訓を得ないと割に合わない、ということ。
人生には、どうしようもない困難が突然降り注ぐことが、ある。 未曽有の大災害に見舞われる。 交通事故に巻き込まれる。 濡れ衣を着せられる。 根も葉もないうわさ話がたつ。 良かれと思ったことが裏目に出る。 こういったことの多くは避けられるものではなく、予兆があるわけでもなく、ただただ不幸な偶然で起こってしまうと思う。 被った被害者は一様に『なんで私が、僕が』と思うでしょう。 『回避する手立てがあったんじゃないか』と思うでしょう。 ないんです。理由も、回避の方法も。 あるんです。理由のない、ただの不運が。 僕も最初のがん告知を受けたとき、口をついて出た言葉は『なんで自分が』でした。飲み過ぎが悪かったのか、食べ過ぎが悪かったのか、日ごろの行いが悪かったのか。 先生に何度も『何が原因だったんでしょうか』と聞きました。 でも先生の返事は決まって『わかりません』でした。がんに限らず多くの病気は複合的な要因で起こるので、これが原因と特定することは意外と難しいとのことでした。 それに僕がかかった虫垂がんというのは平均罹患年齢60代で、且つ大腸がんのカテゴリーの中でも珍しい種類のがんだと聞いています。当時32歳の僕がまさか虫垂がんだとは、当時の主治医も目を疑ったといいました。 であれば、これはもう、ただの不運でしかない。不幸な偶然でしかない。 でも、今の僕には、それで終わりにはできないです。 不運を被って、傷ついて、悲しんで、 それで終わり? 望んで得た苦労でも困難でもないのに、マイナスだけ被って、 それで終わり? 普通の人が当たり前のように今日を終え、明日が来ることを疑わない中で、一人夜眠ることを恐れて、朝起きるたびに『今日も生きられる』と胸をなでおろす生活を、ただの不運な不幸で終わらせる? 冗談じゃない。割に合わない。 幸せと不幸せはフィフティフィフティなんじゃないの? 全然50/50じゃねえ。割に合ってねえ。 であれば、自分で割に合わせるしかない。 自分なりの学びや教訓を得るしかない。 この不幸せを幸せに変えるしかない。 じゃないと、ただ悲しくて苦しいだけで、割に合わない。 このまま、不幸だったなぁでは終わらせられない。 普通の生活をしていたら得られなかったであろう何かを得て、病気でない人がうらやむような何かを得て、振り返った時に『あの時病気になってよかったなぁ』と思えるぐらいでないと、 割に合わない。 割に合わせないと。 割に合わせます。
作成日 : 2017-11-25 09:54:18
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自分に素直になったこと。
病気になる前の僕は、とても欲深く、とても迷っていました。 出世をしたい。 裕福な暮らしがしたい。 幸せな家族生活を過ごしたい。 幸せそうに見られない。 頭良く見られたい。 人望があるように思われたい。 あれもこれも求めながら、どれも手に入れていない中途半端な状態。 これでストイックな努力家ならまだ救われますが、めんどくさがりの楽したがりなので、質が悪い。努力に結果が伴わなくても頑張った気になって、その頑張っている姿で評価されたいという自己顕示欲の悪循環。 今振り返ると本当に恥ずかしいし、イタい。 当時の上司、同僚、部下にとっては、本当に扱いずらい人間だったと思います。 でも、病気になって、自分の人生を日本人の平均寿命では考えられなくなったときに、不思議なことですが、肩の荷が下りたような気持になりました。 自分の人生の時間が思った以上に短くなった(かもしれない)ことが分かったとたん、本当に必要なものだけ欲しよう、利己的な自己満足や承認欲求からくる欲望は捨てよう、とそれまでの執着が嘘のように、あっさりと、思えました。 限られた時間の中で多くは望めないのだから、本当に大事なものとだけ向き合おうと思えました。 欲求の断捨離がはじまりました。 地位や名誉はどっちみち一握りの人間しか得られないんだし、その一握りになるための努力をしているわけでもないのだから、望むのはやめよう。 お金に関しては今の生活水準で十分幸せに生きているのだから、多くの望むのはやめよう。 他人に自分が良く映っているかを気にするのではなく、自分がしたいことをするために、羨望を望むのはやめよう。 残ったのは、月並みですが、家族と友と思える人たちとの時間。 治療を支えてくれている身近な存在に感謝し、少しでも恩返しをしよう。 幸せか不幸せかは結果論として、家族と過ごす時間を大事にしよう。 あれもこれも望むのをやめたら、生活がとても楽になりました。 好きな仕事を背伸びせずに等身大でさせて頂き、休日は家族と過ごす。 人間関係や仕事関係の悩みも激減し、ストレスフリーなメンタル。 僕はがんになっていなければ、きっと今頃、出世欲と怠慢と似非イクメンを足してぐちゃぐちゃに混ぜたような面倒くさい人間になって、自分自身もぐちゃぐちゃになって、いつか壊れていたのではないかと思います。食生活も乱れていたので、がんでなくても、別の病気に苦しんでいたかもしれません。 僕にとってがんは、神様が、『一旦下りていいよ。楽にやりなよ。』と、差し伸べてくれたはしごだと思っています。 下りたからこそ地に足がついて、35歳の今頃になって、自分の足で歩けている気がします。
作成日 : 2017-11-17 22:52:54
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いのちの使い方を考えるようになったこと。
東証一部上場企業の株式会社リブセンス様。 担当企業様ではないですが、勝手ながら注目させて頂いている企業様の一社なので、時折HPやIRを拝見しておりました。 そして、先日採用HPをリニューアルしたとの情報がSNSでシェアされてきたので、何の気なしに拝見いたしました。 https://recruit.livesense.co.jp/ 転職支援の仕事をして約10年、企業様の採用HPを見て初めて衝撃を受けました。 まず目に飛び込んできたのは、『いのちのつかいかた』という言葉。 そして、スクロールしてすぐに書かれている、3段落17行のメッセージ。 最初の1行目が鮮烈。 『人生には必ず終わりがある』 そこから有限の命の使い道として自社の存在意義、社員の取り組んでいる姿勢などを語り、最後に投げかけてくる言葉が 『あなたなら何のために自分のいのちをつかいますか?』 自分がここ数か月ぼんやりと考え続けていることが、非常にシンプルかつストレートな言葉でつづられていました。 僕は2017年の6月末に受けた定期健診で、2度目のがん転移が見つかりました。 肝門部リンパ節という、肝臓の裏側・膵臓や胆管や血管など、人体にいくつかあるスクランブル交差点のまさにど真ん中にがんが棲みついています。 今後複数個所への転移が可能性として想定され、治療のガイドライン上、予後は不良といわれています。 過去の統計から出る5年生存率は、10%台です。 もちろん治療の真っ最中ですし、上記した数字はあくまで過去の累積からくる統計結果ですし、何より病気の状況と治療の効き方というのは個人差がある、ケースバイケースのものだと思っていますので、今となってはあまり気にしてません。生きるか死ぬかなんて、誰のどんな状況においてもフィフティフィフティです。 とはいえ、追い込まれているのも事実なので、自分の『残り時間』をどう活かすか、常に意識しています。急に慣れないことは出来ないので、まずは出来る範囲をきちんと。父として夫として息子として友人として先輩として後輩としてコンサルタントとして、自分の役割を果たしていこうと思います。 自分の役割。自分のいのちの使い方。 リブセンス様の問いかけに応えるとしたら、僕は『より良い未来を作ってもらうこと』に自分のいのちを使っています。 まず、仕事に関する話。 僕の仕事は仲介業なので、僕自身が未来のために何かを生み出すことは残念ながらしておりません。ただし、僕の担当する企業様はいずれもより良い未来を創ることに真剣で、その未来が一日でも前倒されることを願って僕は僕の信じる方々をご推薦しています。 僕が生み出せない代わりに、お客様に未来を託し、作ってもらう。その完成度と期日が一日でも早く来るよう、優秀な候補者をご推薦させて頂いているつもりです。 続いて、プライベートに関する話。 仮に僕が予定より少し早くこの世を去ったとして、それでも妻と娘は日常を過ごし、生きていく。彼女たちが少しでもより良い未来の中で過ごしていけるよう、衣食住を整えたりサポートして頂ける環境づくりをしています。また、娘たちが父親が仮にいなくなったとしても、その面影やメッセージを思い出してもらえるよう、少しでも多く、濃密に過ごしていきたいと思います。 最後に、患者としての話。 がんは毎年多くの方がかかる病気になってきています。そして、治療法が進化してきているとはいえ、ステージによっては死が身近になる病気でもあります。僕としては、そのプロセスを極力つまびらかにすることで、この病気の実態に関する認知を高め、今後かかるだろう、もしくは家族友人にがん患者を持つだろう人々のための情報源に少しでもなれればと思います。 自己満足ですが、僕のいのちの使い方が、少しでもより良い未来づくりにつながっていけば幸いです。 ※株式会社リブセンスの関係者がもしいらっしゃったら、勝手に御社採用サイト引用しましてすいません、どうぞお目こぼしいただけますと幸いです。 ※こんな悲壮感漂うこと書きながら、しれっと還暦まで生きてたら面白いですね。そうなると、いいな。
作成日 : 2017-11-15 23:12:56
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仕事の意味。
【最後の呼吸をする瞬間まで、人は何かの役割を持っています。】(記事文中より) http://www.asahi.com/articles/SDI201708020876.html 人材紹介コンサルタントという仕事柄、人様に仕事で実現したいことついて話を聞いたり勝手ながらご意見させていただくことが日々あります。 収入をアップさせたい方もいらっしゃれば、ある領域で事業を立ち上げ社会貢献したいという方もいらっしゃいますし、家族との時間を得るためにワークライフバランスを得られる環境を希望される方もいらっしゃいます。 じゃあ、自分自身はどうなのだろう。 がんと腸閉塞を患い長期入院をしていた日々に強く感じていたのは、『人は誰かとの接点が無いと、死んだも同然』ということです。 2014年11月から2015年1月までの入院中は、重度の腸閉塞だったこともありそのほとんどの期間で絶飲食となっていました。 食事はおろか水一滴飲むこともなく、命を点滴で永らえる日々。 食事も排泄もない。 社会的にはおろか、生物としても何もインプットとアウトプットがされていない。 自分がいようがいまいが、この世界には何ら影響がない。全くない。 果たして自分は生きていると言えるのだろうかと、自問自答していました。 辿り着いた答えは、『生きていない』。 死んでないけど、生きていない。 じゃあ、生きるってなんだろう。 自分一人が心臓動かして息してても生きている実感が無いということは、結局だれかに自分を認識してもらわないといけない。 認識してもらうには、こちらが何かをアウトプットする必要がある。 そしてその誰かからリアクションを得て、認識してもらったことを実感する。 またアウトプットする。リアクションを得て、インプットし、またアウトプットする。 このサイクルの中に、自分の存在確認と存在意義が生まれ、つまり生きている証となる。 その循環の最たる形は、僕にとって仕事でした。 誰かに出会い、伝え、変化が起き、自身にも返ってくる。 その繰り返しの輪の中にいたことを、輪から外れて初めて実感できました。 輪に戻りたい。 誰かに会いたい。 見つけてもらいたい。 仕事がしたい。 心の底から思いました。 なので、復帰できたときは、本当に本当にうれしくて。 たまらなかったです。 僕にとって仕事は生き甲斐なんて生ぬるい言葉では表現できません。 生きることそのものです。 チームやお客様には出勤したり休んだりでご迷惑かけますし、『じっくり休んだほうがいいんじゃないの』とご心配かけるかもしれませんが、そういうことなので、どうかご容赦下さいませ。
作成日 : 2017-11-11 16:38:51
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作成日 : 2021-01-07 22:29:36
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作成日 : 2019-09-04 07:54:10