2023-06-19 00:14:54
【誕生日と病気と老いの関係について】
日記
無事に6月の目標であった誕生日を迎え、実年齢は50代に突入できたことで、やっと心につっかえていたものを告白しようと思います。
私はつい先日まで40代でした。
2枚目の写真にあるように、桜をバックに笑顔で映る私を撮った写真は、たった3ヶ月前に撮ったものです。
もちろん若返りのための加工や修正はしていません。
ステロイドを使ったことで顔のむくみが加速して、たった3ヶ月で私の容姿は大きく変わりました。
また最近、金髪ショートウィッグを買いました。
これは抗がん剤治療を終えて復活してきた大量の白髪を黒ではなく、金髪に染めたら似合うだろうかと思ってシミュレーションに買ってみたウィッグです。
結果、似合うと好評です。
で、告白する内容を結論から言うと、私は実年齢50代に突入すると同時に70代もしくは80代にワープし、自分の50代と60代はなかったものと設定しますということです。
私は病気や治療によって顔だけでなく、体型も大きく崩れました。
お腹は臨月の妊婦さんのように大きくふくれ、大腿骨の骨折リスクと痛みがあるので常に杖をついています。
これがまだ50代の自分かと思うと惨めさに苛まれます。
これからまだまだ治療が進み、ゆくゆくは点滴やおむつや導尿も必要となるでしょう。
そんな自分を50代と認めるより、70代や80代と仮定した方が心が楽なのです。
自分は「まだまだ50代」と思うより、自分は「もう80代のおばあちゃんだから」と思う方が現実とのギャップに苦しまずに済むということです。
映画「ハウルの動く城」では、魔法で年寄りに変えられた少女ソフィと荒れ地の魔女が登場します。
心は少女なのに年寄りに変えられたソフィ。
心が置いてきぼりにされたソフィの辛さや惨めさ、なんとなくわかるのです。
20〜30年間ワープした私が惨めさを感じるのだから、少女時代を失ったソフィは尚更でしょう。
それでも、私もソフィも理解してくれる家族や友達には恵まれているということでしょうか。
皆、変わらず優しくお付き合いを続けてくれるし、優しくしてくれるんですよ。
私はどう見ても自分をソフィと設定するのはおこがましいので、さしずめ、荒れ地の魔女に設定しましょうか。
顔のハリのなさやシワも、でっぷりした体型も、杖をついてよちよち歩く姿も、私がしっくり来るのは荒れ地の魔女なのですよ。
先日、主治医が「痛みが心配なら点滴をつけたままでも旅行に行けますよ」と言ってくれました。
それを聞いて、体はたしかに辛いけど、そこまでして行きたいとも思わないなぁと感じ、痛み止めは飲み薬の量を増やすことで対応することを決めました。
行きたいとこがなくなったら、点滴の痛み止めに変えようかな。
私が子どもたちと一緒に歩く時は、お婆ちゃんと孫に見られても構わないと思ってます。
ということで、私は今日から70代に突入です。
プロフ写真も早速変えました。
よろしくねぇー。
ありがとう!をしている会員
coo
昔の私の言葉を代弁してくれているようです。
私も骨髄移植後、しばらくは車椅子生活で
30代のときにおばあちゃんに間違われたことがあります。
旅行先で、車椅子を押していた娘に、見ず知らずの人が「おばあちゃんの車椅子押してあげてて、偉いねぇ」と話しかけてきたんです。
娘も人見知りで小学生だったし、
見知らぬ人に違うとも言えずに
気まずい空気が流れて…
今でも体力や免疫力は高齢者並だし
実年齢は40代だけど、せとちゃんと同じような気持ちでここ10年生活しています。
意外とCPでもそこまで思っている方って少ないなぁ、と感じていました。
やってきた治療も違うし
病気も違うから、これはできるできないの差も結構ありますよね。
私はそれを苦肉の策で「工夫」や「道具に頼る」ことで
なんとか日常を送れるようにはなってきましたが
やっぱりできないことに直面したときにはクサクサした気持ちになってしまうこともあります。
なので、せとちゃんの気持ちの変化を日記で拝見しては
私もそうだったなぁ、とか
せとちゃんはこんな短期間で受容してすごいなぁ、と思っています。
「私が子どもたちと一緒に歩く時は、お婆ちゃんと孫に見られても構わない」
その言葉で
私も階段を降りるときに文句も言わずに腕を貸してくれる子どもたちを誇りに思い
恥ずかしいなんて思わずに堂々と歩こうと思いました。
私の吐き出せなかった気持ちを代弁してくれて
ありがとうございます!
2023-06-19 09:12:14
せとちゃん
cooさん、コメントありがとう?
30代でお婆ちゃんに間違われるという経験も、なかなか厳しいですね?
28歳で小さいお子さん達を抱えている状態で難病になっただけでも心身の負担は相当な大きなものだったと思います。
でもそれに加えて、自分で割り切るより先に他人からそう見られてしまったというその経験は、なんかもうそういうレッテルを突きつけられたような感覚になると思います。
cooさんも、お嬢さんも、悲しかったねぇー。
私がもしその立場のcooさんだったら、しばらくヤサグレて外に出たくないと思うかもしれません。
親子で乗り越えてこられたんですね。
私もいま、移動はほとんど車椅子か、短い距離なら杖をついて歩いています。
痛いだけでもしんどいのに、もうこれ以上の惨めさはいらないよね、本当に。
でも、そこに子どもたちは嫌な顔せずに手を貸してくれます。
私が自分の外見や年齢のポジションを荒れ地の魔女に設定したのは、自分が楽に生きられるための思考の工夫です。
もう、同じ実年齢の人たちと比べても良いことないし、そもそも比べるクセや必要をなくせば自分はもっと楽に生きられると思って。
荒れ地の魔女は、顔も二重顎もしわくちゃで、あんな見た目、あんなキャラ設定だけど、仲間には恵まれてるんですよね。
でも、小汚いとかではなく、ピアスをつけるくらいのオシャレや身だしなみは心得てるの。
「これだ!」と思いましたよ。
2023-06-20 06:41:23
ひろはし
せとちゃん
心からこの歌を送ります。
https://www.youtube.com/watch?v=U4AdihYqYR0
ハッピーバースデー✨
色々と思うことあるだろうけど、50代になれたことを喜ぼう。
笑顔いっぱいの1年となりますように(*^-^*)
2023-06-19 23:22:38
せとちゃん
ひろはしさん、コメントありがとう?
そして、バースデーソングのプレゼントもありがとうー?
なんとか誕生日を迎えられたよ。
家族も喜んでくれたよ。
昨日も父が「加代がポジティブに考えられる子で良かった。俺も助かってるよ。」と言ってくれました。
極端な話、同じ時間を塞ぎ込んで過ごすより、楽しく過ごした方がいいもんね。
例えば、同じ1分間を息を止めて苦しい思いをして過ごすのも、普通に息をしながら笑ったりして過ごすのも、どっちもゴールは同じなんだものね。
これからは、私は楽に生きられる方の道を選んで歩きながらゴールしようと思うよ。
2023-06-20 06:52:01
みだい
お誕生日おめでとうございます?
荒地の魔女も私は大好きなキャラクターですよ?
早速プロフ写真を変える行動力が流石のせとちゃんさんだと思いました
2023-06-20 06:14:34
せとちゃん
みだいさん、コメントありがとう?
「早速プロフ写真を変える行動力がさすがのせとちゃんだと思いました。」
→やったー!褒められたー!
まぁ、「善は急げ!」とか「思い立ったが吉日」とか言うしね。
私、ずば抜けて知恵や能力があるわけではないけど、スピードアップだけは手を動かせばできることだから、そういう意味での行動力はあるんだぁ!
荒れ地の魔女は、顔も二重顎もしわくちゃで、あんな見た目、あんなキャラ設定だけど、仲間には恵まれてるんだよね。
でも、小汚いとかではなく、ピアスをつけるくらいのオシャレや身だしなみは心得てるの。
「これだ!」と思いました!
2023-06-20 06:58:52
ケロちゃん
せとちゃん、お誕生日おめでとうござます!
チェリーも一緒の旅行も行けて、本当によかったです。
娘さんのお手紙もとても心のこもったお手紙でしたね。
心の優しい方なんだろうなと思いました。
せとちゃんは50代でも70代でも、私にとってせとちゃんはせとちゃんです。
尊敬できる方です。
どんなピアスが好きとか、これからも投稿待ってマース?
2023-06-20 09:52:14
せとちゃん
ケロちゃん、コメントありがとう?
本当に、チェリーも含めて家族全員で旅行を楽しめて、私は幸せものですよん。
プレゼントも、どんな高価なプレゼントより、このメッセージカードに込められた気持ちに勝るプレゼントはないよね。
もう、涙腺ゆるゆるです?
私はピアスの穴は開けてないんだけど、もしもお気に入りのイヤリングなどが見つかればまた投稿しますね。
2023-06-20 10:50:55
ゆうこりんこ
せとちゃん、
おぉ!同じです。なんて、簡単に書いちゃいけないかな・・・
私、今年の2~3月、治験の副作用で、めちゃくちゃ調子が悪くて。
からだ中が痛くて?歩くのも大変でした。
その時、一気に30歳くらい歳をとった感がありました。
からだが全然動かないから、筋肉がめちゃくちゃ衰え?
せとちゃんの文章を読んでいて、同じ感覚なのかな、と思いましたよ。
2023-06-22 11:18:12
せとちゃん
ゆうこりんこさん、コメントありがとう?
治験でも、相応の副作用を受け入れなきゃならないの、しんどいですね。
特に痛み。
こればかりは痛みの感じ方が人それぞれ違うから、痛み止めも何が合うのかわからないかもしれないし。
痛みは日常生活において四六時中感じるものだから、結構なストレスになるよね。
私は痛みも?、見た目の変化による心のストレスも?、この春からどちらも一気に襲ってきて、またその強さもかなり強いので、10年間の闘病生活において1〜2位を争うくらいの大きな衝撃を受けました。
こんなにメソメソしたの、本当に久しぶり。
だから、自分の考え方やポジションをしっかり捉え直す必要を感じました。
その答えが、「荒れ地の魔女」だったのです。
今日も先ほど写真付きの日記を投稿したけど、私の顔はまん丸になっているのがわかります。
メイク中の鏡に映る自分の顔はしわくちゃで、メイク後は多少しわが減るけど、数年前まで思い描いていた50代の自分とは程遠い見た目の自分が、鏡に映ります。
これが私・・・?
だから、私は50代の自分はなかったものとして、今を75歳くらいに設定すればそのギャップに苦しまずに済むんですよね。
あとは痛みかな。
痛み止めも飲むけど、痛みはどうにもならないですねー。
ただ、この飲み薬の次のレベルは、貼り薬タイプや点滴タイプの麻薬があって、そっちはもっと強く効くみたいなので、遠慮せずに先生に希望を出そうと思います。
私たち、何も悪いことしてないんだし、何も我慢する必要なんかないんですもんね!
ゆうこりんこさんは痛みはもう大丈夫なのかな?
お互い、今日も楽しく過ごしていきたいですね。
2023-06-23 06:42:47
ゆうこりんこ
せとちゃ~ん、
うんうん。わかるよ~!
わたしなんて、随分前から副作用で顔がぶつぶつだらけだよ~。
今年の2~3月は発疹が酷くて、顔を洗うのも大変?
見た目から来る心理的ストレスは大きいよねぇ。
からだの方は薬の変更で、だるさや痛みがだいぶ軽減されました。
でも、痛い時期に飲んでいた医療用麻薬は全然効かなかったよ?
どんどん医師に伝えなくちゃだよね。
2023-06-25 16:09:06
せとちゃん
見た目の異変もしんどいけど、ぶつぶつの発疹も地味にしんどいよね。
痛みというほどじゃないんだけど、痒いのってずっと付きまとうじゃん。
そう、辛さも薬の効き目も、どんどん医師に伝えた方がいいよね。
2023-06-26 19:30:45